ロシアに拘束されているウクライナの戦争捕虜に対し、ロシア当局が組織的な拷問や虐待を行っているとして、国連はロシアへの非難を強めています。こうしたなか、2年半近くにわたって捕虜となり先月解放されたばかりのウクライナ兵の男性がNHKの取材に応じ「尋問のために耳や手を焼かれた捕虜もいた。とにかく飢えに苦しみ、食べることだけを夢にみた」などと実態を証言しました。 目次 国連 戦争犯罪にあたると非難強める 解放された兵士への支援は 首都キーウに住むオレフ・ネチャイエフさん(33)はおととし4月、ウクライナ東部マリウポリでのロシア軍との激しい戦闘に海兵隊の運転手として参加し、ロシア軍に拘束されました。 ネチャイエフさんはロシア軍から解放されたあと、今月13日に首都キーウの自宅でNHKのインタビューに応じ、収容されたロシア国内の施設ではロシアの刑務官らが捕虜に対し、軍での階級などを尋問した上でとりわけ上