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cinraの検索結果441 - 480 件 / 8828件

  • 大ヒットする作品の意外な共通点 田中宏和×DE DE MOUSE対談 | CINRA

    1980年代から『スーパーマリオランド』『テトリス』『MOTHER』シリーズなど、名作ゲームの音楽を手がけたことで知られ、その後は『ポケットモンスター』シリーズなどの作曲でミリオンセラーを打ち立てるなど、音楽家として偉大な功績を築き上げてきた田中宏和(株式会社クリーチャーズ代表取締役社長)。経営者でもありながら、現役バリバリのクリエイターとして活動を続ける彼が、新しいiPhoneアプリをリリースするという。そこで今回は、田中サウンドから多大なる影響を受けたと公言してはばからないDE DE MOUSEに聞き手として参加してもらい、驚きを禁じ得ないこれまでの仕事の裏側について、記憶に残るサウンドを生み続けた独自の音楽観について、そして無限の可能性を秘めた新アプリ『aDanza』について語ってもらった。 子どもの頃、『メトロイド』にハマっていて、その音楽が今の自分の礎になっているところがあるんで

      大ヒットする作品の意外な共通点 田中宏和×DE DE MOUSE対談 | CINRA
    • 作家・装丁家ユニット「クラフト・エヴィング商會」の初となる大規模展 | CINRA

      クラフト・エヴィング商會の展覧会『星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会』が、1月25日から東京・芦花公園の世田谷文学館で開催される。 クラフト・エヴィング商會は、共に作家としても活動する吉田浩美と吉田篤弘による著作およびデザインワーク、アートワークのユニット。架空のセレクトショップとして、著作や展覧会を通じてさまざまな「商品」を発表する一方で、デザインユニットとしてこれまでに1,000点を超える書籍や雑誌の装丁を手掛けている。また、吉田篤弘名義での小説も多く、『つむじ風食堂の夜』は2009年に映画化もされた。 彼らにとって初の大規模個展となる同展では、約500点の「商品」をインスタレーションのように展示。会場内にはクラフト・エヴィング商會の架空の店舗も登場するなど、来場者を虚実混交した世界へといざなう内容になるという。さらに、会場の一角には実際に作家本人が創作・執筆をするた

        作家・装丁家ユニット「クラフト・エヴィング商會」の初となる大規模展 | CINRA
      • Corneliusが語る、レコーディング環境30年の変遷。AI時代でも「自分にフィットするやり方を選ぶだけ」 | CINRA

        今年ソロ活動30周年を迎えたCorneliusが、近年発表してきたアンビエント色の強い作品を中心に再構築したアルバム『Ethereal Essence』をリリースし、7月に東京と京都でアニバーサリーライブを開催する。 Corneliusの30年の歴史は、レコーディング環境の進化とともにあったと言っていいだろう。外部のスタジオから事務所内の簡易的なスタジオへと場を変え、Pro Toolsを用いたDTMベースの制作へと移行して、現在ではハードウェアは用いず、楽器もごく一部でしか使われず、レコーディングのほとんどがプラグインで完結。そんな変化と呼応しながら年代ごとにサウンドデザインを突き詰めたことにより、現在では世界中にファンを持つCornelius独自の音楽性が形成されてきた。 今回のインタビューではそんなレコーディング環境の変化を軸にして、30年の歩みを振り返ってもらうとともに、『Ether

          Corneliusが語る、レコーディング環境30年の変遷。AI時代でも「自分にフィットするやり方を選ぶだけ」 | CINRA
        • もう自分たちの利益はいらない。後藤正文がアジカンに託した役割 | CINRA

          “IF YOU TOLERATE THIS YOUR CHILDREN WILL BE NEXT”。この曲は2011年にASIAN KUNG-FU GENERATIONが主催する『NANO-MUGEN FES.』に出演を果たしてもいるイギリスの国民的ロックバンド、Manic Street Preachersが1998年に発表し、大ヒットした曲である。“輝ける世代のために”という邦題がつけられているが、スペイン内戦をモチーフに書かれたこの曲は入り組んだテーマ性を持った曲であり、その歌いだしは「未来は君に孤独でいることを教え 現在は君に恐怖と冷淡さを教える」という、シビアな現状認識から始まっている。そして、その上でタイトルに冠せられた「もし君が黙認するなら、次は子供たちの番だ」という強いメッセージを放っているからこそ、この曲は素晴らしい。アジカンの新作からも、これと同様の現状認識と、未来へ込め

            もう自分たちの利益はいらない。後藤正文がアジカンに託した役割 | CINRA
          • 池袋に都内最大級のシネコン「グランドシネマサンシャイン」が来年7月誕生 | CINRA

            「東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト(仮)」の施設名称が「キュープラザ池袋」に決定。あわせて同施設内に佐々木興業が出店するシネマコンプレックスの名称が「グランドシネマサンシャイン」に決まった。 佐々木興業と東急不動産による「東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト(仮)」は、池袋駅東口のサンシャイン通りに位置し、地下2階、地上14階建て、延床面積1.6万平方メートル、賃貸面積3000坪を超える池袋東口エリア最大級の商業ビルの開発企画。地下1階から地上3階は、エリア特性にあわせた店舗を集積した約1000坪の商業フロアとなり、12スクリーン、約2500席からなる都内最大級のシネマコンプレックス・グランドシネマサンシャインは4階から12階に出店する。 グランドシネマサンシャインは、常設の映画館としては国内最大となる高さ18.9メートル、幅25.8メートルのスクリーンを備えた「IMA

              池袋に都内最大級のシネコン「グランドシネマサンシャイン」が来年7月誕生 | CINRA
            • テクノロジーアートの祭典『MAT』にTOWA TEI、渋谷慶一郎、高木正勝、真鍋大度ら | CINRA

