死体を許可なく保存したとして、大学講師らのグループが「人体の不思議展」主催者を死体解剖保存法違反容疑で石川県警に告発状を出し、県警は7日、正式に受理した。同様の告発状受理は京都府警に続き2例目。 同展は、中国で献体された人体を特殊処理した標本を展示しているとされる。実行委員会によると、同展は平成14年から地元メディアなどとの共催で全国36会場で開かれ、これまで約650万人が見学。金沢市では昨年8~9月に開かれた。 グループは12月、告発状を提出していた。金沢市で共催した北國新聞社は「標本は外国で適法な手続きで加工され日本に貸し出されたもので、死体解剖保存法にいう死体に当てはまらないと考える」としている。