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シナプスの可塑性の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 習慣はどうやって形成されるのか?──『習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』 - 基本読書

    習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか みすず書房Amazonいつも通勤や通学につかっている道は、何も考えずにも動けるぐらいには「習慣」になっているものだ。むしろいつものルートとは別の方角に行く必要がある時、そのことを忘れて「習慣」に引っ張られたりする。われわれは家の鍵をしめる動作をする時に、いちいち右手でかばんの右ポケットから鍵を出して差し込み右に回し──などと意識することもなく、習慣的動作によってほとんどを無意識にこなしている。 もし、習慣を脳に形成する力がなかったら、生活は面倒くさいものになるだろう。一方で、タバコや薬物のように、悪い習慣が形成されてしまう危険性もある。こうした習慣は、脳のどのようなプロセスによって形成されるのか? また、その仕組がわかるのなら、習慣を変えることもできるのではないか? そうした問いが連続していくのが、本書『習慣と脳の科学――どうしても変

      習慣はどうやって形成されるのか?──『習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』 - 基本読書
    • 脳の「学習」のしくみを説いた「ヘッブの法則」が、じつは「先見的」だった…! 「シナプス」の「驚異の働き」とは(毛内 拡)

      脳の「学習」のしくみを説いた「ヘッブの法則」が、じつは「先見的」だった…! 「シナプス」の「驚異の働き」とは 7月22日は、神経科学におけるシナプスの可塑性(かそせい)についての「ヘッブの法則」で知られる、心理学者のドナルド・ヘッブ(Donald Olding Hebb, 1904-1985)の誕生日です。 我々の脳は多くのニューロン(神経細胞)が集まってできており、遺伝情報を収納している核を含む細胞体や他のニューロンからシグナルを受け取る樹状突起などいくつかの部位に分かれています。なかでも他のニューロンにシグナルを伝える部位を軸索といい、その先端部分を軸索終末、他のニューロンとの接合部をシナプスといいます。 ヘッブの法則とは「シナプスは結合しているニューロン同士が同時に発火する度に情報伝達の効率が上がっていき、逆に長い間発火しなければ伝達効率が落ちる」という仮説に基づいた、学習や長期記憶

        脳の「学習」のしくみを説いた「ヘッブの法則」が、じつは「先見的」だった…! 「シナプス」の「驚異の働き」とは(毛内 拡)
      • 抗老化ホルモン「クロトー」を注射することで年老いたサルの脳が活性化したことが報告される

        腎臓や脳、肝臓で発現し、年齢とともにその量が低下していくタンパク質「Klotho(クロトー)」は、長生きや抗老化に関連するタンパク質だと考えられています。そんなクロトーを高齢のサルに注射したところ、認知機能の改善が2週間程度続いたことがカリフォルニア大学のデーナ・デュバル氏らの研究チームによって報告されています。 Longevity factor klotho enhances cognition in aged nonhuman primates | Nature Aging https://doi.org/10.1038/s43587-023-00441-x Anti-ageing protein injection boosts monkeys’ memories https://doi.org/10.1038/d41586-023-02214-3 One shot of a kid

          抗老化ホルモン「クロトー」を注射することで年老いたサルの脳が活性化したことが報告される
        • 記憶力は何歳からでも鍛えられる。カギとなる「シナプス可塑性」強めるには何をするべきか? - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

          もっと上を目指したいけど、自分はそれほど頭が良くないし、記憶力も悪いからきっと無理。ぜーったい無理。 ――いやいや、そんなことはありませんよ。 「学習力」や「記憶力」が先天的なものだといった誤解を解きつつ、学習と記憶の質を向上させる「シナプス可塑性」について説明します。 「学習力」や「記憶力」は生まれつきのものではない 米国ワシントンのシンクタンク「センター・フォー・アメリカン・プログレス」の上級研究員であるウルリッチ・ボーザー氏によれば、「学習力」は先天的なものではなく、後天的に形づくられていくものなのだだそう。多くの研究で明らかになりつつある、とのことです。 「学習力」に特化したトレーニングを計画的に行なうことにより、専門知識を速く効果的に身につけられるようになるのだとか。 「2019年度 記憶力日本選手権大会」の優勝者であり、日本人初の「世界記憶力グランドマスター」獲得者でもある池田

            記憶力は何歳からでも鍛えられる。カギとなる「シナプス可塑性」強めるには何をするべきか? - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
          • 医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?

            東洋大学 生命科学部 生命科学科 教授 医学博士。神経科学、神経化学、神経薬理学を専門とし、こころの神経基盤であるシナプス可塑性の分子メカニズムの研究を行う。主な共著に『遺伝子と行動』(ナカニシヤ出版)、『脳・神経研究のための分子生物学技術講座』(文光堂)などがある。 私たちの記憶と学習を司る「シナプスの可塑性」とは? 画像:東洋大学生命科学部 児島伸彦教授 ――はじめに、児島教授の研究テーマでもある「シナプス可塑性」について、教えてください。 「脳内には、ニューロンと呼ばれる神経細胞がシナプスを介してつながっていて、電子回路のようなネットワークをつくって情報を伝達しています。 電子回路と大きく違うのは、このニューロン同士を接続するシナプスは、その人がさまざまなことを経験したり学習したりすることで、それを記憶し、変化するということ。ニューロンから受け取った情報をそのまま流すのではなく、シナ

              医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?
            • “いつもと違う何か” が勉強脳をつくる? 「シナプス可塑性」を増強する簡単勉強法4選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

