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ジェイムズ・A・ロビンソンの検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)

    技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎 生産性が向上し、労働者は貧しくなった? 農法改良、産業革命から人工知能(AI)の進化まで。人類のイノヴェーションの功罪を緻密に分析する話題の新刊『技術革新と不平等の1000年史』(ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン、鬼澤忍・塩原通緒訳、早川書房)。 本書は世界的ベストセラー『国家はなぜ衰退するのか』のアセモグルが長年の共同研究者と放つ決定的著作。圧倒的な考究により「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する一冊です。 本書の解説は、アセモグルの既刊『国家はなぜ衰退するのか』、『自由の命運』に引き続き稲葉振一郎(明治学院大学社会学部教授)さんにご執筆をいただきました。本記事では、そのご解説を特別公開いたします。 『技術革新と不平等の1000年

      技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)
    • 2023年に読んだ「ベスト本」12冊(+α) - 沼の見える街

      もう新年になってしまいましたが、2023年に読んだ本の中から、特に良かった・面白かった・オススメできそうな本を12冊に絞って(絞れてないけど)紹介します。ビニがさ会も迫っているので映画のベスト10も早く出さないとだし、なるべくさっくり紹介したい。なお映画と違って本はカウントが微妙にムズイが、一応数えたら大体150冊くらい読んでいた…気がする。あとこれも映画と違って「今年出版された本」ではなく「今年私が読んだ本」なので注意ね(おおむね新しめの本ではあるけど)。ブログ読者は想定できてると思うが、ついでに関連書とかも紹介するので絶対に12冊には収まらない。あしからず。 『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』 『ビッチな動物たち: 雌の恐るべき性戦略』 『なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学』 『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』 『遺伝子―親密

        2023年に読んだ「ベスト本」12冊(+α) - 沼の見える街
      • 50年後の日本の姿に愕然…世界4位の〈日本のGDP〉は2075年「まさかの順位」に | ゴールドオンライン

        昨年までアメリカ、中国に次ぎ第3位を維持していた日本のGDPですが、最新の発表でドイツに抜かれ、4位に転落。2026年にはインドにも抜かれると予測されています。しかし、この状況に嘆くのはまだ早く、10年後には日本は10位にも入らないという予測もあるのです。本記事では、山田順氏の著書『日本経済の壁』(エムディエヌコーポレーション)より、今後の日本経済についての考えをご紹介します。 繁栄と貧困を分けるのは政治経済の制度 バブル崩壊後の30年あまり、日本の政治は、日本が抱える最大の問題「少子高齢化による人口減少」を放置し続けてきた。冷戦が終わり、世界がグローバル化し、さらにITによるデジタルエコノミーが進展したというのに、それに適応しようとせず、「昨日と同じ明日」を続け、ガラパゴス化を加速させてしまった。 政府がやったことは、バラマキによる企業と国民の救済だけ。その結果、日本経済は社会主義としか

          50年後の日本の姿に愕然…世界4位の〈日本のGDP〉は2075年「まさかの順位」に | ゴールドオンライン
        • 書評 「技術革新と不平等の1000年史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

          技術革新と不平等の1000年史 上 作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon技術革新と不平等の1000年史 下 作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon 本書はダロン・アセモグルとサイモン・ジョンソンという2人の経済学者による「技術革新がどのような社会的経済的影響を与えるか」を語る一般向けの本になる.議論の焦点はまさに今大きな展開をみせているAI技術が私たちの社会や経済にどのように影響するのか(テックジャイアントが言うような楽観的な予測を信じていよいのか)というところにある. アセモグルはこれまでジェイムズ・ロビンソンと組んで,歴史的な自然実験という視点から国家や社会がどのような道をたどるか(どのような制度のもとで持続的経済成長が可能になるのか)を語る「国家はなぜ衰退するのか」「自由の命運」を書いてきた.本書のテーマはこれらの著作より狭い

            書評 「技術革新と不平等の1000年史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
          • 「豊かな社会」を作る方法 - デマこい!

            出遅れた国々:インドの場合 京都大学の文化人類学者・梅棹忠夫は、1955年5月~11月にインド・パキスタン・アフガニスタンの調査旅行を行いました。このときに目撃した凄まじい貧困の様子を、彼は『文明の生態史観』のなかで次のように報告しています。 「インドを旅行していると、まったくたまげるような職業にぶつかる。ここでは、洗濯ものをほすのに、ものほしざおにかけたりはしない。女が身にまとうサリーは、ながい一枚の布である。ふたりの男が、その両端を手にもって、日のあたるところにたつのである。そのまま、かわくまでたっている。 わたしはまた、道ばたにはいつくばって、手で地面をたたいている男をなんどもみた。それは、道路の修理工である。道具ももたずに、れんがのひとつひとつを、素手で地面にうめこんでいるのである。おそるべき人海戦術だ」 (梅棹忠夫『文明の生態史観』〔中公文庫、1974年〕P.21) 当時のインド

              「豊かな社会」を作る方法 - デマこい!
            • Amazonブラックフライデーで10%還元500pt付与 - FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