              テクノロジーアートのショーケースイベント『MEDIA AMBITION TOKYO 2014』が、2月7日から東京・六本木ヒルズ52Fの東京シティビュー、青山のINTERSECT BY LEXUSで開催される。 2回目の開催となる『MEDIA AMBITION TOKYO』は、テクノロジーとアートにスポットをあてるイベント。様々なアーティストたちが参加する音楽イベント『MAT LIVE』と、16作家によるメディアアート作品の展示から構成される。 東京シティビューで開催される『MAT LIVE』の出演者は、2月7日にTOWA TEI、MADEMOISELLE YULIAら、2月8日の渋谷慶一郎プロデュースによる『Media Ambition Tokyo Live Version.「Digitally Show」』には、ATAK Dance Hall、Ametsub、Hair Stylisti

                テクノロジーアートの祭典『MAT』にTOWA TEI、渋谷慶一郎、高木正勝、真鍋大度ら | CINRA
              • 「男の」の枕詞はもう不要 杉作J太郎と劔樹人が語る今後の墓場プロ | Fika

                杉作J太郎が2003年に立ち上げた映画製作集団「男の墓場プロダクション」が、突如「狼の墓場プロダクション」に改名したという報せが飛び込んできた。長きに渡って愛用してきた名前を変更するのは、杉作本人はもちろん関係者にとっても大きなインパクトがあったに違いない。この突然の出来事はどうして起こったのだろうか。それを今回は紐解いていきたい。対談のパートナーは、自身も墓場プロのメンバーである劔樹人。杉作J太郎はどのような思いで改名を決断したのか。その内実に迫る。 杉作さんが「『男』にこだわる必要はない」とおっしゃったことでハッとさせられました。(劔) ―いきなり本題ですが、なぜ杉作さんは2020年のこの時期に「男の墓場プロダクション」から「狼の墓場プロダクション」に改名をしようと考えたのでしょうか。 杉作:そもそも「男の墓場プロダクション」は、後藤真希さん主演の『青春ばかちん料理塾』(斉藤郁宏監督

                  「男の」の枕詞はもう不要 杉作J太郎と劔樹人が語る今後の墓場プロ | Fika
                • 磯部涼×細倉真弓『川崎ミッドソウル』 アフター『ルポ 川崎』 - コラム : CINRA.NET

                  2018.11.09 Fri Sponsored by 『NEWTOWN 2018』『SURVIBIA!!』 Part.1:ふたつの「川崎」ーー変容する南部、侵犯する北部 「川崎」はふたつの顔を持っている。その地名を聞いたときに、ある人は工場地帯を、またある人はニュータウンという相反する光景を思い浮かべるだろう。もしくはそれらは、刺激的だが治安が悪い土地と、平穏だが退屈な土地というイメージに置き換えられるかもしれない。そして、そういったふたつの側面は、東京都と横浜市に挟まれた細長い形をした7区からなる市の「南部」と「北部」とが、各々、担ってきたと言える。 2017年、神奈川県川崎市の人口は150万人に達した。政令指定都市の規模としては全国7位だが、非県庁所在地という条件をつければ1位、更に増加率に関しては条件なしで1位に当たる。交通の便の良さを生かし、ベッドタウンとして一極集中が進む都心か

                    磯部涼×細倉真弓『川崎ミッドソウル』 アフター『ルポ 川崎』 - コラム : CINRA.NET
                  • 『音楽を、やめた人と続けた人』 | CINRA

                    元バンドマン(音楽をやめた人=CINRA.NET編集長)が、同じ時期にデビューをし、その才能と注目度に嫉妬していたバンド「PaperBagLunchbox」を追うドキュメンタリー。音楽をやめた編集長がWEBメディアに心血をそそいでいた5年間、作品もリリースせず、しかし解散をすることもなく、ただ淡々とライブ活動を続けていたPaperBagLunchboxが、復活劇をスタートさせた。しかし半年にわたる連載は、「メンバーの体調不良」によるバンドの休止でストップしてしまう。そしてその後、ボーカル「ナカノヨウスケ」の失踪騒動を経て、バンドの解散が発表された。 2014年夏、3年半ぶりに更新。なぜPaperBagLunchboxは解散したのか、そして「音楽を続けた人」はどうなったのか?

                    • 岸田繁(くるり)×佐藤良成(ハンバートハンバート)対談 | CINRA

                      基本的に、音楽に「正しい」とか「間違い」という概念は存在しない。数学のように明確な答えがあるわけではなく、他の芸術と同様に、人それぞれが自由に感じられるからこそ、音楽は素晴らしい。もちろん、その人なりの尺度・物差しの中で「正しい」とか「間違い」があるのは当然で、その基準が近い人だと、「音楽の趣味が合う」ということになるのだろう。今回対談をしてもらったくるりの岸田繁と、ハンバート ハンバートの佐藤良成は、まさにその基準が非常に近い2人。トラッドフォークやロックに対する愛情、メロディと日本語の関係をとても大事にしていることなど、とても共通点が多く、佐藤がくるりのレコーディングやライブにサポートとして参加し、近年急接近を果たしたことも納得なのである。話の節々に出てくるひねくれた言葉(というか、ほぼ悪口ですね)から、掛け値なしのミュージックラバーであるお互いに対する信頼がひしひしと伝わってくる、と

                        岸田繁(くるり)×佐藤良成(ハンバートハンバート)対談 | CINRA
                      • クリエイティブ求人情報 by CINRA JOB|デザイン・WEB・映像・音楽 | CINRA

