旧オウムを離脱した上祐史浩氏、独占インタビュー(上) 「私たちは麻原彰晃元代表への崇拝をやめます」 及川 健二(2007-05-07 05:00) オウム真理教(現・アーレフ)による地下鉄サリン事件から12年が経った。犯行に関わった信者はのきなみ逮捕され、公判を通じて教団が関わった事件の全貌はほぼ明らかになっている。 オウムは1989年11月に当時、対立関係にあった坂本堤弁護士一家を殺害し、94年6月には長野県松本市でサリンを撒いて7人を殺害し、95年3月には東京の営団地下鉄電車内5車両でサリンを噴霧し12人の命を奪った。他にも教団と敵対する人物へのVXガスやサリンをつかった攻撃や、拉致・殺害が明るみに出ている。教祖だった麻原彰晃氏は2つのサリン事件をはじめ13の事件に関わった首謀者として1審、2審ともに死刑判決が下り、2006年9月15日に刑は確定した。 オウム教団は96年1月に宗