自社のリソースだけで経営を行うことが難しくなった際、選択肢のひとつとして挙がる手法が「業務委託」です。 当コラムでは、業務委託の具体的な内容と、活用時のメリット・デメリット、契約を結ぶうえでの注意点についてご紹介します。業務委託の依頼検討における基盤として、ご参考となれば幸いです。 業務委託とは、企業が業務を外部事業者もしくは個人に委託する行為を指します。 業務委託では、委託者(仕事を依頼する側)と受託者(仕事の依頼を受ける側)の関係性となり、双方に雇用関係は発生しません。したがって、委託者が受託者へ仕事を任せる際には、あくまでも対等な立場として接することが求められます。 業務委託に関する法律 業務委託契約は、法律上その名称で定められているものではありません。しかし外部の人材に業務を委託するという性質上から、業務委託契約は、「請負」や「委任・準委任」といった契約の性質について記述されている