Linus Torvalds氏は6月3日、Linuxカーネル4.17のリリースを発表した。古いアーキテクチャのサポートが削除されるなど、コードベースのクリーンナップが進み、CPUスケジューラーの読み込み予測も改善した。 4月に公開されたバージョン4.16に続く最新リリース。7回のリリース候補(RC)を経ての公開となる。コード名は「Merciless Moray」。 ファイルシステム関連ではF2FSの性能と整合性を強化し、EXT4では問題を生じる可能性のある悪意あるコンテナイメージからの保護が加わった。XFSではlazytimeのサポートが追加されている。 カーネル内でTLSプロトコルをサポートした。コードベースのクリーンナップを進め、Blackfin、CRIS、FRV、MN10300など8種類のアーキテクチャのサポートが削除された。POWER4/POWER4+もサポート対象外となった。Io