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Ⅵ書評の検索結果281 - 320 件 / 378件

  • ベストセラーの構造 - 花見川の日記

    ベストセラーの構造 (ちくま文庫) 作者: 中島梓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/12メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る1月ごろ読んだ本。 I11先生が絶賛してたのでamazonで購入して読んでみたんだが、なかなか良い本だった。 「ベストセラー≠良書」の話を情報化社会(と言ってもまだネットが無い時代の話)と”日本”っていう巨大なムラ社会のモデルから説明していて、非常に勉強になった。 特にこのベストセラーのモデルをはてブの人気エントリに置き換えて読むと、笑ってしまうくらいに当てはまるのが個人的に面白かった。 後半がちょっと文章に酔ってる感があるのがアレではあるが、全体としてはかなりタメになる本という印象。 具体例や一部理解が追いついてない箇所があるので再読のために本棚に置いておく。

      ベストセラーの構造 - 花見川の日記
    • 『いじめと現代社会』販促キャンペーン - 女教師ブログ

      読書 いじめと現代社会――「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ――作者: 内藤朝雄出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2007/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー) この本は社会学の本ではない。もちろん理論書ではない。概説書でもない。純然たる"一般"書である。社会理論なんて知らなくても日本教育史なんて知らなくても、「いじめ」問題、「教育」問題に対する想像力がありさえすれば読める。そして大いに影響を受けるはず。買うべし*1。 「努力」のあまりに一面的なとらえ方様ざまな生の領域で努力して生きている人が、たまたま仕事をして金を稼ぐという特殊な局面でパートタイマーであった場合、それをもって努力して生きていないといった見方をする「教育社会学」の階層論的な決めつけは、まちがっていると思います。(p.34)学校で勉強して高収入になる努力を一人ひとりがするようになることを、解決と錯覚する「教育社会

      • ルサンチマンって新中流層辺りから出てるのかねぇ: muse-A-muse 2nd

        そこで展開されている問題意識というか、対象が似てるなぁ、と。 「公共性」論のほうはロールズやらノージック、アレント、アガンベン辺りの公共性関連の話が簡易にまとめられてるということで重宝しそうだなと思って読み始めたんだけどけっこうめんどくさい文体でなかなか読み進まず最近の糞詰まり的フラストレーションの原因になってたように思うんだけどそんなこといってても仕方ないのでちょこちょこ読み進めるようにしてる。…かたつむりの歩み んで、まだ途中なんだけどそこで出てきた「他律的リベラリズム」という概念が最近の関心にフィットしてるな、と。東浩紀が「動物化」として指摘してる層とほぼ同じということなんだけど。曰く、「他律的リベラリズム(ひ弱なリベラリズム)は自らを支えるリベラルな法と秩序を構築、維持して自己統治することはできず、統治を他者にゆだねる」、と。社会的枠組みを超えることには興味を示さない。たとえばso

        • blog49:中小企業に就職する7つのメリット - livedoor Blog(ブログ)

          1.転居が絡む転勤が少ない 中小企業は支社・支店が少ない。異動も限定的でときに海外に行くことはあるけれども転居になるような転勤は少ない。田舎に帰る理由の多くがこれかも知れない。大企業でもエリア○○職というのがあるけれども、一般の総合職とはラインが違うケースが多いのでここでは除く。とはいえ、中小企業でも「3年ほど中国行って」と忠告されるケースもあり。 2.人間関係が固定的ながら累積する 異動によって転居すると人間関係を一から構築する必要がある。学生時代の友人に会うのも容易でなくなるし、社会人になってからの知人も疎遠になりがち。異動の範囲が限定的ならば固定的ながら培った人間関係・人脈が(特に地元などの場合)累積する。 3.出世・昇進が容易 企業が小さいということはそれだけ目が行き届きやすいということ。明確な評価基準が定められていないケースが多いが「できる・できない」の共通認識は作られやすい。自

          • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

            はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

              はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
            • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

