大手SNSフェイスブックを運営する米メタのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は、8日の国際女性デーのイベントでCNBCテレビに対し、もしロシアとウクライナの首脳がいずれも女性だったら、両国は戦争を起こさなかっただろうと語った。サンドバーグは「女性が率いる2国間では、戦争は絶対に起きない」と断言。しかし、これまでの研究結果や歴史をみてみると、この考えは誤りかもしれないことが分かる。 男女の特性に関する心理学研究では、サンドバーグの主張を裏付ける結果が出ている。女性リーダーは男性リーダーよりも協調的な傾向にある証拠は多く、女性は一般的に共感力も高い。これに対し、男性は幼少時から攻撃性が強い。 歴史学者や政治学者は、戦争を引き起こす主な要因として自信過剰があることを指摘してきた。心理学研究では、男性の方が女性よりも自信過剰になりやすいことが分かっている。現在のウクライナ紛争について、