並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 9 件 / 9件

新着順 人気順

SAPの検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 【決定版】SAPはなぜ使いにくいのに、世界中で利用されている? 日本に欠けすぎの視点

    江崎グリコやユニ・チャームの「SAP S/4 HANA(以下、SAP)」への移行が難航している問題を受けて、ネット上で「SAPは使いづらいのに、なぜ利用されているのか」という問題提起が多数あがっている。では、なぜSAPがERPのデファクトスタンダードとして、世界中で使い続けられているのだろうか。その背景や事情、日本の製造業への提言について、元SAPに在籍しERPに詳しいフロンティアワンの鍋野 敬一郎氏に話を聞いた。 半世紀以上にわたるSAPの変遷。SAP R/1 Mainframeから始まり、SAP S/4 HANAや最新版のSAP HANA Cloudに。2027年には代表的なSAP ERPの標準保守期限が終了となるため、移行問題がクローズアップされている

      【決定版】SAPはなぜ使いにくいのに、世界中で利用されている? 日本に欠けすぎの視点
    • 「予算オーバーは当たり前」グリコのSAP移行トラブル、専門家に聞く「本当の問題点」

      江崎グリコやユニ・チャームの「SAP S/4 HANA(以下、SAP)」への移行が難航している。江崎グリコの製品はトラブルに見舞われた4月3日から2カ月超経った6月11日に一部商品についてようやく出荷が再開されたが、代表的な商品の1つであるプッチンプリンはいまだ出荷停止されたままだ。ユニ・チャームもSAPと物流システムの連携障害で紙おむつなどの製品の出荷に遅延が生じていた。同社の納品の遅れはおおむね解消したという。ただ、江崎グリコのケースでは、そもそもSAPの稼働が1年以上遅れ、その投資額も1.6倍に膨れ上がったと報じられている。なぜトラブルがこれほど長期化しているのか、元SAPでERPに詳しいフロンティアワンの鍋野 敬一郎氏に、問題の本質について話を聞いた。 ERP移行で150%の予算オーバー、実は「想定内」 江崎グリコのSAP移行に伴うトラブルが大きな注目を集めている。 2023年12

        「予算オーバーは当たり前」グリコのSAP移行トラブル、専門家に聞く「本当の問題点」
      • SAPジャパンの偽サイト「sapjp.com」に注意 過去に保有していたドメインを第三者が取得、なりすまし被害に

        SAPジャパンの偽サイト「sapjp.com」に注意 過去に保有していたドメインを第三者が取得、なりすまし被害に SAPジャパンは、同社が以前保有していたサイトが第三者企業によって取得され、なりすましサイト化している事例を確認したと発表した。「sapjp.com」というドメインのサイトは偽サイトだとして、アクセスしないよう注意を呼び掛けてる文書を、7月3日付で公表した。 SAPジャパン公式サイトのURLは「https://www.sap.com/japan/」、ニュースセンターは「https://news.sap.com/japan/」。このドメイン以外で同社のコンテンツを掲載しているサイトは、無断転載によるなりすましサイトという。 SAP関連のワードを検索した際、なりすましサイトが表示されることがあり、特に「~sapjp.com」と表示されるサイトに注意を呼び掛けている。 こうしたサイト

          SAPジャパンの偽サイト「sapjp.com」に注意 過去に保有していたドメインを第三者が取得、なりすまし被害に
        • 「S/4HANA」発表から9年、マイグレーションという難題に取り組み続けるSAP (1/3)

          今年(2024年)4月、新しい基幹システムへの切り替えでトラブルが発生し、チルド商品(冷蔵品)が出荷停止になるという大きな影響が出た江崎グリコ。同社は6月11日に一部商品の出荷再開を発表したが、いまだ全面解決には至っていないようだ。看板商品のひとつである「プッチンプリン」も出荷停止となり、一般消費者にも基幹システムの移行を巡る問題が“プッチンプリン問題”として広く知られる事態となっている。 このトラブルは、2027年末にサポート終了を迎える旧版のSAP ERPを、最新版の「SAP S/4HANA」に移行するプロジェクトにおいて発生したとされ、移行プロジェクトの規模や担当したSAPパートナー企業の名前も報じられている。図らずも、基幹システムの重要性とスムーズなマイグレーションの難しさが広く注目される結果となった。 もっとも、旧版SAP ERPからのマイグレーションが求められているのは、江崎グ

            「S/4HANA」発表から9年、マイグレーションという難題に取り組み続けるSAP (1/3)
          • 「SAPはオンプレユーザーを置いてきぼりにしている」 パートナーシップ、新機能の発表から考える