              2024夏休み旅行 神戸・2日目【前編】 zfinchyan.hatenablog.com ↑1日目はこちら 6:50 わたしと夫だけ先に起床 前日に買っておいたお芋のパンで朝ごはん 昨日の疲れからか、なかなか息子たちが起きてこなかったので、ゆっくり寝かせてから10:00にホテルの下にあるプレイゾーンに行って、パターゴルフやバス…

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              • 『川端裕人さん、ありがとうございます。』

                川端裕人さんが今月号の婦人公論で芹沢一也さんと対談されています。ブログにも掲載いただきありがとうございます。 http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2007/09/post_159b.html 「何度でも紹介するけれど、この本はすごいです。メディアの論調を確実に変えたと思う。」 って、ありがたいです。うるうる。もちろん『犯罪不安社会 』の前にも『「ニート」って言うな! 』だったり『治安はほんとうに悪化しているのか 』などの本があってこそ、出せた本ではないかと思います。私も企画段階で版元の編集者に説明するときに、よくひきあいに出して言ってました。川端さんは『犯罪不安社会 』を何冊も購入いただいて、いろんな方に配ってくださってる、とも伺いました。ほんとにほんとにありがとうございます。 婦人公論本誌を読んでいただきたいので、少しだけ抜粋。 --PTA

                • Webマガジン幻冬舎 - 第三十回「サバイバル食育のすすめ『食の共同体─動員から連帯へ』」の巻

                  作ったネタが「いいネタ」かどうかは“排水溝”が知っている!? 岡本雄矢 世の中の #トホホ を拾い集めては披露してくれる、歌人芸人の岡本雄矢さん。今日はウケても、次回はスベるかもしれない…そんな悩みを、小石に聞いた! 『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』『セ...

                    Webマガジン幻冬舎 - 第三十回「サバイバル食育のすすめ『食の共同体─動員から連帯へ』」の巻
                  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

                    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

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                    • 「関係の空気」 「場の空気」 読了 - fuzzy Weblog@hatena (更新終了)

                      『「関係の空気」 「場の空気」』冷泉彰彦著を読み終わりました。 日本人(日本国内)のコミュニケーション形態の説明と問題について、「空気」という概念で説明した本。『空気の研究』山本七平著という本が元ネタになっているらしい。 「空気」という概念に納得して受け入れたらダメでしょ。特に言語を使うことを生業とする作家やプログラマーの場合は! この本の中で色々な事例をあげていますが、そういう事例の積み重ねが「空気」ってことかな? そういう「空気」に乗って生きていけばいいかな? と思わせる力があるように見えます。でもね、こういうときはシンプルに考えましょ。 人間同士の行動や結果に着目した場合には、「空気」という概念(アイデア)は便利かも知れません。しかし、人間の性質に着目した場合には、単に言語能力の未成熟さという問題なのです。 人間は、言語能力についておおむね次のような成長過程を経ていきます。 とりあえ

                      • 子規の看護論 - Arisanのノート

                        正岡子規が脊髄カリエスのため病床からまったく動けなくなった時期の随筆は、いま岩波文庫でそのすべてを読むことができる。 ぼくはこの一連の文章が昔から好きなのだが、母親の介護をするようになってから、少し別の視点で読めるようになったところがある。 『病床六尺』のなかから、「看護(介抱)」ということについての考えを書いている部分を引いてみよう。 子規は、その晩年(といっても三十代半ばで亡くなるが)、もっぱら母と妹(律)の二人によって介護されていた。もちろん、自宅においてである。 7月16日の日付がある六十五で、病人の苦楽にとっての最大の問題は、「家庭の問題」、すなわち「介抱の問題」である、という記述が出てきて、それから数日この話題となる。そして、自宅で介抱にあたるのは結局「家族の女ども」であり、病人の介抱のためにこそ、教育は女子に必要である、との暴論を吐く。 子規の女性蔑視的な考え方は、当時の時代

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                        • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

                          私、餡子のためなら逆立ちだってしますよ。 こじらせている。 食べたいと思ったら食べたいのである。 ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつが食べたいと思えば、あんみつは今すぐ作って食べなくてはいけないものになる。食いしん坊の思考は凄まじい。 子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の…

