東海大学で11月29日、講演会「AIDS 当事者のちからが社会を変える!〜ブラジルの当事者運動〜」が開かれた。講師は、ブラジル人社会活動家のジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさん。当日は学生など約50人が聴講した。 アラウージョさんは、HIV陽性診断を受けたのち、相互支援や権利獲得運動に参加。世論を動かし政策を変えようと当事者運動のリーダーを務めてきた。日本ではHIVの感染が拡大しているといわれるが、ブラジルでは避妊具が無料配布され、HIV抗体検査も普及してきたという。 講義では、ブラジルでの取り組みについて説明。実際にブラジルで使われたキャンペーン用のポスターや性教育の様子などが紹介された。同氏は「日本では公で話題にしにくいかもしれないが、文化の違いに逃げないでほしい」と話した。
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