民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地取引をめぐり、政治資金収支報告書に4億円以上を記載していなかったとされる疑惑で、東京地検特捜部が小沢氏の元秘書で陸山会会計事務担当だった民主党の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=について、政治資金規正法違反容疑で立件する方針を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。特捜部は石川氏から任意で事情聴取した内容を検討した上で、強制捜査か任意捜査で在宅起訴にするかの判断を下すとみられる。 特捜部は、今年3月に西松建設をめぐる同法違反事件で起訴された小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)=公判中=についても、陸山会の会計責任者として会計事務を統括する立場にあったことから、近く任意で事情聴取した上で立件の可否を検討する方針とみられる。 関係者によると、陸山会は平成16年10月29日、東京都内の不動産会社から世田谷区の土地476平方メ