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                          • Amazon.co.jp: きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫): 光昭,岩合: 本

                              Amazon.co.jp: きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫): 光昭,岩合: 本
                            • 小括 - モジモジ君のブログ。みたいな。

                              まぁ、一連のやり取りで浮き彫りになった問題について、それほど簡単に理解できることなら、これまでにもあちこちで起こっていた紛争はもっと違った展開になってよかったはずであって*1、それぞれの考え方がすぐさま劇的に変わるようなことはない、なんてことはむしろ当たり前。「チャンスは準備された心に降り立つ」。玉石混交絢爛豪華なブクマコメを眺めつつ、その混迷ぶりを愉快に思う。 ただ、そこで語られたことに実質があるなら(まぁ、あるに決まっている。と呪いをかけておこう)、それは何事かをゆっくりと変えていくだろう。元々そのように考えてた人は、明示された文言を通じて再び分かるのだし、それはただの再確認に止まらず、その人のふるまいや思考に自信と深みをもたらすだろう。どうしても賛成できない人にしても、そこでイライラ感を通じて考えること自体は嘘ではなく、「突然変異」のようなことは不快感や反発を潜り抜けながら考えること

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                              • 筒井康隆がウケた背景みたいなの: muse-A-muse 2nd

                                これについてはちょっと前のエントリでも少し触れたんだけど muse-A-muse 2nd: ルサンチマンって新中流層辺りから出てるのかねぇ 中流層の教養ダダすべり問題っていうか動物化うんぬん問題とも絡むんだけど、読み進めてたら筒井康隆について言及してる箇所が出てきてそれがたんぶらーでたまたまみたエントリとリンクしたものでメモ的に。 むーたん - この小説は一日一話ずつ掲載という新聞連載の特性を利用し、その日の掲載分を読んだ読者からの、投書やASA... (※以下、「朝のガスパール」についてのwikipediaの引用から孫引用) この小説は一日一話ずつ掲載という新聞連載の特性を利用し、その日の掲載分を読んだ読者からの、投書や ASAHIネットのBBSへの投稿を作品世界に反映させ、虚構と現実の壁を破るという実験的手法がとられた。具体的には、投書や投稿により物語の展開に対して読者が作者に要望を出

                                • ハマータウンの野郎ども - REV's blog

                                  今月の電撃文庫、15冊中13冊を読了。「もう、ゴールしてもいいよね?」という気分になって、放置していたハマータウンの残りを読む。 8章冒頭の、 労働者階級の若者たちは、どのようにして、なにゆえ、伝統的に労働者階級のものとされる職域をあたかもみずからの意思で引き受けるようになるのか 学校に不満を持つかなりの数の生徒たち(略)、この反抗的な少年たちは、彼らを取り囲む現実に対する部分的な洞察を通じて、また手の労働にたいする幻想的な価値付与を通じて、しかるべくそのように行動するのである。 というのが、まあ、主題というか。 「大人なんて嘘っぱちだ。机の上で書類扱っている奴は何も作りだしちゃいねぇ。俺たちは男らしく生きるぜ」という対抗文化が、進んで肉体労働に携わる人間を産み出す、みたいな話。 ちょっと追記 この本が書かれたのは労働党政権で、割と進歩的な教育政策をとる教師を、「野郎ども」は腰抜けとみてい

                                    ハマータウンの野郎ども - REV's blog
                                  • 「正直じゃいけん」 町田康 - ドロップキックアウト

                                    町田康のエッセイ集。たまに町田康さんのわちゃわちゃした感じの文章を読むと落ち着く。わちゃわちゃつっても悪い意味じゃなくて、あの、例の、町田文体といいますかそういう感じの。しかし後半書評といいますか真面目な文章を書いているのを読むと、この人の文章は真面目な方向に行けば行くほど面白くなるのかもしれないなあなどと思うのですけどもどうなんでしょうね。って不真面目な文章がつまらないっつう話ではなくて、むしろ逆にふざければふざけるほど面白いと思っていたのだけど、小説にしろエッセイにしろ真面目に書いた文章はきっちりこっちの胸になんかを残してくれる。というかこの人の立ち方は基本的に斜めであって、頭の中は至極常識的であるにも関わらず、それをそのまま出してくるのではなくて回りくどく出してくるわけですけども、ふざけることをあんまり許されない時にはそれなりに真面目に書いてこられるので、びっくりしてしまうというか、

