2013年6月、大田区蒲田支所へ生活保護の申請に訪れた男性が「水際作戦」(*1)に遭い、POSSEのスタッフが同行したことで申請できたものの、翌日に呼び出されて申請の取り下げを強いられるという事件が発生しました(*2)。 私たちは、この事件を由々しきものと考えています。大田区の窓口で何が起きたのか、大田区がとった対応にはどんな問題があるのか、これは大田区の特殊な問題なのか。2回に分けて報告します。 *1 生活保護の申請を拒否し、その人が生活保護を受けられる状況にあるかどうかの判断を行なわないまま追い返すこと。 *2 この事件について生活保護問題対策会議全国会議と共同して記者会見を行なった結果、いくつものメディアで報道されることとなりました。 ・毎日新聞「生活保護:自治体の門前払い NPOが「水際作戦」公開」(2013/08/06) ・毎日新聞「生活保護:門前払い→受理→取り下げ強要 同行者