写真●Trapsについて説明する、米パロアルトネットワークス、プロダクトマーケティング・ディレクターのセバスチャン・グッドウィン氏 次世代ファイアウォールを手がけるパロアルトネットワークスは2015年5月19日、社員のパソコンやサーバーなどで動作する標的型攻撃対策ソフト「Traps」(画面)を発表、同日提供を開始した。従来型のウイルス対策などとは異なる仕組みを採用し、OSやソフトの脆弱性を突く攻撃をリアルタイムに防御する。 標的型攻撃の第一段階となる「エクスプロイト」と呼ぶタイプの攻撃を防御できる。WebブラウザーやPDF閲覧ソフトなどの脆弱性を突く攻撃で、マルウエアをダウンロードして侵入のための「裏口」が作成される恐れがある。 特徴は、対象マシン上で動作してリアルタイムに防御すること。ソフトを実行すると同時にTrapsの機能も立ち上がり、主にメモリー破壊型の攻撃から守る。エクスプロイト攻