                                    • 貧しさ | KOYASUamBLOG2

                                      岩田正美さんの『現代の貧困』筑摩書房を読みながら思ったこと。 貧困とは何かを定義することは難しいことなんだ、ということ。 生命維持を基準に計測されていた時代。 社会文化的要素を加味して計測するようになった時代など、その計測法の変化などが記してある。 例えば、週に4回以上朝食を抜くと貧困、という指標を作ったりしていたそうだ。 試しに学生に聞いたら、15%くらいいた。 この数値が、現代の貧困率からすると少々学生の方が少ないということなども知った。 一番、やっぱりそうなんだと思ったのは、貧困の年齢別、性別の数値。 若い世代の貧困率が高いことが示されているが、貧困体験率という数値で見ると 女性であること、既婚か未婚か、学歴によってそれが大きく変化すること。 どちらが貧困であるかは明らかなので数値は書きません。 その比率は因子分析なんかで相関があることを演出何かしなくてもいいほどにはっきりしている。

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                                      • 村上春樹、2007、「走ることについて語るときに僕の語ること」: muse-A-muse 2nd

                                        2006年の6月ぐらいからジョギングをはじめてぼけーっと続けてるんだけど最近になってちょっと楽しくなってきてる。たぶんついったーでhebomeganeなんかのアドバイス聞いたりして刺激受けたからだと思うけど、そのほかに距離が伸びたからかなぁ、とか。 始めた頃は3kmぐらい走ったらもう足がガタガタで呼吸も乱れまくりだったのにいまは8kmぐらい走ってても歩いてるときと呼吸が同じ。12km走り終わってもスタミナ面ではまだ走れる感じがする。なのでこれからしばらくは足の筋力を鍛えたほうがいいのかなとか。5km走るのが苦しかったときもスタミナ切れではなく脚がしんどくなってる問題が気になって走り終わった直後に足の筋トレするようになったら走れるようになったし。(ちなみにスクワットとか鉄アレイもっての背伸び運動やらを地味にやってた) あと、最近だとこの本の影響もあるかな まだ全部読み終わってないので全体的な

                                        • もらえないと生きられない、もらいはじめると死にたくなる~『生活保護が危ない』 産経新聞大阪社会部著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン

                                          〈「普通に暮らしていきたい」と思っていても、リストラや病など、ほんのわずかな偶然が重なれば、いつ貧困に陥ってもおかしくはない〉 本書のこの指摘に、あなたは「そうかもしれない」とうなずくだろうか。それとも、「そんなばかな」と鼻で笑うだろうか。 いま自分の身に降りかかっていなくても、現代の日本において貧困は身近になりつつある問題だ。 もっとも、関心はほぼ「貧困は増えているのか」という数値的な問題に集中している。ニュースで、やはり増え続ける生活保護の現状に触れる場合も、大抵は、「弱者切り捨て」の行政バッシングか「不正受給」の受給者モラルバッシング、そのどちらかで語られてしまう。 だが、「弱者」のはずの人が事件を起こすこともあれば、「強者」である行政側が真剣に手を差し伸べることもある。入り組んでいる現実から目を逸らし、善悪や強弱の二元論で斬ることは、結局はこの問題の本質から遠ざかることになるのでは

                                            もらえないと生きられない、もらいはじめると死にたくなる~『生活保護が危ない』 産経新聞大阪社会部著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン
                                          • すこやか日記 「ヒステリック・サバイバー」感想

                                            ナミビアの砂漠 冒頭カナ(河合優実)が「どうしたの、元気ないね、食べてないじゃん」と女友達のドリンクを一口すくって差し出すのは自分もやりそうだと思う、何となく。「ぼく?」「すぐに?」とハヤシ(金子大地)の言葉をそのまま繰り返すのも自分がやりそうだと思う、分かってい…

