ビルマ(ミャンマー)がサイクロン「ナルギス」の被災に遭ってから1年が経過したが、救援活動を行ったがために逮捕され、いまだ拘禁されている人びとが21人もいる。アムネスティ・インターナショナルはビルマ軍政に対し、これらの良心の囚人を即時無条件に釈放するよう求める。 東南アジア諸国連合(ASEAN)もまた、加盟国であるビルマに対し、これらの人びとの釈放を要請すべきである。ASEAN、ビルマ軍政、国連の3者が連携して大規模な救援活動を調整するにあたり、ASEANは最も強力な推進力となる。救援活動に携わる人びとが脅迫されたり逮捕される恐れなく活動できるよう、ASEANは保証する義務がある。 サイクロン発生後、ビルマではあらゆる階層から集まった人びとが、個人から寄付された救援物資を分配する作業を協力して行い、被災地の復興に尽力してきた。 「これはサイクロン災害の語られざる一面だ。救援活動が進むと同時に