                        お客様が抱える問題をヒアリングさせていただき、CINRAでのメディア展開や広報施策など、幅広く解決のご提案をさせていただいています。まずはお気軽にお問い合わせください。

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                        • UA×菊地成孔のドキュメンタリーがテレ朝で放送、8年ぶりコラボに密着 | CINRA

                          UAと菊地成孔が出演する『イベ検SP UA×菊地成孔×ジャズウィーク東京2014』が、3月15日28:05からテレビ朝日で放送される。 2006年にアルバム『cure jazz』をリリースしたUAと菊地成孔。同番組では、『JAZZ WEEK TOKYO 2014』の4月3日公演となる『cure jazz reunion』に出演する2人の沖縄リハーサルに密着したドキュメンタリー映像を放送。菊地が、東日本大震災後に沖縄に移住したUAを訪ね、8年ぶりのコラボレーションを行う様子を捉えている。 さらに番組内では、Char、綾戸智恵、小野リサ、ウェイン・ショーターといった『JAZZ WEEK TOKYO 2014』に出演するアーティストからのメッセージや、同イベントの見所なども紹介する。 ※記事掲載時、記事の一部内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

                            UA×菊地成孔のドキュメンタリーがテレ朝で放送、8年ぶりコラボに密着 | CINRA
                          • 「単位」で遊びながら世界とデザインを学ぶ『単位展』、近年新たに生まれた単位も | CINRA

                            展覧会『単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?』が、2月20日から東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。 同展は、そのままでは捉えにくい空気や水、モノ、光、音、自然環境などに一定の基準を設けることで比較や共有を可能にする「単位」に焦点を当てる展覧会。多種多様な物事の中にどのような単位があるのかを実感することにより、それらが作られたプロセスやデザインに対する考え方を見つめるきっかけとなることを目指すという。また、「世界の共通言語」としての単位だけでなく、畳のサイズや坪数、尺貫法、通貨の単位など、それぞれの社会や風土に根差した単位や、ピクセルやバイトといった近年に新しく生まれた単位も取り扱うとのこと。 開催にあたって「展覧会チーム」を設けており、展覧会グラフィックを中村至男、会場構成監修を鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)、テキストを稲本喜則、会場グラフィック

                              「単位」で遊びながら世界とデザインを学ぶ『単位展』、近年新たに生まれた単位も | CINRA
                            • 肩書きは名乗らない 坂本慎太郎インタビュー | CINRA

                              自主レーベル「zelone records」から11月18日にリリースされた1stアルバム『幻とのつきあい方』が、オリコンチャートでも11位となるヒットを記録した坂本慎太郎。ソロデビュー作が巻き起こした反響は、昨年3月のゆらゆら帝国の解散以降彼の動きがずっと待ち望まれてきたこと、そして彼以外に作ることのできない世界観が確固としてあり続けることの証明と言っていいだろう。 コンガの乾いた音色が印象的な、洗練されたユルさと微かな熱を感じさせる全10曲。甘いメロディとソウルの風味を感じさせる曲調は、バンド時代とは違う「個」の風合いを感じさせる。歌詞の言葉はどこか示唆的だが、しかしその音楽には、聴いているうちに自然と生活の中にピッタリとハマるような心地よさがある。 iPadで1ヶ月かけて制作されたという"君はそう決めた"のサイケデリックでユーモラスな自作アニメーションのPVも話題を呼んだ彼。アルバム

                                肩書きは名乗らない 坂本慎太郎インタビュー | CINRA
                              • 北欧の気鋭作家イェッペ・ハイン、金沢21世紀美術館で360°体験型の大規模展 | CINRA

                                デンマークの若手アーティスト、イェッペ・ハインの個展『イェッペ・ハイン360°』が、金沢21世紀美術館で4月29日から開催される。 1974年にコペンハーゲンで生まれたイェッペ・ハインは、噴水や変型ベンチ、鏡などを使ったパブリックアートや、観客の動きに反応する作品など、空間と身体の関係性にフォーカスしたユーモラスなインスタレーション作品を多く発表しているアーティスト。ロンドンのヘイワードギャラリー、パリのポンピドゥ・センターなど多数の美術館での個展や、リバプール・ビエンナーレなどの国際展においても高い評価を受けている、2011年注目の若手作家の1人だ。 美術館における日本初個展となる今回は、気付かないうちに壁の位置が変化している作品や、見えない迷路を赤外線で感知して巡る作品など、体験型の作品が多数登場する。なお、タイトルの「360°」とは、全方向に開いて見る人との関わりを大切にしたいという

                                  北欧の気鋭作家イェッペ・ハイン、金沢21世紀美術館で360°体験型の大規模展 | CINRA
                                • カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』以来の長編小説『忘れられた巨人』、4月刊行 | CINRA

                                  カズオ・イシグロの新刊『忘れられた巨人』が、4月下旬に刊行されることがわかった。 1989年に発表された長編小説『日の名残り』で『ブッカー賞』に輝いた日系イギリス人作家のカズオ・イシグロ。これまでに『日の名残り』『わたしを離さないで』が映画化されたほか、昨年には蜷川幸雄演出、多部未華子主演の舞台『わたしを離さないで』が日本で上演された。また短篇集『夜想曲集』をもとにした東出昌大主演の舞台が、5月11日から東京・天王洲の銀河劇場で上演される。 3月3日に本国イギリスで刊行される『忘れられた巨人』は、イシグロにとって2005年の『わたしを離さないで』以来、約10年ぶりの長編小説。息子を訪ねて謎の霧が広がる荒野を旅する老夫婦の姿をはじめ、記憶、愛、復讐、戦争などを描いた作品だという。日本語訳はこれまでもイシグロ作品を手掛けてきた土屋政雄が担当。 なお同作の刊行を記念して、イシグロの来日を6月に予

