ジャズの世界のみならず、くるり、椎名林檎、米津玄師などジャンルを超えた数々のアーティストのセッションに引っ張りだこのドラマー・石若駿が、自身のバンド〈Answer to Remember〉で約4年ぶりの新作をリリースした。 石若駿が自ら舵をとるリーダープロジェクトとして、角銅真実、西田修大とともにポップスを作り上げる〈Songbook〉シリーズ、マーティ・ホロベック、松丸契、細井徳太郎とのアバンギャルドなジャズバンド〈SMTK〉についで、2019年に始動したこの〈Answer to Remember〉は、盟友ともいうべき同世代のミュージシャン8名を擁し、楽曲によってボーカリストやミュージシャンがフィーチャリングで参加するという大所帯のバンドだ。 「最近色んなアーティストがジャズミュージシャンを求めてて、これから面白くなっていく気がするんだよね」。 石若駿は、数年前からそう言い続けている気が