                                              すこやか日記 「ヒステリック・サバイバー」感想
                                            • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

                                              トルコ水紀行 -前編 イスタンブール- みなさんこんばんは、地図子です!8月は久しぶりに毎月更新にしようと思います。今までずっと名古屋について書いてきましたが、ワープして・・・ トルコについて書きたいと思います。 2024年6月に念願のトルコに行ってきました。いつからトルコに行きたかったかわから…

                                                はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
                                              • 日本の未来がつみ取られていく / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社

                                                偽装請負によって日本の活力は減退する ここで、「偽装請負」冒頭の、自殺した上段さんの事例に戻ろう。 上段さんは、海外留学を志す、意志的な人物だった。もしも彼が生き続け、留学を果たして帰国したら、その生涯の生産性はかなり大きなものになっただろう。偽装請負の過酷な労働は、単に一人の人間の命を奪っただけではなく、未来の生産性の可能性を閉ざし、その分、日本の経済活力をも削いだのである。 人の一生という観点で偽装請負をはじめとした労働環境の圧迫を考えると、あらゆる意味において「未来の日本国の活力を削いで今の企業収益を上げるシステム」であることが分かる。 きつい労働と低賃金と不安定な身分保障の中で、労働者は自己研鑽(けんさん)の機会を失う。それは、未来の日本の労働生産性を低下させるだろう。 低賃金と長時間労働で、結婚や育児もままならないとすれば、偽装請負は日本の少子化を促進するということでも

                                                • つれづれ菊 スーザン・ピンカー『なぜ女は昇進を拒むのか』

                                                  音楽・読書(書評)のレビューを中心に思うことを日記風に記しています。時系列で追っていくと退屈なので、興味があるカテゴリを追うのをオススメします。 2024.01 << 1234567891011121314151617181920212223242526272829 >> 2024.03 男女の性差や価値観についての本。仕事に関する話題が中心です。 女性への差別を無くすというと、女性が男性のように働ける環境を作る、という議論になりがち。だけど、女性には女性固有の価値観があり、男性と同じではない。また、「学習障害、注意欠陥障害、自閉症スペクトラム障害の発症率は、男児のほうが女児より4倍から10倍も高く、不安障害やうつ病は女児が男児の二倍にのぼ」ります。男女の性差や固有の価値観を理解しなければ差別は本当には無くならない。 今だと女性が男性のようにバリバリ働かないと昇進できない、という風潮になっ

                                                  • ブラバン / 津原泰水 - novtan別館

                                                    ブラバン 作者: 津原泰水出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/09/20メディア: 単行本 クリック: 29回この商品を含むブログ (119件) を見る評判が高かったので楽器吹きとして読んでみる。別の話になるけれど、ミステリ界で吹奏楽と言えば黄金色の祈り 文春文庫 作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/11/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 232回この商品を含むブログ (35件) を見るだけど、これはあまりにも痛くて後味の悪い小説でした。でも実際にやっていないと書けないし、面白かったけれども。で、「ブラバン」。いきなり広島弁が目に飛び込んでくる。広島県バイリンガル(ただし聞き取りのみ)の僕としては違和感は無い。 過去と未来が錯綜としながら、淡々と話が進んでいく。過去の事件。楽しく、そして痛々しい青春。思い出は美化されるものだ。フィクション

                                                      ブラバン / 津原泰水 - novtan別館
                                                    • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

                                                      仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な本年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…

                                                        はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
                                                      • 上場しないメリット - atutake's diary

                                                        「へんな会社」のつくり方 (NT2X) 作者: 近藤淳也出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2006/02/13メディア: 単行本購入: 62人 クリック: 1,985回この商品を含むブログ (1100件) を見る 『「へんな会社」のつくり方』を読んだ。株式会社はてなの話である。 同社ではたとえば ・会議は立ったままする ・開発合宿に行く ・図書館で仕事してかまわない ・週休二日だけれど好きな時にとって良し といった現象が取り上げられて「へんな」会社といわれる「はてな」だけれど、業務内容や考え方は実はちっとも「変」じゃない。極めてまともだ。 その「はてな」は上場してもちっともおかしくないぐらいの業務内容であり、規模でもあるけれど頑に(かどうか本当のところはわからないけれど、とりあえずいまのところは)上場を拒んでいる。あえて上場しない道を選んでいるのだ。 あるいはツバキ・ナカシマという会社が

