鹿野淳が語る、相次ぐフェス中止によって“本当に失われているもの” 『VIVA LA ROCK 2021』開催までの過程も振り返る コロナ禍以降、全国の音楽フェスが軒並み中止になる状況が1年半ほど続いている。多くのアーティスト、音楽ファン、業界関係者がやり場のない気持ちを募らせ、1日でも早い回復を望む昨今だが、そんな中でもGWに行われた『VIVA LA ROCK 2021』は、クラスターを発生させることなく有観客でのフェス開催をやり抜いた。驚異の5日連続開催で、この状況下でできうる限り最高の祝祭空間を生み出し、徹底した感染対策と来場者への注意喚起を行った。それらが入念に決定されていくプロセスも含めて、コロナ禍におけるフェスの在り方の1つの礎になったと言ってもいいだろう。 リアルサウンドでは『VIVA LA ROCK』プロデューサー・鹿野淳を1年ぶりに直撃取材。この夏も各地の音楽フェスが大きな