参議院選挙が近いので、大学生くらいの年代の子たちと積極的に話すようにし、動向を伺っている。 その結果、すでに決まっている事を遵守することに、とても固執している印象を受けた。なぜか?と問うと、皆んなで決めた事だから、と。さらに、皆んなで決めたことに反対するのは良くない事だ、とも。
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クラフトワークはいかに後世の音楽に影響を与えたか?(第一回目) 音楽家にとって生死のピリオドはさほど重要ではなく、作品数 x 総再生回数が、重要な時間の概念となる。個人の生は反復できない(輪廻転生というある種の宗教上の概念を除いて)、しかしながら音楽上にトレースされた生はいくらでも反復できる。その反復は個人の聴取においてと、汎世界的な規模においてでは、意味合いが変わってくる。Music non stop! ロボットを模した活動を続けたクラフトワークのフローリアン・シュナイダーの死にあたっては、このような冷徹な振る舞いをすることによって、喪失感を回避しようとする心の動きがありました。心の動きがあったというのは、感情的な喚起があり、それを抑制したということです。何かしら、クラフトワークの活動に擬えた態度をとるべきであろう、と思ったのでしょう。いづれにせよ、たった今も20秒に一人、世界のどこかで
この原稿は、2021年6月16日発売の、新しい問いを考える哲学カルチャーマガジン「ニューQ・Issue 03名付けようのない戦い号」に掲載されたものです。 発売前の雑誌の原稿全文を、書籍が発売される2021年6月4日から6月16日までnoteに無料で全文が読めるという実験を行いました。この実験に関するレポートは改めて書くことにします。おかげさまで様々な反響をいただきました。この試みに賛同して実現に向けてご対応くださいましたニューQ編集部に感謝いたします。 発売日以降に読みたい方、紙で持っておきたい方は「ニューQ」誌をご購入ください。自分の原稿以外でも、今読むべき良い記事が満載されています。 なおweb上でも継続して読みたいという声が大きかったので、有料でも購読できる様にしました。 記事の内容としては、編集部の依頼に基づき、私がTwitterでチマチマとポストしてきたテキストを説明、補完する
クラフトワークはいかに後世の音楽に影響を与えたか?(第二回) 前回は、クラフトワークが後世の音楽に与えた影響について、大きく分けて以下の3つのように説明してきました。 1:これまでの音楽史における、固有の楽器のイメージから離れた音色をシンセサイザによってクリエイトし、周波数で重心を思考してアンサンブルを構築した。 2:特に打楽器のパートをシンセサイズしたことによって、音楽における低音域の表現領域を拡大した。 3:結果的に、重低音を重んじるダンス・ミュージックとの親和性を獲得した。 今回はさらに別な角度からの影響関係を掘り下げていこうと思いますが、前回、クラフトワークの影響を語る際に、ブラック・ミュージックという言葉を多用しました。実のところ、私はこの言葉が好きではありません。21世紀の現在、音楽を人種で語ることはナンセンスですし、弊害も多いです。しかしながら本論稿では、歴史の解析という目的
文化関係者にとっても試練の季節となったコロナ禍を経た現在。他方、それ以前から山積みとなっていた高齢化や福祉の不足、地域コミュニティの衰退などの社会的課題は、さらにその切実さ、複雑さを深めている。こうした時代に求められる、文化の姿とは何か? 今回はそんな問いを、地域のなかでしなやかに活動する2人のプレイヤーが話し合った。 1人目は、日本各地で盆踊りを現代的にアレンジした祝祭の場をオーガナイズし、2023年には地元の東京・墨田でイベント『すみゆめ踊行列』も成功に導いたスタディストの岸野雄一。そしてもう1人は、長崎県長崎市で「長崎市北公民館」「長崎市チトセピアホール」「長崎市市民活動センター ランタナ」という3つの公共施設の指定管理者を務め、行政的には異分野とされるこれらの施設の連携を模索してきた出口亮太。2人は過去にも、公共施設の新しい使い方や、公共空間と文化の関係について対談を重ねてきた旧知