                                    カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』以来の長編小説『忘れられた巨人』、4月刊行 | CINRA
                                  • 能町みね子が『ニンフォマニアック』に見る恋愛に屈しない生き方 | CINRA

                                    見る側の観念や想念を根こそぎ揺さぶりまくる挑発的な作品を発表してきた鬼才ラース・フォン・トリアー監督の新作『ニンフォマニアック』。色情狂(Nymphomaniac)の女の半生を描く新作は、セックスに次ぐセックス、あらゆる性交のぬめりと渇きが常時立ちこめる2部構成・4時間超えの超大作。セックスに溺れ続けたジョー(シャルロット・ゲンズブール)とインテリ紳士のセリグマン(ステラン・スカルスガルド)が語り合う、8章にわたる女の一代記。そこら辺に転がっている男と女のルールなんぞ秒速でぶっ壊す直情的な作品に漲るインパクトを、ブログ『オカマだけどOLやってます。』で頭角を現し、「モテ」とは一線を画す独自の視点を提示し続けるコラムニストの能町みね子さんに聞いた。 ※本記事は『ニンフォマニアック』のネタバレを含む内容となっております。あらかじめご了承下さい。 (主人公は)決して男に対して従順にならない。全て

                                      能町みね子が『ニンフォマニアック』に見る恋愛に屈しない生き方 | CINRA
                                    • なぜ『逃げ恥』『カルテット』は人気を得た?TBS土井裕泰が語る | CINRA

                                      日本のエンターテイメント業界の最前線で戦い続ける人物に話を聞く連載『ギョーカイ列伝』。第10弾に登場するのは、『逃げるは恥だが役に立つ』や『カルテット』など、人気ドラマの演出 / チーフプロデューサー(『カルテット』のみ)を務めたTBSテレビの土井裕泰。 漫画原作を新垣結衣、星野源ら出演で見事テレビドラマに昇華し、「恋ダンス」が社会現象にもなった『逃げ恥』。先の読めないストーリー展開と軽妙な会話が熱狂的なファンを生み、椎名林檎の主題歌を俳優陣が歌うタイトルバックも印象的だった『カルテット』。どちらもSNSなどを通じて爆発的な話題を呼んだが、その成功の要因はどこにあったのか? 1990年代からドラマのディレクターを務め、『愛していると言ってくれ』や『ビューティフルライフ』などのヒット作にも携わってきた土井は、「時代が一周して、ベーシックに立ち返る時期に来ている」と語る。それはテレビ業界のみな

                                        なぜ『逃げ恥』『カルテット』は人気を得た?TBS土井裕泰が語る | CINRA
                                      • 戦争を生きた大御所が語る現代音楽の面白さ 一柳慧インタビュー | CINRA

                                        現代音楽の演奏を専門とするアメリカの弦楽四重奏団FLUX Quartetの初来日公演がまもなく開催される。台湾出身のバイオリン奏者トム・チウを中心に結成されたこのカルテットは、1960年代に活動していた現代アート集団・フルクサスへのオマージュを込めた名を冠するというだけあり、6時間以上の長さを誇るモートン・フェルドマンの“弦楽四重奏曲第2番”を演奏するなど、型破りなパフォーマンスで注目を集めている。 日本でおこなわれる3公演のうち、神奈川県民ホールの公演でプロデュースを務めるのは、作曲家・一柳慧。1950年代にニューヨークへ渡り、ジョン・ケージに師事、帰国後は日本に現代音楽を紹介し、「ケージ・ショック」と言われるほどの衝撃を音楽シーンに与えた人物である。 演目は、一柳やケージの作品をはじめ、ジョン・アダムズやジョン・ゾーンの代表曲など、現代音楽にあまり馴染みのない人でも楽しめる内容になって

                                          戦争を生きた大御所が語る現代音楽の面白さ 一柳慧インタビュー | CINRA
                                        • 椎名もた(ぽわぽわP)さんのお別れ会(お通夜)に行った - スズキオンライン

                                          7月23日に亡くなったボカロPの椎名もた(ぽわぽわP)さん。わずか20年の短い人生でした。 僕もそれなりにニコニコの世界に漬かっているので、『ストロボラスト』などの名曲を聴いたことはあったのですが、作者としては認識していませんでした。 今回の事態を受けて、改めて楽曲やインタビューに触れたのですが、青春の葛藤を一杯に投影した言葉や旋律に圧倒されました。10代半ばから活動していたので、彼と一緒に成長していったファンも多いことでしょう。 大人と子どものはざまで悩んでいた椎名さん。同じく二十歳で亡くなった高野悦子さんの『二十歳の原点』や、立花隆ゼミの『二十歳のころ』を読みながら、僕も自分の現在や未来について考えていたことを思い出します。 どこかのインタビューで「5年後、どうなっていたいですか」と訊かれ、5年後生きている姿がまったく見えなかったから「死んでるかもしれないですね〜」と答えた4年後に、「

                                            椎名もた(ぽわぽわP)さんのお別れ会(お通夜)に行った - スズキオンライン
                                          • 世界屈指の映画監督クリストファー・ノーランの創作の秘密 | CINRA