            SAPは、「ビジネスAI」というコンセプトを基にしたパートナーシップおよび新機能を相次いで発表した。ビジネスAIとは、SAPのデータが特定の業界におけるAIの具体的な活用にどう役立つかを示すものだ。 しかし、一部のアナリストは「AIへの注力は野心的だがオンプレミスの利用を続ける顧客を見落としている」「SAPはAIに少しばかり重点を置きすぎている」と指摘した。SAPのAIに関する取り組みとアナリストの意見を届ける。 オンプレユーザーはついていけない? AIとクラウドに注力するSAP 2024年6月3日(現地時間)の週に開催されたカンファレンス「SAP Sapphire」において、顧客やパートナー向けの新たな取り組みが強調された。取り組みの多くに、2023年の秋に発表されたSAPの生成AIアシスタントである「Joule」が関係している。Jouleは、コード生成やデジタルツインの構築、在庫レベル

              「SAPはオンプレユーザーを置いてきぼりにしている」 パートナーシップ、新機能の発表から考える
            • SAPが強化した生成AIアシスタントJouleがクラウドERP導入につながるワケ

              ERP大手のSAPは2024年6月4日(現地時間、以下同)に開催された年次イベント「SAP Sapphire」で、ERPの移行を促進するための継続的な取り組みとして、クラウドベースのビジネスソリューション全体に生成AI機能を導入したと発表した(注1)。 生成AIはERP導入にどう役立つのか。そして、生成AI機能の実装スケジュールとは。 生成AIアシスタントJouleがどのように移行を支援する? SAPは生成AIアシスタント「Joule」をポートフォリオ全体に展開し、2024年中に支出管理機能を持つ「SAP Ariba」と分析ツール「SAP Analytics Cloud」に加える予定だ。JouleはERP導入のため、SAPのコンサルティングのノウハウを活用して訓練されている。 同社はまた、Jouleを「Microsoft Copilot for 365」や「Google Cloud」のAI

                SAPが強化した生成AIアシスタントJouleがクラウドERP導入につながるワケ
              • プッチンプリンとSAPマイグレーションの話、かみさんと話(HANA)してみた

                プッチンプリン問題が話題になっているだけあり、6月末にアップした「「S/4HANA」発表から9年、マイグレーションという難題に取り組み続けるSAP」という記事が、なかなか読まれている。しかし、ボスは読まれただけでは飽きたらず「マイグレーションってなに?」「プッチンプリンとどう関係する?」と質問攻めにしてきたので、プッチンプリンも、SAPマイグレーションも理解できるような記事を作ることにした。以前もやった、かみさん(元IT業界)と私(ASCII編集部 大谷イビサ)の会話である。 プッチンプリンのプッチンってなに? かみさん:新聞でプッチンプリンが置かれてないって書いてあるから、スーパーに行ってみたけど、本当にないのよね。ニュースでは、基幹システムの不具合って書いてあるから、これはイビサの領域なんじゃないの。 イビサ:(おっ、きたきた)。まあ、SAPって微妙にIT業界の中の別業界みたいなところ

                  プッチンプリンとSAPマイグレーションの話、かみさんと話(HANA)してみた
                • プッチンプリン出荷停止のグリコだけじゃない!基幹システム問題を抱える企業リスト「SAPで大混乱」「7年遅れ」「コスト2.4倍」…

                  DX180社図鑑 株高&高給はどこ? DX(デジタルトランスフォーメーション)が進まなければ、2025年以降に大きな経済損失が発生する、と経済産業省が予言した「2025年の崖」まであと1年。企業・国・自治体でDXを取り巻くさまざまな動きが起きている中、関連企業の業績や株価はどうなるのか。基幹系システムトラブルから自治体・業界ごとのDX事情、生成AIまで、酸いも甘いもあるDXの森羅万象を見通しながら、次の成長企業を探そう。 バックナンバー一覧 SAPの新基幹システム移行に端を発した江崎グリコのシステムトラブルは、7月17日現在もいまだ完全復旧に至っていない。そして同様の基幹システム移行トラブルは、他の多数の大手日本企業にも迫る。ダイヤモンド編集部は基幹システム更新にトラブルを抱える上場企業の実名リストを作成した。背景には日本企業ならではのITシステムの問題と、大企業に圧倒的なシェアを持つSA

                    プッチンプリン出荷停止のグリコだけじゃない!基幹システム問題を抱える企業リスト「SAPで大混乱」「7年遅れ」「コスト2.4倍」…
                  • Osaka Metro、基幹システムをクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」に移行 | IT Leaders

                    IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > ERP/SCM > 事例ニュース > Osaka Metro、基幹システムをクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」に移行 ERP/SCM ERP/SCM記事一覧へ [事例ニュース] Osaka Metro、基幹システムをクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」に移行 2024年6月27日(木)IT Leaders編集部 リスト 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、本社:大阪市西区)は、経営改革を支えるシステム基盤の刷新に取り組んでいる。SAPジャパンのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用し、同ERPを中核とするシステム構築パッケージ「RISE with SAP」を活用して構築、2024年4月より稼働している。SAPジャパンが同年6月26日に発表した。 大阪市交通局の民営化によって

                      Osaka Metro、基幹システムをクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」に移行 | IT Leaders
                    1