2009年7月24日のブックマーク (1件)

  • お笑い進化論 (青弓社ライブラリー) | 自同律の不可解

    現代のお笑いを論じた。著者は、パラレル・ワールド(P世界)という概念を持ち出して、批評的にお笑いを切り刻んでいく。たとえば、アンジャッシュの取り違えコントや、インパルスの「キセル」コント、それぞれは現実世界(R世界)と虚構世界(P世界)が相互に入り組むことによって、観客に宙吊り状態を引き起こすのだと。なるほど、ゼロ年代のお笑いを紐解いていけば、そのような構図が浮かび上がりもする。しかし、それでは「お笑い」というものの謎を解き明かせはしない。私も私で一時期真剣にお笑いを見ていたので、思うところはあるのだ。 まず、私は「お笑い」を「笑い」と弁別するところから始めねばならないと思う。「笑い」は数々の作家がそうであったように、文学に成り得はするが「お笑い」は決して文学にならない。それは何故かと考えるに「お笑い」は「笑い」をベースとした「メタ笑い」的文化だからである。テクストをベースにして論じ

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    punch-line 2009/07/24
    すべり芸