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高野隆の検索結果1 - 13 件 / 13件

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高野隆に関するエントリは13件あります。 裁判司法社会 などが関連タグです。 人気エントリには 『刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:彼が見たもの』などがあります。
  • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:彼が見たもの

    2020年01月04日 彼が見たもの 私の依頼人カルロス・ゴーン氏は、2019年12月29日、保釈条件を無視して、日本を密出国した。同月30日付けワシントン・ポストによると彼は次の声明を出した: 私はいまレバノンにいる。もう日本の八百長司法制度の人質ではない。そこでは有罪の推定が行われ、差別がまかり通り、そして基本的な人権は否定される。これらは日本が遵守する義務を負っている国際法や条約に基づく義務をあからさまに無視するものである。私は正義から逃れたのではない。私は不正義と政治的迫害から逃れたのである。私はようやくメディアと自由にコミュニケートできるようになった。来週から始めるのを楽しみにしている。 彼が日本の司法制度についてこうした批判を口にしたのは今回が初めてではない。東京拘置所に拘禁されているときから、彼は日本のシステムについて様々な疑問を懐き続けた。彼は日本の司法修習生よりも遥かに法

    • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:「裁判所の電気」使用禁止処分

      2021年10月01日 「裁判所の電気」使用禁止処分 9月27日横浜地方裁判所で進行中の公判前整理手続において、裁判長から、法廷内の電源は「国の電気」なので使用してはならないとの命令を受けました。これまでどの裁判所でも、弁護人席に設置された電源タップにノートパソコンをつないで、メモをとったり資料を点検したり、パワーポイントを操作したりしてきました。実際、この出来事の直前まで横浜地裁の別の法廷で行われていた公判前整理手続でも弁護人席の電源を使用してパソコンを操作していました。今回の裁判長の処分は弁護人に不合理な不便を強いるものであり、刑事被告人が弁護人の援助を受ける権利を侵害すると思います。その旨異議申し立てをしましたが棄却されたので、9月30日付けで東京高裁に抗告を申し立てました。その全文は以下のとおりです。 抗告申立書 本件の公判裁判所である横浜地方裁判所第3刑事部裁判長裁判官景山太郎が

      • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:「裁判所の電気」使用禁止処分(6):一応の決着

        2021年11月02日 「裁判所の電気」使用禁止処分(6):一応の決着 本日、横浜地方裁判所第3刑事部で臨時の三者協議が行われました。景山太郎裁判長と二人の陪席裁判官、弁護側からは私、そして検察官1名が参加しました。 会議の冒頭、裁判長は「弁護人の訴訟活動にパソコンの使用が不可欠であること、そのために法廷電源の使用が必要であることについて配慮が足りず、一律禁止したことについて率直に反省します。申し訳なかったと思います」と述べました。そのうえで、三者間において以下の事項が確認されました。 1 裁判長は、弁護人による法廷電源使用禁止処分を撤回する。 2 裁判所は、今後、当事者から法廷電源を使用したいとの申し出がある場合は、特段の事情がない限り、制限しない。 3 以上を確認した上で、弁護人は裁判長の法廷電源使用禁止処分に対する異議を取り下げる。 「刑事裁判」カテゴリの最新記事

        • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:逮捕歴・前科はプライヴァシーか?

          2022年06月26日 逮捕歴・前科はプライヴァシーか? 最高裁判所第2小法廷は、6月24日、旅館の女性浴場の脱衣所に侵入したという建造物侵入罪で逮捕され略式起訴されて罰金を納付した男性が、ツイッター社に対して彼の逮捕報道を引用したツイートの削除を求めた事件で、男性の請求を棄却した東京高裁判決を破棄して、削除を認める判決をした。第2小法廷は、逮捕されたという事実は「他人にみだりに知られたくない上告人のプライバシーに属する事実である」と断定したうえ、逮捕から長期間(原審口頭弁論終結まで約8年)経過しているとか、上告人が公的立場にある者ではないなどの事情をあげて、「上告人の本件事実[逮捕事実]を公表されない法的利益が本件各ツイートを一般の閲覧に供し続ける理由に優越するものと認めるのが相当である」として、ツイートの削除を認めた。 この判断の手法は、『逆転』事件最高裁判決(最3小1994・2・8民

          • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:取調べ時間(まとめ)

            2020年01月11日 取調べ時間(まとめ) ゴーンさんに対する検察官の取調べ時間をまとめてみました。 2018年11月19日から2019年1月11までは、検察官から開示された取調べ状況報告書によります。 2019年4月5日以降はゴーン氏のメモ(日々の取調べ開始時刻や終了時刻を記録してもらった)によります。 なお、取調べ時間はその日の開始から終了までの時間であり、休憩時間も含みます。 ゴーン氏は、70日間、連日週末も休みなしに、サンクスギビングもクリスマスも年末年始も、弁護人の立ち会いもなしに、平均7時間の取調べを受けていたのです。 日付     曜日 開始時刻 終了時刻 取調べ時間 2018/11/19 Mon  17:13  19:29  2:16 2018/11/20 Tue  12:39  20:42  8:03 2018/11/21 Wed  19:18  21:31  2:13

            • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:日本対チャペル

              2023年08月17日 日本対チャペル 英国ウェストミンスター マジストレイト裁判所のゴールドスプリング上級地方判事(首席判事)は、2023年8月11日、日本政府による英国人ジョー・アンソニー・チャペル氏の身柄引渡要請を棄却する判決を言い渡した。以下に判決全文の試訳を掲載する。 ゴールドスプリング上級地方判事 (首席判事) イングランドおよびウェールズ ウェストミンスター マジストレイト裁判所にて 日本政府 対 ジョー・アンソニー・チャペル 申立人政府代理人 ベン・キース氏、ジョージア・ビーティ氏 被申立人代理人 マーク・サマーズ勅撰弁護士およびジョージ・ヘップバーン・スコット氏 ___________________________________________________ 「申立人政府による保証」に関する 判決 __________________________________

              • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:「裁判所の電気」使用禁止処分(3):特別抗告申立て

                2021年10月11日 「裁判所の電気」使用禁止処分(3):特別抗告申立て 東京高裁の抗告棄却決定に対して、本日、最高裁判所あてに特別抗告の申立てをしました。 その全文は以下のとおりです。 特別抗告申立書 基本事件の公判裁判所である横浜地方裁判所第3刑事部裁判長裁判官景山太郎は、2021年9月27日に行われた公判前整理手続において、弁護人らに対して、公判前整理手続において裁判所の電気を使用してはならないと命じた。弁護人らは、この裁判長の処分は刑事被告人の弁護権を侵害するものであり違法であるとして異議を申し立てた。裁判所はこの異議申立てを棄却した。弁護人らはこの棄却決定に対して東京高等裁判所宛に抗告を申し立てた。原審東京高等裁判所第5刑事部は、抗告の対象となる公判裁判所の決定は存在しないとして、抗告を棄却した。しかし、この原決定は誤りであり、公判裁判所は弁護人らの異議を棄却する決定を確かに行

                • 高野隆弁護士「公判前整理手続きはクソ。もっと裁判官に怒れ」、刑事弁護のレジェンド勢ぞろい - 弁護士ドットコムニュース

                    高野隆弁護士「公判前整理手続きはクソ。もっと裁判官に怒れ」、刑事弁護のレジェンド勢ぞろい - 弁護士ドットコムニュース
                  • 『刑事弁護の存在意義に思いを馳せる――被告高野隆の意見陳述』

                    高野隆弁護士が、カルロス・ゴーン氏の事件に関して懲戒請求されたことについて、懲戒請求者の氏名を出した上で、その懲戒請求書を自身のブログに掲載しながら反論文を掲載したことについて、懲戒請求者から著作者人格権、プライバシー権侵害を理由にブログの差し止め及び損害賠償を求められているという事件があります。 「ブログに懲戒請求者の実名公開 高野弁護士を提訴」 産経新聞 2020.2.21 18:43 私はこの訴訟の被告高野隆氏の代理人の1人として裁判に臨んでいます。先日第1回口頭弁論期日において、被告高野隆氏の意見陳述が行われました。この意見陳述は、「刑事弁護」という職業について深く考えさせられるものであり、またこの刑事弁護を生業にしている1人として非常に誇りを感じさせられるものでもありました。 この素晴らしい意見陳述を1人でも多くの人に見てもらいたく、以下、高野隆氏のブログに記載されている意見陳述

