記者会見で教諭によるいじめ問題の経緯を説明する神戸市立東須磨小の校長(右)ら=神戸市中央区の市役所で2019年10月9日午後5時40分、峰本浩二撮影 神戸市立東須磨小で男性教諭(25)が同僚教諭4人からいじめや暴行を受けていた問題で、市議会は4日、市立小中高の校長や市教委幹部ら約320人分の冬のボーナス(期末・勤勉手当)の増額を見送る条例改正案を賛成多数で可決した。 ボーナスの増額が見送られるのは、市立学校の校長や事務長約250人と市教委事務局…
兵庫県川西市の市立小学校で、一部の給食調理師らが給食を常習的に持ち帰っている疑いがあるとして、部下の3人が「看過できない」などと相次いで退職、休職して市教育委員会に相談していたことが分かった。市教委は「事実は確認できなかった」としたが調査の詳細は明らかにしておらず、労働組合が再調査を求める事態になっている。 【写真】余った給食食材、子ども食堂などへフードバンクに提供広がる 関係者によると、この市立小では昨秋以降、2人が退職、1人が休職しており、給食職員の半分ほどが不在となって応援職員が入っている。 3人の目撃情報を元にしたとされる市教委への提出文書などによると、一部職員らの給食持ち帰り行為は2021年春ごろから常態化したと記す。市教委は持ち帰りを禁じており、食べ残しは廃棄処分するルールになっている。 文書によると、一部の職員らはチャック付きのポリ袋に詰めて持ち帰っていたといい、昨年5~11
強制加入や活動の負担が問題視されているPTAについて、兵庫県川西市が改善を議論する検討会を設けます。親と教員がつくる団体であるPTAの運営方法に、行政が関わるケースは異例です。「保護者の負担軽減」を公約に掲げた越田謙治郎市長(41)に、検討会のねらいやPTAの課題などを聞きました。(聞き手・田中聡子) 【写真】検討会の目的などについて語る越田謙治郎市長=兵庫県川西市の川西市役所、田中聡子撮影 ――なぜマニフェストに「PTA」を入れたのですか。 マニフェストを固めるために子育て世代の人と話していた時、「PTAをなんとかしてほしい」「大変だ」という声がたくさんあったんです。「役員が決まらないと帰れない」「役員になれない理由をみんなの前で発表しないといけない」など、多くの人が不満を抱え、「しんどい」「変えたい」と思いながらやっている。 今は自営業者や専業主婦が多かった時代と異なり、少子化により保
兵庫県明石市の半数以上の市立中学校で、総授業時数が文部科学省の定めた標準より少ない状態が続いていたことが、同市教育委員会などへの取材で分かった。市教委によると、学校は「標準時間を満たしている」と報告していたが、実際には学校行事や生徒会活動などに時間をあてた結果、授業時間が足りていなかったという。市教委は校長らを厳重注意し、生徒に謝罪して保護者会で説明するよう求めている。 文科省は学習指導要領に基づいて教科ごとの標準時数を決めており、中学校の場合の総授業時数は各学年で1015時間となる。病気や災害などでの学級閉鎖などがない限り、下回ることは想定されていないが、明石市教委によると13校の市立中のうち2017年度には12校で、18年度には8校で数時間から数十時間、足りない学年があった。 市教委によると、授業時数の不足は朝日新聞の取材や兵庫県教委の問い合わせなどの結果、3月末に判明した。各校は市教
兵庫県教育委員会は11日、部活動で体罰を繰り返し、女性教員にセクハラ発言をするなどしたとして、同県明石市立中の男性教諭(59)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職した。 「部活やめろ」サッカー部員への体罰も 県教委によると1~7月ごろ、顧問だったサッカー部の生徒10人に対し足を蹴ったり、「部活辞めろ」と暴言を吐いたりした。また、若手女性教員の授業を見ている際に挙手して「先生、結婚していないんですか」と発言。さらに、校外で知人女性に無理やりキスしたとして強制わいせつ容疑で県警に逮捕され、起訴猶予となった。 教諭は調査に「不快な思いをさせて申し訳ない」と話している。 県教委はまた、県立高の20代男性教諭が、複数の女子生徒に対し、胸の脇を手の甲で触れる行為をしていたとして停職6カ月とした。
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