                                                          上場しないメリット - atutake's diary
                                                        • 夏目漱石著 『坊っちゃん』 - 犯罪被害者の法哲学

                                                          犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 川上未映子氏の『乳と卵』のラストシーン、生卵を顔にぶつける場面を読んでいたら、なぜか『坊っちゃん』のラストシーンを思い出したので、十数年ぶりに読み返してみる。明治以来、無数の作家が文壇にも登場できず無名のままに消え、あるいは有名になっても長く続かずに消える中にあって、夏目漱石はなぜこれほど長く親しまれているのか。本人はお札の肖像画にもなり、作品は小中学校の教科書にも載り続け、『坊っちゃん』は球場や電車の名称にまでなっているのはなぜなのか。 こんな一節がある。「生徒があやまったのは心から後悔してあやまったのではない。ただ校長から、命令されて、形式的に頭を下げたのである。商人が頭ばかり下げて、狡い事をやめないのと一般で、生徒も謝罪だけはするが、いたずらは決してやめるものでな

                                                            夏目漱石著 『坊っちゃん』 - 犯罪被害者の法哲学
                                                          • 大井玄著 『「痴呆老人」は何を見ているか』 - 犯罪被害者の法哲学

                                                            犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 p.59~ p.124~ グループホームの居間で、幾人かの女性が和気あいあいと談笑しています。アルツハイマー型の認知症と診断された方々で、どうも会話の内容がバラバラです。 「主人なんてやっかいなもんです。でもいないと困るし……」 「そうそう、うちの息子が公認会計士になりましたんで忙しくてね」 「あら、いいじゃないとっても。浴衣を着ればステキに見えるよ」 認知症のケアにあたる人の間でよく知られた「偽会話」ですが、「共に楽しむ」という情動レベルでは、コミュニケーションは立派に成立しています。論理より雰囲気、情報より情動が、生存にとって基本的に重要なのです。哺乳動物だけが情動という働きを発達させたのは、情動のない生物より生存に有利だからでしょう。コトバを用いた知的活動を細かく

                                                              大井玄著 『「痴呆老人」は何を見ているか』 - 犯罪被害者の法哲学
                                                            • IdeaFlow ウーマンリブと80年代フェミニズムの歴史 -「民主導」から「官主導」へ-(『ザ・フェミニズム』をマトモに読む②)

                                                              上野 千鶴子 小倉 千加子 おすすめ平均 対談のいいところが出ている どつき漫才で学ぶフェミニズム 浅くも深くも楽しめる! フェミへの距離が縮まる フェミ嫌いにもお勧め Amazonで詳しく見る by G-Tools 今回の内容を要約しますと、タイトル通り『ウーマンリブと80年代フェミニズムの歴史 -「民主導」から「官主導」へ-』といった感じであります。 まず、「ウーマンリブ」と「フェミニズム」という言葉の使われ方および当時の状況に関して、お二人には認識の違いがあり、 小倉:(略)ウーマンリブがフェミニズムと名前をかけてからは、官主導だったのは事実なんじゃないですか? 上野:「あなたが出会ったのは」と限定してください。 小倉:私が出会う前に、ウーマンリブじゃないフェミニズムで、民主導の草の根フェミニズムがあったということですか? 上野:運動を細々とやっている人は、そこらじゅうにいましたよ。

