菓子製造を手掛ける三州製菓(埼玉県春日部市)が発売した「ココアシガーケイク」が中高年を中心に人気を呼んでいる。発売70年以上の歴史を誇るタバコ風の駄菓子「ココアシガレット」の味をフィナンシェで再現し、形状を葉巻風にアレンジした洋菓子。幼少期に食べて以来、ココアシガレットのファンだという同社の社長が、販売元オリオン(大阪市)に打診し、コラボが実現した。 1951年発売の駄菓子 SNS映えで若年層の購入も 4本入り864円、6本入り1296円の2タイプがあり、9月15日から店舗や三州製菓の公式ECサイトで順次販売を開始。三州製菓の斉之平一隆社長は「想定の3倍以上」となる約1カ月で約5万本(本数ベース)を販売したと明かす。「大阪の通天閣などの観光名所で、40~50代の中高年を中心に販売が好調」(斉之平社長)だといい、中にはSNS映えを狙い、購入する若年層もいるという。