『ロード・オブ・ザ・リング』原作者の半生を追った映画のレビュー・紹介記事です。 基本的には『ロード・オブ・ザ・リング』を観た方、原作の『指輪物語』を読んだ方向けのお話です。 私は映画視聴済み、原作読了済みなので、もちろん隅々まで堪能してまいりました。 ネタバレしながらレビューをお送りします。 あらすじ 旅の仲間 寂しさと物語 ファンタジーで人間を描く おわりに あらすじ 世界中で読まれる児童文学の傑作『指輪物語』を生み出したJ.R.R.トールキン。 しかし、彼の子ども時代は決して裕福でも穏やかでもなかった。 幼少時代のトールキンは弟とともに、母によるたくさんの自作の物語を聴きながら育った。 十二歳で母を亡くしたトールキンは、後見人のモーガン神父のはからいで裕福な老婦人に引き取られる。 老婦人は愛情深い人物とは言えなかったが、名門高校へ彼を送り出してくれ、そこで出会った学友たちとT.C.B.