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  • タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    原書を読んでいまして、御本を頂戴したにもかかわらず、読むのにちょっと時間がかかってしまいました。どうもありがとうございました。ブログ界で多彩な引き出しをもつ経済学者と知られるコーエンの本邦初登場の著作です。彼のブログや様々な雑誌での投稿などが本書の基礎になっています。テーマは金銭的なインセンティブという経済学が通常重視するもの以外に、人々の行動を規制する多様なインセンティヴ(文化的なもの、信条的なものなど)を含めて、会議の仕方、デートの方法、便器の上げ下げ、ソ連経済の破たんの原因、子どもの食器片付け、セックスが多いほど幸福感が増すのになぜ人は一生懸命にセックスに励まないのか、など様々なテーマを料理していきます。 コーエンのいくつかの専門論文や著作のエッセンスも巧みに導入されていて、コーエン経済学の入門としても最適でしょう。例えば 1 アメリカの美術館は寄付金で運用されているので、美術館は観

      タイラー・コーエン『インセンティブ』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    • Economics Lovers Live/entry - 「世論の動向で経済学の正当性を問うだとか・・・」

      このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。

      • Declining Labor Share | unrepresentative agent: blogging about economics

        NBER Reporter(NBERに所属する研究者が自分の最近の研究の内容をテクニカルになり過ぎないように説明している刊行物)でLoukas KarabarbounisとBrent Neimanが、労働分配率の低下について書いていた(リンク)のでメモしておく。 労働分配率というのはGDPのうちどの割合が労働者に(主に賃金として)分配されているかを示している。普通は2/3くらいと考えられている。この割合が安定しているというのは、マクロ経済における重要な事実のひとつと考えられてきた。モデルで言えば、代表的企業の生産関数にコブ・ダグラス型の生産関数を使う根拠となっている。 しかし、最近の研究では、この割合が低下してきていることが示されている。GDPにおける労働者の「取り分」が低下しているというのは、所得不平等の度合いが拡大しているという事実とも関連している。労働分配率が低下するということは、直

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        • 公立大学法人 高崎経済大学|Takasaki City University of Economics

          公立大学法人 高崎経済大学 〒370-0801 群馬県高崎市上並榎町1300番地 TEL 027-343-5417(代)

          • Davos leaders: Shinzo Abe on WW1 parallels, economics and women at work

            Global news & analysisExpert opinionFT App on Android & iOSFT Edit appFirstFT: the day's biggest stories20+ curated newslettersFollow topics & set alerts with myFTFT Videos & Podcasts20 monthly gift articles to shareLex: FT's flagship investment column15+ Premium newsletters by leading expertsFT Digital Edition: our digitised print editionWeekday Print EditionFT WeekendFT Digital EditionGlobal new

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            • 麻生総裁、消費税議論三年据え置きの「三年」の根拠、望ましい財政政策とは? 2008-09-23 - Economics Lovers Live

              麻生首相(予定)の演説要旨がロイターなどのネットで読めます。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33880120080922 久しぶりに、というかやっとというか、景気対策を全面に出した首相の誕生は素朴には嬉しいことです。やはり上げ潮派とか構造改革派の意見はどうみてもリフレは政治的には「いってるだけ」のものでしたので蜃気楼からようやく出たかのような気持ちは確かにします。 とはいってもこれも政治が額面と実態が違い、さらに実態と実効さえも違うという複雑怪奇なところがあるわけで、かの小泉政権後期における円安介入がかなりなリフレ効果を持ったことで日本経済は救われたことも事実です。 さて実効面はもちろんまだわかりませんし、実態面もこれからなのですが、少なくとも現時点の額面では麻生氏はなかなかいいことをいっています。 まず名目成長率

