1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 トランプ米大統領は20日、就任時よりも鮮明になった政治的分断と高い失業リスクの中に国民を残し、首都ワシントンを後にする。自身は2回目の弾劾裁判を控え、米国の歴史を振り返っても特に波乱に富んでいたトランプ政権は不名誉な終わりを迎える。 トランプ氏は同日午前に出発し、バイデン次期大統領の就任式前にフロリダ州パームビーチにある自身の別荘マールアラーゴに到着する計画だ。肩書きが前大統領となっても、少なくとも一時的に元ホワイトハウススタッフに囲まれて新生活を開始することになる。 トランプ氏、マールアラーゴに居住の計画-一部の現スタッフ雇用へ 後任の就任式に出席しない米大統領は1869年のアンドルー・ジョンソン以来となる。米国の平和的な政権移行を印象付けてきた100年超の伝統をトランプ氏は破る