羽田空港国際線の発着枠増加にともない、東京都心を低空で飛ぶ新ルートが運用開始されたものの、いまだ議論が続いている状態です。実際にそのルートを使う便に乗ったところ、景色はもちろん、そのほかで感覚的な違いがありました。 東京ドームや都心の光景がすぐ眼下に 2020年3月、羽田空港における国際線発着枠の大幅増加にともなって、効率的な空港運用のため、東京都心を低い高度で通る飛行経路、いわゆる「羽田新ルート」の運用が本格的に開始されました。 ただこのルートをめぐっては、都心上空を通ることの騒音問題はもちろん、一部メディアでは、着陸時の「降下角度」が一般的な3度より急な3.5度になることを懸念する声も見られます。では、機内から見た新ルートは、どのような感じなのでしょうか。 拡大画像 羽田空港のJALとANAの飛行機(2020年3月、乗りものニュース編集部撮影)。 6月15日の福岡発羽田行きJL320便