                麻生総裁、消費税議論三年据え置きの「三年」の根拠、望ましい財政政策とは? 2008-09-23 - Economics Lovers Live
              •  デフレは悪化でもシナリオ通り、正気なのか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                ガソリンの上昇が小遣いレジームを直撃しているオレ田中です。実感的には、高速自動車道のガソリンスタンドに列をなしてたころとあまりかわらない水準まできている今日この頃です。ちなみにあれ並ばれると通勤に使ってる人たちはかなり迷惑いたしますです、ハイ。 というわけで今日、発表された消費者物価指数ですが、CPIの総合指数が前年同月比マイナス0.2%であっても、「予想の範囲内」でこの点に関しては金利上げシナリオにいささかもぶれがない、むしろ問題なのは米国発サブプライムローン問題による株安懸念である、などという「市場」の一部プロと当局者の思惑には、本当にこの人たち、頭大丈夫? と率直なる気持ちを持たざるをえません。 しかもコアCPIもそうですが、実感レベルでもこんだけガソリン代上がってるのにデフレ進行とは、ガソリン関係除外すればもっとデフレ深刻じゃんか? という素朴な感覚どおり、食料(酒類を除く)及びエ

                   デフレは悪化でもシナリオ通り、正気なのか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                • 書評って大変だよ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                  山形HPから、http://cruel.org/other/rumors2008_1.html#item2008040901 書評は簡単なようでいて実に奥が深い。書評の価値を低評価するのは書いたことがないか、大したものが書けない人の戯言だと僕は思っている。僕が最初に書評の訓練とその難しさを知ったのは、30になって大学院にはいり、故高須賀義博先生の講義にでたのがきっかけだ。高須賀先生は僕らに「専門家になれば書評を書く機会があるのでいまのうちに練習しよう」と講義のうち一こまをその指導にあてた。いまでもそのときの思い出とアドバイスが僕の書評のベースである。故人に責任をかぶせるつもりではないが、僕の書評が辛口なのは高須賀先生の指導のたまものである 笑。 さて書評の難しさを最近感じていると以前のエントリーでも書いたが、改めて書評(学生の皆さんには感想文と読み直していただいても結構だし、以下はレポート

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                  • [経済]近刊予告! 奇跡的なコラボが実現。掛け値なしの名著 2010-06-04 - Economics Lovers Live

                    実は今日(金曜日)の昼間に、ふと天気のよさに誘われて母校に出かけてきました。そのときにリアルつぶやきをしにある方の研究室に伺った際に、この本『伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本』のゲラを拝読させていただきました。かん口令(笑)がひかれているので、いままで黙っていましたが、ついにアマゾンで予約が始まったようです。 ゲラを読んだ感想は、ともかくいままでにない経済学講義だということです。個性がこれだけ強いと同時に、それぞれの分野のトップランナーですので、どうなるか、と思ったのですが、これ宣伝でもなんでもなく、本当に独創的で、また挑発的で(ここがかなり)、また啓発的です。面白いので、そのままゲラ持ってきちゃおうかな、と思ったぐらいですから。 上念さんの本とともに、この二冊が旋風を起こすことは疑いないです! あー、早く読みたい やっぱ、持ち逃げしてくればよかった 笑 伝説の教授に学べ! 本当

                      [経済]近刊予告! 奇跡的なコラボが実現。掛け値なしの名著 2010-06-04 - Economics Lovers Live
                    • Economics According to Google - WSJ

                      News Corp is a global, diversified media and information services company focused on creating and distributing authoritative and engaging content and other products and services.

