イップスとは、同じ動作を過剰に繰り返すことで起こり得る運動障害といわれています。医学的には局所性ジストニア(職業性ジストニア)といわれています。 イップスを野球で例えると、特に肩や肘、指先など関節の一部分に意識を向けた動作(修正含む)を必要以上に繰り返すことで発症するようです。それまで自動化されていた動きが損なわれ、本来の動作が再現出来なくなってしまいます。 イップスにかかると、本来のフォームを再現できないため二次的にネガティブな心理的症状(精神的症状)を自覚するようになります。それが不安や焦り、苛立ち、葛藤、自己嫌悪等です。イップスにおけるネガティブな心理的症状(精神的症状)のその正体は、主に以下のような点です。 <例:野球> ・出来ていたことが出来なくなった「ギャップ」による不安や焦り ・一連の動作を思うように制御できないため、どこでボールがリリースされるかわからない「動作」による不安