大今良時によるベストセラーコミックを、京都アニメーションによって映画化した映画『聲の形』。少年少女たちの心を真正面から描く作品に、監督を担った山田尚子は「覚悟しかなかった。腹をくくりました」と、並々ならぬ意気込みを持って挑んだという。アニメーション界の新鋭にして青春劇の名手でもある山田監督は、どのように少年少女たちに向き合ったのか。 【関連】映画『聲の形』フォトギャラリー 本作は、かつてガキ大将だった将也と、聴覚障害を持つ少女・硝子が、様々な出会いや経験を通して成長していく青春ストーリー。山田監督は「大今先生のむき出しの思いが詰まった作品なので、こっちもむき出しにならないとと思って。嘘をついてはダメだと思いました。自分の小学校や中学校の時の痛い気持ちや、寂しい気持ち、楽しい気持ちもですが、いろんなものを引き出されていくようで。改めてすごい作品だと思いました」と原作に敬意を表し、体当たりでぶ