                        Economics According to Google - WSJ
                      • ポール・クルーグマン『自己組織化の経済学』とシェリング分離・融合モデル - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                        ちくま文庫からクルーグマンの『自己組織化の経済学』が復刊されていた。この小著は何回か読んだけれどもいまだに価値を失わない古典だろう。その中でも最も好きなのがクルーグマンによるシェリングの分離と融合モデルの解説である。あとで利用するかもしれないのでここでその部分を引用しておく。 クルーグマンはトマス・シェリングの『ミクロ的動機とマクロ的行動』の中の分離と融合モデルを扱った章を紹介している。ここでいう分離と融合とは、人が住居を選択するときに、隣人の存在を非常に重視することが、人々の棲み分けのパターン(分離と融合)に影響を与えるということである。クルーグマンによれば、シェリングのモデルが示した自明ではない二つの点がある。 「第一に、隣人たちの肌の色や文化に対して、それほど好き嫌いが激しくなく、表面上は融合して暮らしているようにみえるが、その好き嫌いの微妙な違いが実際にはきわめてはっきりした分離に

                          ポール・クルーグマン『自己組織化の経済学』とシェリング分離・融合モデル - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                        • Greg Mankiw's Blog: Whither academic economics?

                          A grad student in economics emails me his dismay about the field: Prof. Mankiw, I'm an avid reader of your blog and let me be one among the thousands who have probably already told you that it rocks! I am doing my Masters in Economics here in the US and I recently went to a Graduate Economics Students Conference in my city. I sat through a whole day of paper presentations and the one thing that st

                          • いまだ金融危機は危険水域か? - Economics Lovers Live

                            http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/10/credit-crisis-indicators-worse.htmlとアンナ・シュワルツ氏の警告。 クレジット・スプレッド(のひとつTED spread:どんなものかはこのエントリーの後半を参照)をみてみると http://www.bloomberg.com/apps/quote?ticker=.TEDSP:IND ではまだ高水準の3.63。一時期の4.65という水準からは低下しているが通常ラインの0.5%に比べると、格段に信用リスクに直面している状況といえる。 これはアンナ・シュワルツ氏が指摘しているように「(資金の借り手への)信頼の喪失」のためにいまだ金融危機を乗り切っていない証拠なのか? ただし他方で(シュワルツが大恐慌期に金融危機と大恐慌の接続点として注目した)マネーサプライをみると急激な縮小と

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                            • naked capitalism: Finance, economics, politics, power

                              2:00PM Water Cooler 5/23/2024 - 05/23/2024 - Lambert Strether Masks Work, Our Comprehensive Review Has Found - 05/23/2024 - Yves Smith Links 5/23/2024 - 05/23/2024 - Lambert Strether Satyajit Das: The Economic Costs of Modern War - 05/23/2024 - Yves Smith Why Corporations Choose Lawlessness to Fight Unions - 05/23/2024 - Yves Smith Collapse of the Thwaites Glacier Has Accelerated - 05/23/2024 - Yv

                              • 若田部昌澄の人と仕事 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                この草稿は、石橋湛山賞を若田部昌澄さんが受賞したのを機会に『自由思想』という雑誌に書いたものです。以前、その一部をブログでも掲載しましたが、今回は日銀副総裁就任を機会にして、草稿全文を掲載します。これ以後の評価については人柄への信頼は変わらないどころか増えるだけです。もっとも個人的に信頼できるリフレ派のひとりです。繰り返しますが、日銀副総裁の職務は、外野ではわからない苦労もあるでしょうが、ぜひ勤めを果たされることを期待します。 若田部昌澄さんの人と仕事 田中秀臣 1 はじめに 「日本経済が実際にどういう状態にあるのか、あるいは病態にあるのかという臨床的研究」には、「少なくとも10年の経験が必要」だ、とかって高橋亀吉は語った 。日本の実践的なエコノミストの第一人者であり、そのパイオニアであった人物の言葉として、独自の重みを持っている。僕の記憶が間違いでなければ、若田部昌澄さんの今回の受賞対象

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                                • [シネマ] コミュニストはSEXがお上手? - Economics Lovers Live

