5月24日、NECはコンピュータ内部で利用されるPCI ExpressバスをEthernetの物理層を利用して筐体外に拡張する技術「ExpEther」(エクスプレスイーサ)の商用化について発表を行なった。PCIスロット数が少ないコンパクト筐体での拡張性確保や、コンピュータ本体とインターフェイスの分離などの用途が想定される。 スケールアップ型性能向上の手段として NECのExpEtherの技術開発に関しては、5年以上前の2006年12月6日付けで発表が行なわれているものだ。当時の発表文に添付されたボードの写真と今回発表された商用製品を比較して見ると、チップの小型化や統合が行なわれているようで、いかにも手作り然とした試作ボードが洗練された経緯が覗えるが、一方で“技術はできたものの、商用化に向けた具体的な用途や市場が見えにくい”という問題もあったようだ。 ExpEtherは、PCやIAサーバーの
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