KADOKAWAが2月13日に発表した2019年4~12月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.3%減の1501億7700万円、営業利益が約2.7倍の84億6000万円、最終損益が78億8200万円の黒字(前年同期は21億6900万円の赤字)だった。子会社ドワンゴが担うWebサービス事業が大幅な黒字に転換し、増益に貢献した。 Webサービス事業の業績は、売上高が前年同期比4.1%減の191億3600万円、営業損益が24億3900万円の黒字(前年同期は7億円の赤字)。前年度から進めている、不採算事業の廃止などの構造改革が黒字転換に寄与した。 動画サービス「ニコニコ動画」の有料会員数は、19年12月末時点で167万人。9月末から4万人減少し、減益要因となった。減少幅は、17年9月末~12月末の14万人減、16年12月末~17年3月末の9万人減などから縮小したが、下げ止まらない状況だ。 一方、企