              Amazon のブラックフライデーが11月22日から始まります。関連キャンペーンとして5000円分のAmazonギフトカードを購入すると、500ptを還元するキャンペーンを実施中です。 5000円分のAmazonギフト券で500pt 最もお得なAmazonギフト券の買い方 ブラックフライデーでKindle本70%還元キャンペーンも 5000円分のAmazonギフト券で500pt キャンペーンにはエントリーが必要。下記のリンクからエントリーが可能です。 www.amazon.co.jp その上で、Eメールタイプ・配送タイプのAmazonギフトカードを合計5000円以上購入します。すると、35日以内に500ptのAmazonポイントが付与されるということです。期間は1月3日まで。 実に10%還元。Amazonで日常的に買い物をする人なら、Amazonポイントの消費には困りませんね。 下記のリン

                Amazonブラックフライデーで10%還元500pt付与 - FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記
              • 「自由の命運」書評 支援と監視のたゆまぬ努力説く|好書好日

                自由の命運 国家、社会、そして狭い回廊 上 著者:ダロン・アセモグル 出版社:早川書房 ジャンル:経済 自由の命運(上・下) 国家、社会、そして狭い回廊 [著]ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン リベラル・デモクラシーと市場経済こそが長期的な経済成長を可能にする。逆に、限られたエリートに権力と富が集中する収奪的な制度は、必ずや停滞と貧困につながる。このことを、明晰な経済理論と豊富な事例によって論証したのが、アセモグルとロビンソンの『国家はなぜ衰退するのか』である。 この本が世界的な話題を呼んでからはや数年、世界ではリベラル・デモクラシーへの不信が急速に拡大した。中国など、独裁的集権体制の下でも経済は発展するのではないか。このような変化を受けて刊行されたのが本書である。中国経済の今後に疑問を呈するなど、コンビの鋭鋒は衰えを見せないが、分析の手法はやや変化が見られる。 個人の自由を

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                • なぜ産業革命はイギリスから始まったのか? - デマこい!

                  鉄道はすべてを変えた 1836年10月、チャールズ・ダーウィンが5年におよぶ世界一周の旅から帰宅したとき、屋敷で彼を出迎える人はいませんでした。時刻はすでに深夜で、家族も使用人も寝静まっていたのです[1]。この時のダーウィンの移動手段は主に馬でした。時刻表通りに運行する鉄道とは違い、馬車は所要時間がまちまちです。そのため正確な帰宅日時が分からなかったのです。 それからわずか6年後の1842年、ロンドン近郊のダウン村に屋敷を買ったとき、ダーウィンは物件選びの条件の1つに、駅から近いことを挙げていました[2]。結婚と短期間のロンドン生活を経て、鉄道が必要不可欠になっていたようです。 ここからも、鉄道がどれほど急速に人々の生活を変えたのかがうかがえます。 たとえば時刻は、かつて町や村ごとに違いました。イギリスの場合、地域によってはロンドンと最大で30分間の時差がありました[3]。それでは列車の運

                    なぜ産業革命はイギリスから始まったのか? - デマこい!
                  • 計測の科学 ジェームズ・ヴィンセント(著/文) - 築地書館

                    紹介 「タイムズ」紙サイエンスブック・オブ・ザ・イヤー選出! 「ニューヨーカー」誌2022 年ベストブック選出! 「ロサンゼルス タイムズ」紙 書籍賞 科学 & テクノロジー部門ファイナリスト! キュビットからキログラム、ミリメーターから光の速度に至るまで、 計測することは、人間が世界を理解するために発明した強力なツールだ。 科学と社会史に関するこの啓示的な作品で、著者はその隠された世界に飛び込み、 ナイル川の年間を通しての深さを測定することが重要な任務であった古代エジプトから、 フランス革命におけるメートル法という知的起源にまで読者を誘う。 そしてメートル法とインチ・ヤード法との間の驚くほどの対立から、 現在のGoogleなどによる「数値化された自己」の時代まで、 あらゆる場面で計測がもたらす政治的影響を鋭く捉えており、 測定が抑圧と統制のツールとしてどのように使用されてきたかを科学的に

                      計測の科学 ジェームズ・ヴィンセント(著/文) - 築地書館
                    • 活版印刷:破壊的イノベーションの代名詞 - デマこい!

                      国王から貧民まで 活版印刷は、まさしく「世界を変えた発明」でした。 火薬や羅針盤など、国々の趨勢を決め、歴史を変えた発明品はたくさんあります。しかし、戦場や航海に出ない人々がその威力を味わうことは難しかったでしょう。一方、印刷物は国王から貧民まであらゆる人が手にします。社会のすべての階層に影響を与えて変化をもたらしたという点で、印刷技術は特別です。 活版印刷の特徴は、あらかじめ「文字を刻んだ小さなハンコのようなもの」を大量に作っておく点です。このハンコのようなものを「可動活字」あるいは単に「活字」と呼びます。印刷したい文章に従って、この活字を専用の枠に並べます。この作業を「植字」あるいは「組み版」と呼びます。組み終わった版にインクを塗り、紙に押し付けることで、文章を印刷します。これが活版印刷のごく大雑把な仕組みです。 まず、①活字を組み換えれば、原理上、どんな文章でも印刷できること。また、

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