                                            クリストファー・ノーランという監督はとても人気がある。11月22日から日本公開となる新作『インターステラー』(米国では11月5日公開)は、『ダラス・バイヤーズクラブ』で今年の『アカデミー賞』主演男優賞に輝いたマシュー・マコノヒー、ノーランの前作『ダークナイト ライジング』(2012年)でヒロインを務めたアン・ハサウェイを迎えた壮大な感動巨編。世界的な食糧危機に陥り、地球の寿命が尽きかけていることを知った人類が、新天地の星を求めて宇宙へと旅立つ――。その重大な任務を背負った1人の父親でもある男を主人公に、家族のヒューマンストーリーも期待される話題作だ。これまで独創的な設定と、緻密なストーリーテリングによって見る者を虜にしてきたノーランが、人間愛と真っ向から向き合い「父親であることの意味を描く」と本作で明言した。そこにどんなヒューマニティーとリアリティーを提示してくれるのか。考えるだけでワクワ

                                              世界屈指の映画監督クリストファー・ノーランの創作の秘密 | CINRA
                                            • 次回の京都市長選には負ける候補に投票します - 玖足手帖-アニメブログ-

                                              というわけで、4年前の選挙で京都アニメーションが燃えている時に舐めた態度をしくさった門川大作京都市長を落とそうと思ったのだが負けた。 なので、今回の記事は単なる絶望です。 nuryouguda.hatenablog.com www.excite.co.jp 京都市長・門川大作氏(68)が7月18日、参院選候補者の応援演説で京都アニメーションでの火災に触れ「火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる」と発言。そのタイミングを疑う発言に、ネットで非難の声が殺到している。 同日朝には京都市上京区で青葉真司容疑者(41)が京都アニメーションに火を放ち、33名もの命が失われた。 その夜、門川氏は参院選候補者の応援演説に立ち「火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1 日、2日で逆転できる」と発言した。京都新聞によると演説後、門川氏は「一般によくある標語だ。誤解があったなら、今後気をつ

                                                次回の京都市長選には負ける候補に投票します - 玖足手帖-アニメブログ-
                                              • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が、働く現代人に刺さる理由。三宅香帆さんインタビュー | CINRA

                                                2021年の映画『花束みたいな恋をした』では、就職すると、かつて愛した本や漫画に目もくれなくなってしまった青年、麦(菅田将暉)が描かれた。なぜ、麦くんは本を読まなくなったのだろう―。 そんな疑問から生まれた一冊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)が、発売1週間で10万部を突破し大きな話題となっている。 著者の三宅香帆さんと、読書を楽しむ余裕がなくなってしまった現代人の労働の問題と生活について、たっぷり語り合った。 ―本著はタイトルの通り、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか?」という課題意識から、明治時代以降のヒット本の変遷を軸に、日本の労働観を総括されています。明治以降の労働史を知るのにすごく最適な一冊だと思いながら読みましたが、どんな経緯でご執筆をされたのでしょうか。 三宅香帆(以下、三宅):映画『花束みたいな恋をした』(2021)を観たことがきっかけになっていて、

                                                  『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が、働く現代人に刺さる理由。三宅香帆さんインタビュー | CINRA
                                                • 椎名林檎、ミスチル、宇多田ヒカルも。「サブスク解禁」がもたらす衝撃 | CINRA

                                                  最近、「サブスク解禁」というワードが音楽系ネットメディアの見出しに踊ることが多くなった。「サブスク」とはこの場合、Spotify、Apple Music、AWA、LINE MUSIC、KKBOXなどの定額制の音楽サブスクリプションサービスを指す。開始当初は「邦楽が少ない」と言われていた音楽サブスクリプションサービス(以下サブスク)だが、様々な段階を経て、今では驚くほどの充実ぶりを見せている。 その充実を実感できる1つの目安は、「あのアーティスト」や「あの曲」がそのサービスで聴くことができるのか? という点だろう。先日CINRA.NETでは、昨年のストリーミングサービスの売上が全世界の音楽録音物の収益の中で史上初めて最大の収入源になったことを報じた(参考記事:ストリーミングが史上初めて音楽売上最大の収益源に 日本では依然CD強し)。日本国内はCD販売が依然として強いが、新規ユーザーを開拓しう

                                                    椎名林檎、ミスチル、宇多田ヒカルも。「サブスク解禁」がもたらす衝撃 | CINRA
                                                  • 『作りたい女と食べたい女』が解く呪い。「女と料理」、レズビアン・アイデンティティー | CINRA

                                                    『このマンガがすごい!2022』(宝島社)オンナ編の第2位に選ばれ、まだ2巻までしか発売されていないなかでシリーズ累計20万部を突破した話題のマンガ『作りたい女と食べたい女』。「シスターフッド×ごはん×ガールズラブ」というテーマで、日常に生きる女性たちの生きづらさや違和感と丁寧に向き合った本作は、女性を中心に多くの読者の共感を集めている。 なぜ『作りたい女と食べたい女』は、これほどまでに話題となったのか? アナーカ・フェミニスト、ライターの高島鈴が考察する。 女子校にいたころ、小さな弁当箱で昼食をとる同級生に向かって、別の同級生が「女みてえな量食ってんじゃねえよ!」と笑いながら声をかけていたことがあった。そのときは私も何も考えずに、すごいことを言うな、と笑っていた気がするけれど、あれは明らかに内面化されたミソジニーだった。 単純に少食だったのか、それともダイエットを意識していたのかわからな

                                                      『作りたい女と食べたい女』が解く呪い。「女と料理」、レズビアン・アイデンティティー | CINRA
                                                    • クラムボン・ミトに学ぶ、イヤホンの選び方。値段で何が変わる? | CINRA

