8日公開された小沢一郎・民主党幹事長の資産等報告書や登記簿によると、小沢氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先候補になった名護市辺野古沿岸部に近い宜野座村漢那明記原(かんなみいきばる)に約5200平方メートルの原野を2005年11月28日から個人名義で所有していた。 草木の生い茂った未造成の原野は、エメラルドグリーンの太平洋をのぞむ沖縄本島中部の東海岸にあり、樹木が密集する急な斜面を抜けた先に広がっていた。 抵当権がついていないため現金で購入したとみられるが、購入価格は不明。地元の不動産業者は、当時は1坪3万〜4万円程度だったとして、「5000万円前後だったのではないか」と試算した。 200メートルほど先にリゾートホテルのコテージ棟などが立つ以外、周囲は墓地や畑ばかりで、一帯の地価は下落傾向が続いている。「絶壁もあって開発の難しい土地。みんなどうしてあんな所に土地を買ったんだろう