                                                              • 岩田隆信著 『医者が末期がん患者になってわかったこと』 - 犯罪被害者の法哲学

                                                                犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 p.144~ 午前中、昨日のMRIの結果を河瀬教授より聞く。Ope(手術)はほぼパーフェクトに近いが、hippocampus(海馬)内側に沿った部分にGd enhance(造影剤で濃く強調)される部分あり。血管のsacrifice(犠牲)のためのinfarction(梗塞)であろうと思われる。術中のpatho(病理検査)ではGrad(悪性度)Ⅲということだったが、術後の検査で、恐れていたとおり、glioblastoma(神経膠細胞腫)であった。死刑の宣告と同じである。残された時間は1年しかない。今後の不安が一気に突き上げ、頭の中を駆けめぐる。 もはや決定的な状況でした。この日の検査結果で、怖れていたとおり、最悪のグレードⅣ。平均余命わずか1年のglioblastomaと

                                                                  岩田隆信著 『医者が末期がん患者になってわかったこと』 - 犯罪被害者の法哲学
                                                                • 川上未映子著 『乳と卵』 - 犯罪被害者の法哲学

                                                                  犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 「あたしは勝手にお腹がへったり、勝手に生理になったりするようなこんな体があって、その中に閉じ込められているって感じる。んで生まれてきたら最後、生きてご飯を食べ続けて、お金をかせいで生きていかなあかんことだけでもしんどいことです。・・・それは妊娠ということで、それはこんなふうに、食べたり考えたりする人間がふえるってことで、そのことを思うとなんで、と絶望的な、おおげさな気分になってしまう。ぜったいに子どもなんか生まないとあたしは思う」(p.32) 「受精して、それが女であるよって決まったときには、すでにその女の生まれてもない赤ちゃんの卵巣の中には(そのときにもう卵巣があるのがこわいし)、卵子のもと、みたいのが七百万個、もあって、このときが一番多いらしい、・・・生まれるまえの

                                                                    川上未映子著 『乳と卵』 - 犯罪被害者の法哲学
                                                                  • 静かで動物的な実際の政治と、道化の役割 - 雑種路線でいこう

                                                                    たぶん昔も今も実際の政治って静かだったと思うんですよ。目についたり報道される紛争とか討議って、セレモニーかカタルシスかハプニングであって、大衆の支持を得たりズレを補正したりガスを抜く儀式に過ぎず、実際の政治は水面下で個別的に詰め将棋のように進む。そこには友も敵もなく、目的に合わせて集散離合する利害関係者の泡宇宙が広がっている。古代ローマの民主主義から絶対王政を経てテレポリティクスの現代に至るまで。 では絶望や希望を騙り扇動する道化は道化でしかないのか。否、議論の前提や焦点は、馬鹿げた喧噪の中で相場観が形成されることもあるのではないか。専制政治でさえ統治の論理と輿論の支持によって支えられていたことを我々はつい忘れがちではないか。 叫びたければ希望を叫べ。それはこだます沈黙となろう。 立ち上がるというなら共闘しろ。それは影さす沈黙となろう。 生き延びるためには沈黙を、そしてその沈黙が生む破壊。

                                                                      静かで動物的な実際の政治と、道化の役割 - 雑種路線でいこう
                                                                    • 『ロスジェネ 別冊』 - 絶倫ファクトリー

                                                                      ロスジェネ 別冊 2008―超左翼マガジン 出版社/メーカー: ロスジェネ発売日: 2008/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (20件) を見る 文フリで買い損ねてたまたま今日本屋で見つけたので購入。六月に行われたシンポジウムの書き起こしがメイン。 一つおおと思ったのは、色々と議論を巻き起こした増山氏の例の発言がカットされずに残っていたことだ。僕は当日会場にはいなかったのだが、その場で流されて言ってしまうシンポジウムの言葉と書き起こされた文章では持つ意味が、というか持たされる意味が異なる。「言質取ったり」ということだ。 受動性を掛け金にしたコミュンケーション さて議論の中身なのだけれど、例によって承認の話である。赤木論文が承認の話と経済格差の話をごっちゃにしていて、そこを分離して考える必要があり、そして承認の欠如の問題は非常に解決しづらい、困難な問

                                                                        『ロスジェネ 別冊』 - 絶倫ファクトリー
                                                                      • なげなわぐも観察日記