                                                      近年、スマートフォンや携帯プレイヤーの普及、そしてハイレゾのカジュアル化により、イヤホンが空前のブームを呼んでいる。音楽ファンにとって、よりいい音で楽曲を楽しみたいのは当然の欲求だ。しかし、家電量販店のオーディオコーナーには、1,000円台のリーズナブルなイヤホンから10万円、20万円する高級品までずらりと並ぶ。本当に「いい音」とはなんだろう? 高価なイヤホンと低価格のイヤホンは、どこが違うのだろう? 音楽好きならそんな素朴な疑問を1度は抱いたことがあると思う。 今人気を高めているのが、使う人一人ひとりの耳型を採って作るテーラーメイドの高級イヤホンだ。長年ソニーのヘッドホン設計を手掛ける「五代目耳型職人」の松尾伴大が立ち上げたオーダーメイドヘッドホンブランド「Just ear」は、耳型だけでなく好みの音質まで細かく調整し、世界にひとつだけのイヤホンを製作してくれる。この製品に深い関心を示し

                                                        クラムボン・ミトに学ぶ、イヤホンの選び方。値段で何が変わる? | CINRA
                                                      • 満席でも赤字の演劇事情。それでも公的資金で上演する意味とは? | CINRA

                                                        ここ数年、日本の作・演出家や、国内の状況を色濃く反映した演劇作品が、ヨーロッパやアジアの演劇祭に次々と招聘されている。そのきっかけとして、国内のアーティストと海外のプロデューサーらの出会いの場となっているのが、舞台芸術の国際見本市である『TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)』だ。 かつて、日本のパフォーミングアーツを海外で成功させるには、マイムやマジックやスポーツの要素を導入するなど、言語に頼らないノンバーバルな表現にすることが必須だとされてきた。それが現在のような状況になったのはなぜなのか? 国内外の舞台芸術シーンを20年以上にわたって見てきた『TPAM』ディレクターの丸岡ひろみに、いま「日本の演劇」が世界から求められている理由を、国内外の状況や公共との関係から聞いた。 いま、「日本の演劇」がキテいる? ―近年、日本の作・演出家の舞台作品が海外で上演されることが非常に増えてい

                                                          満席でも赤字の演劇事情。それでも公的資金で上演する意味とは? | CINRA
                                                        • 『映画の未来へ』北野武×山根貞男(映画評論家) | CINRA

                                                          今回で第10回目となる東京フィルメックスは、節目を記念して著名な映画監督や俳優たちを招き、『映画の未来へ』と題されたシンポジウムを開催した。幕開けを飾るのは、北野武監督だ。今年で監督20年、いま15本目を準備中という北野監督。聞き手を務める山根貞男さんは、北野映画の良き理解者として知られ、たびたび監督にインタビューしている映画批評家である。山根さんの質問に導かれながら、北野監督はジョークを交えて会場を笑わせつつ、あくまで誠実に自作について語っていた。いまちょうど、映画作家として、新しい局面に突入したところだという。次回作を待つまでの間、彼のこれまでの道のりに耳を傾けてみよう。 (テキスト:須藤健太郎 撮影:小林宏彰) いまだに「映画監督」って呼ばれるの、めずらしいんですよ 山根:今年は2009年で、最初に北野監督が『この男、凶暴につき』を撮られたのが1989年ですから、監督が映画を撮り始め

                                                            『映画の未来へ』北野武×山根貞男(映画評論家) | CINRA
                                                          • ヤン・シュヴァンクマイエル5年ぶり新作は、夢の中を彷徨う男のラブサスペンス | CINRA

                                                            ヤン・シュヴァンクマイエル新作映画『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』が、晩夏から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。 寝る事だけが楽しみな中年の勤め人・エフジェン。ある日夢の中で出会った若くて美しい女・エフジェニエに再び会うため、彼は夢の操作法に関する本を探し出し、自らの意思で夢の世界に入っていく方法を見つける。仕事に行くふりをして毎日夢の中へ出掛けるエフジェンと、その行動を不審に思いはじめる妻のミラダ。夫の尾行を開始した妻は、やがて彼の儀式を目撃してしまう。 同作は、動く映像表現としてのシュルレアリスムを確立したチェコのアニメーション作家ヤン・シュヴァンクマイエルの5年ぶり新作。憂鬱な日常を脱出し現実と夢の世界の間を彷徨う男を、ブラックユーモアとともに描いたラブサスペンスだ。77歳を目前にしてもなおアートの最前線にたつ彼の新作には、「夢をみることが

                                                              ヤン・シュヴァンクマイエル5年ぶり新作は、夢の中を彷徨う男のラブサスペンス | CINRA
                                                            • 今さら人に聞けない、写真再入門 Vol.3 自分にとって相性の良いカメラとは? 本城直季に聞く写真表現と技術 | CINRA

                                                              今さら人に聞けない、写真再入門 Vol.3 自分にとって相性の良いカメラとは? 本城直季に聞く写真表現と技術 19世紀前半にヨーロッパで「写真」が産声をあげた当初、それは「見たまま」を写し取る驚きのテクノロジーとして、人々に迎えられたと想像できます。しかし、その歴史の初期からすでに、写真は「記録」を超えて個性あふれる「表現」を生み出していきました。そして新表現が生まれるそばには、常にそれらを誘発させた技術や技法の進化もありました。 そこで今回は、通称「シノゴ」と呼ばれる大判カメラを駆使して、風景をミニチュアのようにとらえた代表的シリーズ「Small Planet」などで知られる写真家の本城直季さんをゲストに迎え、写真における「表現」の側面に迫ります。 指南役は、東京都写真美術館で近代写真史を専門にする藤村里美学芸員。さらに、ワークショップなど教育普及を担当する武内厚子学芸員と、古典技法であ

                                                                今さら人に聞けない、写真再入門 Vol.3 自分にとって相性の良いカメラとは? 本城直季に聞く写真表現と技術 | CINRA
                                                              • 総務省も認めた27歳の異能クリエイター・落合陽一「CGに見飽きた現代人を驚かせたい」 | CINRA

