今年の安田記念馬、ソングラインこそ不在だったものの、シュネルマイスター、セリフォス、ダノンザキッドといった常連馬たちに毎日王冠、富士Sといった前哨戦の上位馬がずらっと顔を揃えて、豪華メンバーゆえの混戦模様となっていた今年のマイルチャンピオンシップ。 オッズで見れば、人気を集めたのはGⅠタイトルを持っているシュネルマイスター、セリフォスの2頭で、それに続くのがいずれも前走重賞を制しているソウルラッシュ(京成杯AH)、エルトンバローズ(毎日王冠)、ナミュール(富士S)と分かりやすい支持分布。 前日段階ではこの5頭までが単勝10倍以内ということで、「5強」の構図になるかな、と思っていたのだが・・・。 ◆ ◆ ◆ 日曜日、まだ朝早い京都の第2レース、ウィルソンウェイに騎乗したムーア騎手が落馬負傷したのがこの日のドラマの始まりだった。 それ以降のレースで次々と発生した「当日の乗り替わり」。 そしてそ