                      『刑事弁護の存在意義に思いを馳せる――被告高野隆の意見陳述』
                    • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:「裁判所の電気」使用禁止処分(2):抗告棄却決定

                      2021年10月07日 「裁判所の電気」使用禁止処分(2):抗告棄却決定 横浜地方裁判所第3刑事部景山太郎裁判長の「裁判所の電気使用禁止処分」について私どもがなした抗告について、東京高等裁判所第5刑事部は10月6日付で抗告を棄却するとの決定をしました。東京高裁決定は、「異議を棄却するとも告げていない」「異議申立棄却決定は存在しない」という景山太郎裁判長の意見書における主張を受け入れて、「本件抗告の申立ては存在しない決定に対するものであり、不適法である」としました。 われわれは特別抗告をする予定です。その中で、事実に反する景山裁判長の意見書に対する反論もする予定です。 【参考資料】 景山太郎裁判長の意見書 東京高裁の抗告棄却決定書 「刑事裁判」カテゴリの最新記事

                      • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:記事が削除されたことについて

                        2022年04月27日 記事が削除されたことについて このブログのプロバイダであるLINE株式会社は、2022年4月25日、このブログから以下の4つの記事を削除しました。 1)「知財高裁判決:懲戒請求書の全文引用は正当」(2021年12月23日) 2)「懲戒不相当決定」(2021年7月1日) 3)「被告高野隆の陳述」(2020年7月31日) 4)「懲戒請求に対する弁明書」(2020年2月4日) 記事の削除は私に対して懲戒請求と民事訴訟を提起したS・N氏の要請によるものです。S・N氏は削除請求する理由として「[S・N氏の]氏名を掲載している」と指摘しています。私は、「私のブログの記事が削除されるようなことがあれば、それは表現の自由に対する甚だしい侵害」であり、かつ、「自分は匿名のまま弁護士に対する無責任な懲戒請求を行うことを許すことにな[る]」「他人を名指ししてその非違行為を公的に訴えるので

                        • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:懲戒請求に対する弁明書

                          2020年02月04日 懲戒請求に対する弁明書 永沢真平氏による懲戒請求に対して私が第二東京弁護士会綱紀委員会に提出した弁明書の内容は次のとおりです。 Ⅰ 懲戒請求の趣旨に対する答弁 本件懲戒請求には理由がなく、懲戒すべき事由がないことは明らかであるから、懲戒不相当の決議をされたい。 Ⅱ 懲戒請求の理由に対する答弁 1 弁護人は被告人を管理監督する者ではない 請求人永沢真平氏はカルロス・ゴーン氏の弁護人である私が「被告人を管理監督する立場にい[る]」といい(「懲戒の理由」1頁)、この義務に違反したという(同2頁)。しかし、弁護人には保釈中であれ身柄拘束中であれ、依頼人である被告人の行動を「管理監督」する義務などないし、そうしたことを行う権限もない。 弁護士は依頼人の親でもなく教師でもない。依頼人の善行を保証する身元引受人でもない。弁護士には依頼人を「管理監督」する権限も義務もないのである。

                          • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:知財高裁判決:懲戒請求書の全文引用は正当

                            2021年12月23日 知財高裁判決:懲戒請求書の全文引用は正当 永沢真平氏が私に対して提起した懲戒請求に関して、私は彼の懲戒請求書を全文引用したうえで反論しました。これに対して、永沢氏は、懲戒請求書は彼の未公表著作物であり、その全文引用は彼の著作権を侵害するとして、その削除と損害賠償を求める訴訟を提起しました。第1審東京地裁は、本年4月14日、永沢氏の主張を一部認めて、私にブログ記事の削除を命じました。私は、これを不服として控訴しました。 12月22日、知財高裁は、私どもの控訴を容れて、東京地裁判決を破棄したうえ、永沢氏の請求をすべて棄却しました。 知財高裁は、次のように述べて、永沢氏の著作権主張は権利濫用だと言いました。 一審被告高野が、本件リンクを張ることによって本件懲戒請求書の全文を引用したことは、一審原告[永沢氏]が自ら産経新聞社に本件懲戒請求書又はその内容に関する情報を提供して

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