                                                                CGの世界を現実で具現化する27歳 ものを宙に浮かせる。空中に絵を描く。見えない力で物体をコントロールする……。そんな光景をCGで見て、いまだに驚いている人間はいないだろう。画面は、現実と非現実の世界を根本的に切り離す。そして、現実の世界がこれまでと変わらない常識の上にあるという安心感を、僕たちに与えてくれる。 しかし、CGでしか起こらないような現象が、現実的に目の前で起こったらどうか? 8歳からCG制作に親しみ、画面の中の世界もたっぷり見てきた落合陽一は、それらを物理とコンピューターの力で具現化してきたメディアアーティストだ。 「今までCG上でしか実現できていなかったことが、現実の世界で、五感に届く形で起こったら、原理的な感動を巻き起こせるかもしれない」。そう語る27歳の青年は、世間から「現代の魔法使い」と呼ばれている。総務省による技術者支援制度「異能(Inno)vationプログラム」

                                                                  総務省も認めた27歳の異能クリエイター・落合陽一「CGに見飽きた現代人を驚かせたい」 | CINRA
                                                                • ビジネスとアートの違いを考えてみよう 遠山正道&東市篤憲対談 | CINRA

                                                                  ビジネスとアートは同じもの? 「違います」と答えるのは簡単だが、ちょっと立ち止まり考えてみよう。舞い降りたインスピレーションからビジョンを練り、「やらずにはいられない」想いを人々に届けるその道筋は、どちらの世界にも大切なもの。さらに時代は今、両者をかつてない形で接近させている? そこで、スープストックトーキョーなどを生み出した起業家でありながら、アーティストとしての個展歴もある遠山正道(スマイルズ)、初音ミク主演のオペラ公演『THE END』プロデュースなどで知られる東市篤憲(A4A)の両氏を迎え、このテーマについて語り合ってもらった。 ちなみに二人は、exonemo、川村真司(PARTY)+magma、西島大介、秋山具義など、ジャンルを超えた18組のクリエイターが「青リンゴ」をテーマに作品制作、展示するKIRIN Hard Cidre(キリン ハードシードル)『Green Apple M

                                                                    ビジネスとアートの違いを考えてみよう 遠山正道&東市篤憲対談 | CINRA
                                                                  • はてブのまとめ

                                                                    あのころのはてな 2005年 はてなブックマーク燃え尽き症候群 - Moleskin Diary 2.0 あるあるー 2006年 過疎板で見つけたすごい叙述トリック映像 めっちゃ面白かった。動画リンク切れてるので貼っとく。 音楽PV版◯◯◯◯センスだね。手が込んでるわ。 わからないか答え合わせしたかったら下記へ。 2006-06-24 - ひとり連合めろんうま mixi=ハムスターの回り車説 :Heartlogic[旧館] 今でいうはてなブログ 「会話はキャッチボール」の本当の意味 キャッチボールには目標がない。レスポンスしやすい中身のない会話をいかにするか。 2007年 ソーシャルブックマークが使いやすくなるタグの付け方7つのコツ*ホームページを作る人のネタ帳 ASCII.jp:100万のサイトを5つ作る、すごい引きこもり美人 (1/4)|古田雄介の“顔の見えるインターネット” ここで書

                                                                      はてブのまとめ
                                                                    • 美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん | CINRA

                                                                      世の中には星の数ほどの美術品が存在します。コンセプトがわかりやすいものから難解なものまで、アウトプットも二次元だったり、三次元だったりとさまざま。すべてを知るのは難しいけれど、少しでもヒントを得られれば、美術を楽しむスタートラインには立てるはず。美術の見方や面白さを、トラの親子と学んでいきましょう。 パピヨン本田(ぱぴよん ほんだ) 1995年生まれの作家。2021年5月よりTwitterに漫画をアップし始める。静けさや、岩をも砕くパワフルパンチ。セミをも超えた令和セミ、寿命が千年。亀は満点通信講座。よろしくお願いします。 パピヨン本田 (@papiyonhonda) / Twitter

                                                                        美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん | CINRA
                                                                      • 11ヶ月働いて1ヶ月休む会社 | 特集 | WEBデザイナー・音楽・編集…クリエイティブの求人 CINRA.JOB

                                                                        もし1ヶ月間仕事を休めたら、何をする? そんな夢のような話しが現実になったら……。きっと色々と想像してニヤけてしまうに違いない。しかし、それを夢で終わらせない「11ヶ月働いて1ヶ月休む会社」が実際にあると聞いた。しかも、誰もが知るビッグクライアントとも仕事をするデザインスタジオが、である。ワヴデザイン株式会社によるこの挑戦は「より良いデザインは、より充実した人生から」との信念から生まれた。大胆な長期休暇でメンバーの成長を促すと共に、会社のアイデンティティを示す試みでもあるこのプロジェクト。その真意を松本龍彦さんと中村和貴さんに聞いた。 (取材・文:内田伸一 撮影:菱沼勇夫) 1ヶ月休めるって本当ですか? ひと月の休暇を「インプット期間」に ワヴデザインは2006年設立。ウェブ、印刷物からモーショングラフィックまで幅広い制作を少数精鋭(現在12名)で手掛けるデザインスタジオだ。「デザインは時

