静岡県焼津市は、市内にある「焼津市駿河湾深層水脱塩施設」を利用した約1万5000人の個人情報が漏えいしたおそれがあると発表した。業務委託先の従業員が「サポート詐欺」にかかったとみられる。 漏えいのおそれがある個人情報は、施設を利用する際に登録した氏名、住所、電話番号、そして登録日と登録番号。クレジットカード番号などの情報は含まれてない。 同市は日本一深い駿河湾から採取した海洋深層水を加工し、「駿河純水」「駿河濃水」の名称で販売しており、流出したおそれのある利用者は深層水の購入者だった。なお、同施設の利用登録や深層水の購入は、併設する「深層水ミュージアム」が窓口になっている。 「サポート詐欺」に32万円 焼津市によると、3月14日に施設の管理業務を委託している静岡県水産加工業協同組合連合会の従業員がPCを操作した際、ウイルス感染したという内容の表示があり、表示された電話番号に電話して指示通り