キリスト教とレズビアンの存在 続けて堀江さんは「キリスト教とレズビアンの存在」と題して講演した。1970年代から北米のプロテスタント教会では「教会は同性愛を受け入れることができるか」をめぐる議論が広まったが、その中心的なテーマは三つあったという。 ① 聖礼典を執行する牧師の資格を認めるか、② 教会の構成員(信徒)としての資格を認めるか、③ 同性間「結婚」の誓約、儀式を執行することを認めるか否かだ。 もともと同性愛者を排除する規則は、多くの主流教会には存在しなかった。このうち②はほとんど議論にはならないが、現在は①と③について議論されているという。カトリック教会は一般的に「同性愛者の存在」を認めているが「同性間の性行為」は自然に反するとして禁止している。韓国ではキリスト教保守派が激しい反発を示しており、ソウルのクィアパレードでは、プロテスタント保守派キリスト教団体が、パレードのトラックの前に