                                  一昨日、試写会に招待していただき鑑賞。観たところはいまから20年前に職場だったところとちょうど道を挟んで真向かいの映画美学校。あんなに近くで何年か働いていたのに建物の中には入ったことはなかったので物珍しい。映画も非常に珍しいセックスを題材にしたドキュメンタリーの秀作。東西ドイツの統一で、いままで神秘のペールであった東ドイツのセックス事情が明らかに。しかも東ドイツの方がどうもセックスが偉くうまく、女性の満足度は異常に高く(オルガスム到達率85%)、しかもペニスも西よりも6mm長いという。これはどういった理由なのか? マルクス主義に即した社会的教育の成果なのか、はたまた経済的な制約が生み出したものなのか(女性の職場進出による騎上位かつ女性上位の交際慣習の成立など)、そもそも西ドイツの方がセックス市場が非効率的なのではないか、などなどいろんな角度から、東西ドイツのセックス事情を描いていて、時間も

                                  • ジョン・B・テイラー、いってることが分裂? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                    学会の例会も近いし、さらにお小遣いが枯渇(メビウスの資料買い過ぎ)してるので、とてもテイラー講演会の3万円(だっけ?)を払う余力なし。大学の研究費も申請期間終了してたし。しかしリフレ派の多くが講演会に突入したというのでそのルポを楽しみにしていた。が……。 twitterのタイムラインに流れてくるリフレ派諸氏の感想を読んでいると、最初だけまともなことをテイラーはいってるのに、日本のことになると明らかに自説と矛盾することをしゃべりまくり、高橋暗黒卿と渡辺議員とミニ論争状態とのこと。ええ? テイラールールがいかにデフレではあんまし使えない代物だとはいえ、日本のデフレの現状をちょっと甘くみてない? おまけにいまの日本の失業率が軽い?(過去最高水準なんすけど……)。などと少し驚いた。 もっと驚いたのが知り合いが質問にどんどん立ったらしいこと。おお、それは頼もしい。ところが、Twitterの複数の証言

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                                    • N.Y.Cityのまちかど - Economics with Wolf and Spices

                                      「狼と香辛料で学ぶ経済学」ということで、ライトノベル「狼と香辛料」の経済学解説に挑戦。 なお、あらかじめ断わっておきますが、私は経済学が専門なわけでもなんでもありませんので、間違いがある可能性もあります。お気づきになった点については、ご指導いただければ幸いです。 気まぐれに書き進み次第、更新、追加の予定。 Economics with Wolf and Spices第1巻商人とはなにか[p.17] 先物買い(先物取引)[p.24][p.113] 領主と税[p.27] 売掛債権[p.29] 為替[p.80,81] 船舶[p.114] 狼と香辛料の主人公ロレンスの職業は行商人です。 特定の店舗を持たず、荷馬車等を利用して移動しながら商いをする商人が行商人ですが、ではそもそも商人とはなんなのでしょうか。 大雑把にいって、商人とは「手持ちの商品を引き渡し、その対価を受け取る」事を仕事とする人を指し

                                      • ウォールストリート・ジャーナルのおしゃれな?世界危機マップ - Economics Lovers Live 2008-10-15

                                        おしゃれな?世界危機マップ:http://online.wsj.com/article/SB122385811355227445.html#articleTabs_interactive%26articleTabs%3Dinteractive(記事の左の世界地図か上のinteractiveをクリック) 今回の世界金融危機(たぶんこの後には世界的「ふつうの不況」+日本へタレが来る)で最もすごいなあ、と思うのはその膨大な情報量とさまざまな人たちの解釈・コメントの山。特に世界中の経済の情報がネットでほぼフォローできてしまうのがすごい。これはもちろん20年代、30年代のひとたちが物凄いコストをかけなければ実現できなかったことを瞬時にやってしまっていることでもありますよね。 そんな妙なところに感心しつつも、経済ブログのEconbroser経由で知った以下のWSJの記事に搭載されてた世界危機マップはい

                                          ウォールストリート・ジャーナルのおしゃれな?世界危機マップ - Economics Lovers Live 2008-10-15
                                        • Economics Lovers Live - 門倉貴史『ワーキングプア』

