ギリシャのアロニソス・北スポラデス国立海上公園に生息するモンクアザラシ(撮影日不明、資料写真)。(c) AFP PHOTO / HANDOUT 【7月26日 AFP】ギリシャの海洋公園内の島で、サイクロン襲来を生き延びて島民のマスコットとして愛されていた絶滅危惧種の若いアザラシ1頭が殺され、騒ぎとなっている。 殺されたのは、雄のチチュウカイモンクアザラシ「コスティス(Kostis)」。2018年に、サイクロン「ゾルバス(Zorbas)」がエーゲ海(Aegean Sea)一帯に襲来した際、漁師に助けられ、この漁師にちなんで名付けられた。 チチュウカイモンクアザラシの保護活動を行っているNGO「MOm」は24日、エーゲ海に浮かぶアロニソス(Alonissos)島沖でコスティスが「故意に殺された」と明らかにした。この島は、ギリシャ初の海洋生物保護区「アロニソス・北スポラデス国立海上公園(Nati