インフォームドコンセントのコスト - NATROMの日記 インフォームドコンセントinformed consent。このインフォームドコンセントの精神が医療法に盛り込まれたのは、1997年のことで、以来、何度もマスメディアに登場し、現在の医療制度のなかでは尊重されて当然とみなされている。これを無視したDr.(医師)主導の医療行為は、たぶん“訴訟に負ける”だろう。 しかし、このインフォームドコンセントの成立/不成立を巡ってのトラブルは絶えないし、選択肢の十分な説明を行っても、主体的決定よりも「先生にお任せします」の一言を選ぶ人はまだまだ多い。そして「先生にお任せします」というスタンスは、詳しさを優先した説明と理解*1や、分かりやすさを優先した説明と理解*2を付け加えても変わることが無い。それなら主体的決定があるまで待ちましょう…と言いたいところだが、人体はナマモノだし、腫瘍細胞は刺身よりも足