                                          読了。素朴な感想としてはなんでこんなに次々と本がでるのかすごいことだと思う。ここで「ワーキングプア」とは働いていても生活保護水準から抜け出せない人たちのことである。本書ではこの「ワーキングプア」が若年層の同一年齢層内の所得格差(非正社員増加などが理由)が拡大することを主因に、次第に日本社会の不安定要因になることに警鐘を鳴らしている。 ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書) 作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/11/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (94件) を見る ニート論や景気回復効果への判定などは僕とは少し異なる見解だがw、それでも本書はこの特に若年層の雇用問題を考える際の参考になるだろう。ところでいまブランシャールが書いたヨーロッパの失業問題についてのペーパーを読んでいるのだが、低インフレ

                                          • ティエリ・グルンステン『マンガのシステム』と日本のマンガ批評の現状 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                            日曜の研究会で原正人さんが持参した待望の翻訳。僕は英語版を持ってて少し読んだけど挫折。この翻訳はやはり待望のものでしょう。以下はあるmixi日記に書きこんだコメントをほぼそのまま再録したもの。この本はたぶんいまの日本のマンガ批評の文脈ではなく、それこそ稲葉振一郎さんや僕のようにマンガやマンガ批評を少しは読んでて、なおかつ(モデル自分で組まなくてもw)最適制御理論を実際に解いたことがある人がよくわかる本ではないか、という気がする。その理由も少しだけ下に書きました。 以下、mixiから引用した僕のコメント(一部ブログ用に修正) 昨日一気に読んだけど、英語版は途中で挫折。しかしこの日本語版は非常にわかりやすく読めました。野田さんに感謝。で、この本は記号論的な用語を連発しているけど、僕は一種の制御工学のアイディアで一貫した本ではないかと思う。工学系や経済学では標準の最適制御理論と発想が完全に一緒で

                                              ティエリ・グルンステン『マンガのシステム』と日本のマンガ批評の現状 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                            • [経済]鈴木亘『だまされないための年金・医療・介護入門』 - 2009-02-03 - Economics Lovers Live

                                              鈴木先生から献本いただきました。いままでお会いしたことがないのですが、ご高著をいただきまして驚くとともに大変あり難く思います。どうもありがとうございます。副題は「社会保障改革の正しい見方・考え方」とあります。 本日頂いたばかりでまだ目を通していませんが、概要は鈴木先生のブログでも紹介されています。 http://blogs.yahoo.co.jp/kqsmr859/23170323.html 以下では同封してありました、鈴木先生の本書の執筆動機をまとめた文章を抜粋して紹介させていただきます。 マクロ経済政策の分野では、構造改革への反動や昨今の金融危機から、経済学者への根拠なき批判が続き、最近は「懺悔の書」まで出回る状況ですが、社会保障分野も負けていません。 社会保障国民会議や社会保障審議会といった権威ある場でも、市場原理主義・新自由主義などという藁人形のレッテルで経済学的な政策が否定され、

                                                [経済]鈴木亘『だまされないための年金・医療・介護入門』 - 2009-02-03 - Economics Lovers Live
                                              • 2010-03-10 - Economics Lovers Live 高橋洋一『日本経済「ひとり負け!」』

                                                日本経済、ひとり負け、まさにその通りだろう。本書の前半は日本経済ひとり負けの根源である、需給ギャップの存在=35兆円規模の存在とそれによるデフレ不況の克服が大前提であることが明記されている。そのためには財政政策と金融政策を組み合わせて行うべき事が解かれていて、相変わらず明解である。このブログでも何度も話題にしているが、日本銀行のガバナンス、これが一種の構造問題、あるいは公務員制度改革の一貫として考えるべきだ、という高橋さんの指摘はいいと思う。デフレバイアスのかかった日本銀行の政策スタンスを正すには、日本銀行法改正が避けて通れない。 ここらへんの話題はこのブログの読者にとってはおなじみなので、その最新の整理として読まれるといいと思う。さらに本書は基本的に語り下ろしの性格なので、読みやすく高橋さんのリアルな肉声に近い感じだ。特に読んでて面白かったのは、デフレが格差問題の本質である、というところ

