文学を愛する13歳の少女ヴァネッサは、50歳の有名作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として時代の寵児となった著名人だった。やがて14歳になったヴァネッサは彼と<同意>のうえで性的関係を結び、そのいびつな関係にのめり込んでゆく。それが彼女の人生に長く暗い影を落とす、忌むべきものになるとも知らず……。 スタッフ&キャスト 監督:ヴァネッサ・フィロ ★ ©Philippe Quaisse / Unifrance 1980年フランス生まれ。 監督、脚本家。家族や女性の在り方といった現代的なテーマを探求する、率直かつエモーショナルな作風で知られる。2018年、マリオン・コティヤール主演の初長編映画『マイ・エンジェル』は批評家から絶賛され、第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門を含む多数の映画祭に選出