岸田文雄首相は21日の衆院予算委員会で、自民党5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入をめぐり、政治資金収支報告書に計約4000万円分を記載していなかったとして告発された問題に関連し、不記載分が「裏金」となったのではないかとの指摘に、反論した。 【写真】ドラゴンスリーパーをかけられる大西健介氏 「裏金うんぬんという指摘は当たらない」と述べた上で、各派閥が説明責任を果たすべきとの認識を示した。 立憲民主党の大西健介衆院議員の質問に答弁した。 首相は、今回の問題で、約200万円の不記載が指摘されている岸田派(宏池会)の会長。「ご指摘を受けて収支報告書を訂正した、対応したという報告を受けている」と述べ、申告漏れがあり報告書を訂正したことを同委員会の答弁で認めた。その上で「各政策集団(派閥)が説明責任を果たすべきだ」と述べた。 一方、大西氏は、約4000万円分もの多額の資金が不記載となっていたこ