かつて川崎フロンターレの監督を務めるなど、日本での高い指導実績を持ちながら、2016年に中国に渡り、中国のトップリーグに所属する河北華夏幸福足球倶楽部のU-17チームの監督に就任。同クラブで4年間指導して契約満了を迎えた今、再び中国に渡って育成年代の指導に携わろうとしている高畠勉さんに、中国と日本の若手選手の能力の違いや、中国で指導することの意味、そこでの苦労話などをお聞きしました。 ー「伊賀FCくノ一三重」の大嶽直人監督からのご紹介ですが、どういうご関係でしょうか? 高畠 彼はエリート街道を進んでプロ選手になった人で、私の方はプロには進めず、大学卒業後はアマチュアの富士通サッカークラブに所属。学生時代に試合をしたことはありましたが、交流するようになったのはお互いが指導者になってからです。S級指導者ライセンス取得の時に一緒に勉強した仲間で、その頃から連絡を取り合うようになりました。ただ、今