浴衣を着るとそれだけで志気が上がる。なぜだろう。 昨日は、夕方から『梅田ゆかた祭』に行ってきた。妻と私は浴衣に身を包み、娘は甚平を着た。人混みを歩くので下駄はやめ、各々にサンダルを履いて出かけた。 これで何度目かの参加となるが、例年この『梅田ゆかた祭』は、そこまで参加者が多くない。それゆえに、梅田に向かう途中、ほとんど浴衣の人を見かけないので、何度も不安な気持ちにさせられてしまう。 会場付近まで来ると、さすがに何人か浴衣の人を見かけた。私も妻も一安心。日時を間違えていたわけではないのだ。時間通りに来たのですぐに盆踊りがはじまる。しかし古風な音楽が流れ、娘が露骨に退屈そうな顔をしたので、先に縁日ブースへと遊びに行くことにした。 そこでは、娘がふたつのゲームを体験した。ひとつめはピンボール。いくつかの球を弾き、盤に空いた穴に3つボールを落とせば景品がもらえる。娘は見事に4つの穴にボールを入れ、