今一度、今年のやねうら王2014の開発コンセプトを書いておきます。(現バージョンのことではなく、今年はこういうことをしたいという話です) ・局後学習により、定跡を自らの手で切り拓く これは、すでにやっています。9手目ぐらいまでは3200M(32億)局面を調べて、その局面のよさげな手を上位3手、DBに記録しています。後手の6二銀などかまいたち戦法で有名なアマ強豪である鈴木英春さんを彷彿とさせる立ち上がりです。 ・人間の棋譜からの学習をやめる コンピューターオセロのようにすでに人間の棋譜が参考にならないというところまでは、コンピューター将棋はまだ来ていませんが、しかし人間の(プロの)棋譜を大量に(100万局単位で)集めるのは不可能なので、どこかで人間の棋譜と決別しないといけない時代は確実にきます。そこで実験的に人間の棋譜を使うのはやめることにします。 ・過去のコンピューター将棋関連の技術は一切