                                                                        なげなわぐも観察日記

                                                                        • カウンセリングの怪しさをちょっと考えてみませんか - uumin3の日記

                                                                          学生たちへのわたしの質問は次のとおりであった。「心理学的カウンセリングとはどのようなものだと思うか、イメージをふくめて答えてください」。 回答のなかでもっとも多かったものは、「カウンセリングとは、適切な指導や助言をしてくれるものだと考え、そう期待している」というたぐいの表現であった。そのいくつかを拾えば、やさしく助言してくれる、つまずいたときにサポートしてもらう、よいヒント・アドバイスをくれる、導いてくれる、進むべき方向を指し示す、必要な情報を与えてくれる、などである。「くれる」という言葉の多用が目立った。 id:NOV1975さんがnovtan別館で「臨床心理士とかカウンセラーとか」の方面の話題を出されていましたが、その時に思い出していた本があります。小沢牧子さんの『「心の専門家」はいらない』洋泉社新書y057、です。この引用は同書からのもので、彼女が1996年の5月に受講する学生にアン

                                                                            カウンセリングの怪しさをちょっと考えてみませんか - uumin3の日記
                                                                          • デマに騙されないために

                                                                            「デマの心理学」(G.Wオルポート他著、南博訳、岩波書店1952年刊)という本を読んだ。その本によれば、「デマとは、特殊な信念の叙述であり、人から人へ伝えられるもの、・・・信じ得る確かな確証が示されないいないもの」と定義される。また「デマの原則は、広い応用範囲を持っており」社会的な行為とされ、「デマが、想起・忘却・想像・こじつけ」として拡がっていくが、その過程の中で「歪み」を受けると説明されている。 このデマの発生から拡散していく過程は非常に重要である。ある根拠のない話がが、一人の人物の口から出ると、それが別の人間の頭の中で、記憶され、一旦忘れ去られたように見えて、忘れ去られた所に想像力が働いて、そこに歪みというものが生じ、こじつけられたデマとして成長していく。それが別の人間に伝えられる。この過程が次々と繰り返される過程で、最初の出だしとは似ても似つかないようなデマとしてエスカレートしてい

                                                                            • blog50-1:モテたい理由 男の受難 女の業(書評・感想)

                                                                              モテたい理由 (講談社現代新書 1921)を読む。エッセイなので直感的であるが昨年新書で一番楽しめた。 あっあけまして・・・おめでとうございます。 第1章 女の目から見た世界 第2章 獰猛な恋愛資本主義 第3章 蔓延するライフスタイル語り 第4章 女子が生きるファンタジー 第5章 ライフスタイルの先祖たち 第6章 男たちの受難 第7章 女という水物相場 終章  戦争とアメリカと私 もっとも得心がいったのが モテとは関係性(特に異性との)に優位に立つことである。 この一言は他でも語られていることなのかも知れないが、男性の中では納得できないかも知れない。というのは男性の場合、それは異性に対して向けられているだけだからである。 女性は違う。男性にモテると同時に女性にも「モテると思われたい」のではないだろうか?ヴィトンの新作など男性にはわからないのに、女性は女性の目すら・・・その対象になる。まさに

                                                                              • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

                                                                                賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…

                                                                                  はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
                                                                                • Flowers for Algernon - uumin3の日記

                                                                                  昨日「極東ブログ」で『アルジャーノンに花束を』の書評が書かれていました。懐かしくあの本を思い出しました。ただ、ここで初めて読まれたのが小尾芙佐氏訳の長編版であって、それを元に書かれた書評だということは意外に重要なのではないでしょうか。簡単に言いますと、finalventさんの書評は長編版を評したものとしては「あり」ではあるのですが、その原作の7年前に原型として書かれた中篇のものを考えますと読み込み過ぎの面があるかもしれないということです。 著者のDaniel Keyesは作品が全く売れない時代を持っていまして、「船員、高校教師、SF雑誌の編集者などをしながら、いくつかのSF短編を発表しているにすぎなかった」*1のでした。しかし彼が1959年に書いた"Flowers for Algernon"は一躍彼を有名にし、その年のヒューゴー賞を取らせます。これが中篇版の『アルジャーノンに花束を』です。

                                                                                    Flowers for Algernon - uumin3の日記