専用のカードと借りたい本を持って通過するだけで手続きが済むゲート=和歌山県有田川町の町地域交流センターで2020年1月7日午前11時19分、最上聡撮影 和歌山県有田川町下津野の図書施設「町地域交流センター(ALEC)」で7日、「ウオークスルー型図書自動貸出システム」の運用が始まった。設置したゲートを通り抜けるだけで、貸し出し手続きが済む仕組み。事業に助成した公益財団法人「図書館振興財団」(東京都)などによると、全国初の試みだという。 ゲートは人が1人ほど通れる幅で、長さは約3メートル。外観は洋書が数冊並んだデザインで、本の中をくぐるイメージにした。利用者は専用のカードと本を持って通り抜けるだけ。ゲート内のセンサーがカードと本に付けられたICタグの情報を読み取…