                                                                        • アートとゴミの違いって? 高嶺格インタビュー | CINRA

                                                                          その美術家の名前「格」は、ものの「本質」を意味する言葉だ。高嶺格はしかし、高みから何かを説くよりも、生身の個人の目線から、人々が忘れがちな、または忘れたフリをしがちな問いをあぶり出す。2トンの粘土でつくったブサイクなジョージ・ブッシュに「God Bless America」を歌わせたり、在日韓国人の恋人から受けた問いへの葛藤を作品化したり。はたまた、英語が共通語の国際展であえて故郷の鹿児島弁(とエスペラント語!)を使った作品を発表したり。今回、横浜美術館で1月21日から3月20日まで開催される首都圏初の大規模な個展『高嶺格:とおくてよくみえない』は、美術館という存在そのものにも問いを投げかける展覧会になりそうだという。 (インタビュー・テキスト:内田伸一 撮影:小林宏彰) アートを観に行く美術館なのに「よくみえない」っていう ―今回の横浜美術館での個展は、「とおくてよくみえない」という謎め

                                                                            アートとゴミの違いって? 高嶺格インタビュー | CINRA
                                                                          • 坂本龍一 追悼連載vol.5:編曲家/演奏家としてのずば抜けた手腕。15の名曲&名演でたどる | CINRA

                                                                            坂本龍一が発表した数々の音楽作品を紐解く連載「追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代」(記事一覧はこちら)。第5回の書き手は、編・共著『カン大全~永遠の未来派』(2020年、ele-king books)をはじめとするさまざまな仕事で知られる音楽評論家の松山晋也。「編曲家/演奏家としての坂本龍一」に着目し、15の名曲&名演に加えて、矢野顕子『ごはんができたよ』(1980年)をとりあげてその卓越した手腕について執筆してもらった。 最初に告白しておくが、私は作曲家・坂本龍一の熱烈なファンだったことはない。よきリスナーでもなかったと思う。半世紀近くのキャリアで遺された膨大な数の作品のなかには、『千のナイフ』(1978年)や『B-2 UNIT』(1980年)をはじめ、愛聴したものは少なくないが、実際、心の底から感銘を受けたのは『async』(2017年)や『12』(2023年)など最晩年

                                                                              坂本龍一 追悼連載vol.5:編曲家/演奏家としてのずば抜けた手腕。15の名曲&名演でたどる | CINRA
                                                                            • 小山田圭吾と中村勇吾が谷川俊太郎を想う。長い人生どう生きる? | CINRA

                                                                              1952年のデビュー以来、詩作はもちろん、『鉄腕アトム』の主題歌やスヌーピーでお馴染みの『PEANUTS』の翻訳といった幅広い活動で、言葉の楽しさを伝えてきた谷川俊太郎。その創作と暮らしを紹介する『谷川俊太郎展』が東京オペラシティ アートギャラリーで開催中だ。 言葉があふれる展示室では、「私は背の低い禿頭の老人です」と始まる20行の詩『自己紹介』より抽出されたテーマを軸に、厳選した詩や、翻訳や音楽に関わる仕事、工具や写真などの身のまわりのもの、友人との手紙などを展示。谷川の死生観や家族観に触れながら、作品が日常生活の中から生まれていくことを発見していく。そして本展のまたひとつの目玉が、谷川の詩をもとに、コーネリアスの小山田圭吾が音楽を、インターフェイスデザイナーの中村勇吾が映像を手掛けた、谷川の詩の世界を全身で体験できる展示だ。 小山田と中村は、コーネリアスやMETAFIVEの活動、教育番

                                                                                小山田圭吾と中村勇吾が谷川俊太郎を想う。長い人生どう生きる? | CINRA
                                                                              • 大友良英が『いだてん』に感じた、今の時代に放送される必然性 | CINRA

                                                                                2019.08.13 Tue Sponsored by 『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 後編』、『GEKIBAN 2 -大友良英サウンドトラックアーカイブス-』 現在、絶賛放送中の『大河ドラマ「いだてん」』。オリンピックを背景に、明治から昭和までの時代を描く異色のドラマは、来年に迫る2020年の東京オリンピックとも共鳴して、「日本人はどこから来て、どこへ行くのか?」をスポーツを通して伝えようとしている。 そんな意欲作の劇伴を担当するのが、音楽家の大友良英。NHKでたくさんの楽曲を作ってきた大友は、すでに伝説ともいえる『連続テレビ小説「あまちゃん」』チームとともに、『いだてん』の音楽世界を作ろうとしている。感動の最終回に向けて、最後の作曲作業に打ち込む大友に話を聞いた。 宮藤官九郎に珍しく相談。『あまちゃん』“潮騒のメモリー”はこうして生まれた ―『大河ドラマ「いだてん

                                                                                  大友良英が『いだてん』に感じた、今の時代に放送される必然性 | CINRA
                                                                                • 小出祐介が問題提起、日本語ポップスにおける「歌詞の曖昧さ」 | CINRA

                                                                                  Base Ball Bearの小出祐介が、新レーベル「DGP RECORDS」の立ち上げを発表した一方で、制作パートナーに福岡晃子(元チャットモンチー)を迎えて別プロジェクト「マテリアルクラブ」をスタートさせた。「ソロでもなくバンドでもなくユニットでもなくグループでもない」とのことだが、「だとしたら、これは何なのか?」を探るインタビューを敢行。 ラップやスポークンワードが飛び交う実験的(でもポップ)な1stアルバム『マテリアルクラブ』に込められた、日本語ラップへの長年の片思いや、現在の日本の音楽シーンに対する問題提起について、小出祐介に語ってもらった。 日本だと、母体のバンドや活動がまず尊重されるし、リスナーもそこに主体性を見出して応援する。この構図を柔軟にしたいと思う。 —他のアーティストの作品への客演は別として、Base Ball Bearから離れたところで小出さんが作品を出すのって、

                                                                                    小出祐介が問題提起、日本語ポップスにおける「歌詞の曖昧さ」 | CINRA