イタリアのマリオ・ドラギ首相が21日、辞任した。「スーパーマリオ」と呼ばれた人物が連立政権のリーダーをやめたことで、同国は新たな選挙と数カ月にわたる政情不安に向かっている。 ドラギ氏は国内外で人気のある政治家だ。新型コロナウイルスのパンデミックからの経済回復を主導するために首相に選ばれたが、それから1年半がたち、さまざまな党派が集結した連立政権が崩壊した。
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イタリアの首都ローマで、大統領との会合を終え記者会見したマリオ・ドラギ次期首相(2021年2月12日撮影)。(c)YARA NARDI / POOL / AFP 【2月13日 AFP】欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ(Mario Draghi)氏(73)は12日、イタリアの新首相への就任を正式に受諾した。挙国一致の新内閣を率い、新型コロナウイルス流行により大きな被害を受けた同国の立て直しに取り組む。 同国では先月、ジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相率いる中道左派の連立政権が崩壊。前代未聞の危機のさなかで権力の空白が続いていた。 ドラギ氏は、セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領と面会し首相指名を正式に承諾。その後、政治家や専門家で構成される閣僚人事を発表した。 新経済財務相には同国の中央銀行であるイタリア銀行(Bank of It
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が12日に打ち出した金融緩和パッケージは、それだけでは低成長と低インフレの長期化を阻止するのに不十分だ。 マイナス金利と量的緩和(QE)を中銀が採用しても、長期的な低成長・低インフレから抜け出せない。そういった状況にある日本のアナリストらが、欧州についても同様にみている。生産性の伸び悩みなど金融政策では左右できない部分に根本的な問題がある限り、ユーロ圏は日本化を避けられないというのが彼らの見方だ。 IHSマークイットの田口はるみ主席エコノミストは構造問題について、「日本がこの20-30年間苦労してきたことだ」とした上で、「欧州もいろいろな構造問題を抱えている。(ECBの決定は)短期的な対処にはなると思うが、デフレにいったん陥ってしまうと脱しにくくなるということは確かなことなので、時間稼ぎをすることは必要だと思うが、それを進めないためにどれだけ構造問題に対応
イタリアのドラギ首相に最も近い経済顧問であるフランチェスコ・ジアバッツィ氏は6月13日、欧州中央銀行(ECB)の利上げはインフレの急上昇を抑える正しい手段ではないと述べた。写真は独フランクフルトのECB本部で2021年12月撮影(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay) [ローマ 13日 ロイター] - イタリアのドラギ首相に最も近い経済顧問であるフランチェスコ・ジアバッツィ氏は13日、欧州中央銀行(ECB)の利上げはインフレの急上昇を抑える正しい手段ではないと述べた。ローマで開かれたイベントでの発言。 ECBは先週、インフレ圧力が高まると同時に広がりを見せているとして、7月に25ベーシスポイント(bp)の利上げに踏み切り、9月に追加利上げする必要性が高まっているとの見方を表明。ECBの発表を受けて、イタリア10年物国債の利回りは一時4%と、2014年以来の水準に上昇した。
イタリア・ローマの大統領府で記者会見する欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ氏(2021年2月3日撮影)。(c)Alessandra TARANTINO / POOL / AFP 【2月4日 AFP】イタリアのセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は3日、組閣に向けた協議開始を欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ(Mario Draghi)氏に要請し、ドラギ氏は要請を受け入れた。新政権を樹立して、新型コロナウイルスの感染による苦境からの立て直しを図るため、ドラギ氏は対立している各党に支持を呼び掛けた。 ドラギ氏は、このような「困難な時」に生じた政治的混乱を直ちに収束させる必要性を強調した。 新型コロナウイルスへの対応とコロナ禍の深刻な景気後退をめぐる対立で、ジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)連立政権が徐々に支持を失い、イタリアでは
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