音楽プロデューサーのフィル・スペクター(Phil Spector)が、収監先のカリフォルニア州立刑務所内で、米現地時間の2021年1月16日に、新型コロナウイルスによる合併症により享年81歳で亡くなった。 この固有名詞に馴染みのない人でも、上記の記述だけで、もうすでに映画を観ているような感触があるかもしれない。映画畑の人にフィル・スペクターについて説明するには、「イージーライダー」の最初の方のシーンで、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーからヘロインを買う役の男だといえば、ああ、あいつか、と思い出すかもしれない。デニス・ホッパーは取材で「あのシーンはバカ受けだった」と答えているが、フィル・スペクター本人としての出演であり、それが受けたということは、ヒッピーからヘロインを買う落ちぶれた音楽プロデューサーというのが、アメリカ本国でのパブリック・イメージだということだろう。 ハリウッド・バビロン
すみだで活動する方々に、これまで取り組んできた活動やすみゆめとの関り、これからについて聞くインタビューシリーズ。第3弾では、2019年に地域内外の多世代が集まった盆踊りイベント「さくらばし輪をどり」をプロデュースするなど多様な活動を行ってきた岸野雄一さんにお話をうかがいました。各地で地域を盛り上げるイベントのあり方にも精通しながら、すみだの住民でもある立場から考える、隅田公園ならびに隅田川沿岸部の活用について聞くことができました。 ―すみだ生まれ、すみだ育ちだとうかがいました 父方の祖父は京島で、母方の祖父は押上です。2人とも町会長をやっていました。若い頃に2年ぐらい池尻大橋に住んだことがあるんですけど、全然生活の感じが違って嫌になっちゃいました。隣の人に挨拶しても無視されたり、下町だと考えられない。たまにふと、台南に移住してもいいかなとか、ブリュッセルも合うかなって考えることもあるんです
「誓い空しく」2020年度版エディションについて まだ現物を手にしていないので確認が取れていないのですが、オリジナル版にトラック6として収録されていたオーガニゼーションが収録されていないようです。再発では度々このような事が起きますね。オリジナル版の曲の並びはかなり考え抜いたものですので、気になる方はオリジナル盤の方も探して聞いてみてください。10枚組の「21世紀の京浜兄弟者」の方には、オリジナルの曲順で収録されています。本稿では、そのライナーを元に加筆していますので、元の曲順のままの記述にしておきます。 今回はディスク1の「誓い空しく」について、各曲の解説をします。続いて次回は、ディスク2の「スナック・オー・トラックス」について解説します。なお各バンドのバイオグラフィー、ディスコグラフィーについては、現段階では各自調べてください。いつかまとまった論評を書きたいとは思っています。 DISC
京浜兄弟社年表 「21世紀の京浜兄弟者」所収の京浜兄弟社の年表を加筆訂正し、二回に分けてお届けします。第一回は1982年から87年までの6年間です。念のためにファミリー・ツリーも掲載し直しますので、ツリーを横軸、年表を縦軸で頭の中で組み立ててみてください。ばるぼらくん、ベガスくんという社史編纂室部が、国会図書館に日参し、82年から94年までの「ぴあ」誌、「シティロード」誌のライブ情報ページ、自主上映の欄をくまなくチェックし、その他、音楽誌や、関係者が保存していたフライヤーなどをもとに作成しました。よって、社史としては、出来事の記述よりも、ライブ情報が多くなっています。実際は該当ライブのフライヤーも数多く残されているので、ブックレットに画像も掲載したかったのですが、紙幅の関係で割愛しました。noteですと、後からいくらでも情報を付記できるので、追い追いそういった資料も付け加えていきたいと思い
岸野雄一が中心となり、毎年1月11日の「ワンワンワンの日」に行われている「新春オープンプライス・コンサート」。料金は毎回投げ銭制となっており、本日17:00よりYouTubeで配信される今回は、PayPalもしくは銀行振込で鑑賞後に「身の丈に見合った金額」を振り込む形となる。 今年はワッツタワーズのみが出演。岸野、岡村みどり(ミントリノカ) 、宮崎貴士(グレンスミス、図書館)、近藤研二(図書館) 、栗原正己(栗コーダーカルテット)、イトケン(蓮沼執太フィル、図書館)、JON(犬)、水谷紹(東京中低域)というメンバー構成でライブを行う。 新春オープンプライス・コンサート配信日時:2021年1月11日(月・祝)17:00~ 配信URL:https://www.youtube.com/watch?v=ZQ98kJVsMlM <出演者> ワッツタワーズ[岸野雄一(ヒゲの未亡人) / 岡村みどり(ミ
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