「自分の作業ばかり優先してしまい、同僚になかなか協力できない」 「自分と関わりの薄い人に優しくしても無駄だ」 仕事やプライベートの場面で、親切な行動をとれていない人はいませんか? そのような人は、他人に優しくしても自分には利益がないと考えているかもしれませんね。しかし、他人に優しくできる人は、そうでない人よりもさまざまな面で “お得” なのです。今回は、他人に優しくできる人のメリットを3つの観点から解説しましょう。 【脳科学的なメリット】ストレスを軽減できる ウィスコンシン医科大学名誉教授であり消化器外科医の高橋徳氏によれば、人を思いやることで「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されるそう。オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレス軽減に大きな効果があります。高橋氏いわく、おいしいものを食べるなど五感が刺激されて心地よいと感じているときに分泌される一方、「他者との関わり合い」に