              最初のうちはよく働くが、だんだん慣れてくると、サボりがちになる……。 意外とよくいるタイプですが、じつはこれ、人間の脳の性質なんです。うまく逆手にとれば勉強に活かせるはず。専門家の意見や研究成果をもとに、脳の特性を活かした勉強法を4つ紹介します。 情報伝達を操作する「シナプスの可塑性」 東洋大学生命科学部教授(医学博士)の児島伸彦氏によると、私たちの脳内では「ニューロン」と呼ばれる神経細胞が、「シナプス」と呼ばれる接続部分を介してつながり、情報を伝達しているそうです。 シナプスは、その構造内の一部(スパインという)のサイズを変えたり増やしたりすることで、情報の “伝わりやすさ” を操作しているのだとか。これを「シナプスの可塑性」と呼ぶそうです。神経細胞の接続部分が、経験や学習という刺激によって柔軟に変化するわけです。これは脳機能すべてに関わるとのこと。 新しい経験や学習などの刺激でシナプス

                “いつもと違う何か” が勉強脳をつくる? 「シナプス可塑性」を増強する簡単勉強法4選 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
              • University of the Peopleを卒業してコンピュータサイエンスの学士号を取りました(仮) - Journal

                先日AY2024-Term3を終えて卒業要件単位数を満たすことができました。今はまだ卒業申請中なので「仮」としている。ディプロマを手にするまでは実感が湧かなそうだけれど日に日に記憶が薄れていくので振り返りを。 清々しい気分で見物した今年の牡丹 目次 CS 2204 Communications and Networking CS 2301 Operating Systems 1 CS 3307 Operating Systems 2 CS 4402 Comparative Programming Languages CS 4407 Data Mining and Machine Learning さいごに CS 2204 Communications and Networking OSI参照モデル、TCP/IPモデルの各レイヤーの役割とそこに使われているプロトコルやアルゴリズムを一通り学ん

                  University of the Peopleを卒業してコンピュータサイエンスの学士号を取りました(仮) - Journal
                • 抗NMDA受容体脳炎 | 神経病院 | 東京都立病院機構

                  患者さんへ医療関係者へ患者さんへ疾患概要私たちの脳の神経細胞では細胞間のシナプスというところで電気的信号をやりとりするための物質があり、神経伝達物質と呼ばれます。この神経伝達物質の中で、主に興奮性の刺激を伝える主要な物質にグルタミン酸というものがあります。このグルタミン酸の刺激を受け取る側の細胞には受容体があり、その一つにNMDA受容体があります。抗NMDA受容体脳炎は、何らかのきっかけで患者さん自身の免疫システムによりこのNMDA受容体をターゲットとする自己抗体が産生されることで発症する自己免疫介在性の脳炎の一つです。 この疾患は2007年に若年成人女性に起こりやすいということで初めて報告されましたが、以後小児でも発症することが報告されています。成人女性では卵巣の良性腫瘍に関連して発症することが多いですが、小児では腫瘍の合併率は低いとされています。 抗NMDA受容体脳炎を含む自己免疫介在

                    抗NMDA受容体脳炎 | 神経病院 | 東京都立病院機構
                  • 遺伝研、ゴルジ体によりニューロンの樹状突起が非対称に発達することを発見

                    国立遺伝学研究所(遺伝研)は7月31日、マウスの新生仔期に、神経活動によって神経細胞内で細胞小器官「ゴルジ体」の分布に水平方向の偏りが生まれ(ゴルジ体極性シフト)、その極性が樹状突起の非対称パターンを決めていることを発見したと発表した。 ゴルジ体の「極性シフト」が樹状突起の適切なパターンを形成する。(出所:遺伝研プレスリリースPDF) 同成果は、遺伝研の中川直樹助教らの研究チームによるもの。詳細は、ライフサイエンス全般を扱うオープンアクセスジャーナル「Cell Reports」に掲載された。 ヒトを含む哺乳類の大脳皮質では、多数のニューロン(ヒトでは脳全体で約860億個)がシナプスを介して複雑なネットワークを形成し、学習や記憶などの高次脳機能の基盤として働く。ネットワークの大まかな構造は胎児期にゲノム情報に基づいて作られるが、そのままでは充分な脳の機能を発揮できず、生後発達期に、外界からの

                      遺伝研、ゴルジ体によりニューロンの樹状突起が非対称に発達することを発見
                    • 医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?

                      東洋大学 生命科学部 生命科学科 教授 医学博士。神経科学、神経化学、神経薬理学を専門とし、こころの神経基盤であるシナプス可塑性の分子メカニズムの研究を行う。主な共著に『遺伝子と行動』(ナカニシヤ出版)、『脳・神経研究のための分子生物学技術講座』(文光堂)などがある。 私たちの記憶と学習を司る「シナプスの可塑性」とは? 画像:東洋大学生命科学部 児島伸彦教授 ――はじめに、児島教授の研究テーマでもある「シナプス可塑性」について、教えてください。 「脳内には、ニューロンと呼ばれる神経細胞がシナプスを介してつながっていて、電子回路のようなネットワークをつくって情報を伝達しています。 電子回路と大きく違うのは、このニューロン同士を接続するシナプスは、その人がさまざまなことを経験したり学習したりすることで、それを記憶し、変化するということ。ニューロンから受け取った情報をそのまま流すのではなく、シナ

                        医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?
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