                                                  2010-03-10 - Economics Lovers Live 高橋洋一『日本経済「ひとり負け!」』
                                                • 不況のときに育つと努力より運を信じるようになる? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                  すでに内外ともに話題になっているのが以下の論文 Growing Up in a Recession: Beliefs and the Macroeconomy http://ftp.iza.org/dp4365.pdf 要約しかみてないけど、不況期に若い時代をすごした人は、好況期にそうであった人よりも、人生の成功が努力よりも運によると信じ、政府の再分配を頼みにし、さらにあんまり社会制度を信頼しない、ということだそうです。しかもこの不況のメンタルに与えた影響はかなり継続するとのこと。

                                                    不況のときに育つと努力より運を信じるようになる? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                  • Representative Agent Model versus Heterogeneous Agent Model - unrepresentative agent: blogging about economics

                                                    「正しい」モデルは存在しない。コンピューターの発達によってこれまでは考えもできなかった複雑なモデルが解けるようになったとはいえ、現在の技術的制約の元で僕らができるのは、せいぜい、現実の中で重要と思われる要素だけを取り出して、それらをうまく取り込んだシンプルなモデルを作り、それらの要素がどのように相互に関連しているかをシンプルなモデルで明確にすることくらいである。 このような状況下で重要な質問は、何が「はずすことのできない」重要な仮定かということである。1970年代以降、ルーカスらの貢献によって、実行されている政策を考慮に入れた上で消費や投資に対する決定を行う消費者や投資家の行動をきちんとモデル化しないと、政策が変更されたときに消費者や投資家の行動がどのように変わるかについてうまく予想することができないことが認識された。この認識が共有されたによって、いわゆる現在のDSGEモデルにつながる「最

                                                    • 阿部重夫FACTA編集長の白川方明『現代の金融政策』書評 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                      するどい読み。白川氏の本の読解としては最も本質を突いたものに現行ではなっているでしょう。 日銀新総裁・白川方明氏の新著を真剣に書評する http://facta.co.jp/blog/archives/20080409000651.html :量的緩和が奏功して「デフレ・スパイラルは生じなかった」という結論は是としても、では、デフレから日本は脱却できていたのか、という本質的かつ喫緊の問いに本書は解を与えていない。上方バイアスなど「デフレの糊代」を否定し、物価上昇率0〜2%の下限を目標としたかに見える福井日銀のレールを、白川氏も踏襲するのだろうか。 答えは本文でなく、巻末の引用文献にある。伊藤教授ら日本のターゲット論者の主要論文はほとんど挙げられていない。海外の文献はバーナンキFRB議長やウッドフォードらターゲット論者のものまで満遍なく網羅されているが、辛らつに日銀を批判したプリンストン大学

                                                        阿部重夫FACTA編集長の白川方明『現代の金融政策』書評 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                      • Economics Lovers Live/entry:わかったべ じゃない

                                                        このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。

                                                        • ノーベル経済学賞、実証分析が有力か Global Economics Trends 経済解説部 高橋元気 - 日本経済新聞

                                                          スウェーデン王立科学アカデミーは12日に2020年のノーベル経済学賞を発表する。日本経済新聞が国内外で活躍する経済学者にアンケートしたところ、今年はデータを用いて個人や企業の行動を読み解く実証分析からの受賞が有力のようだ。「ミクロ計量経済学」とも呼ばれる実証研究は近年、ビジネスや政策への応用が進んでいる。データ分析が経済学の中に占める比重はますます大きくなりそうだ。最低賃金や教育の効果を測る

                                                            ノーベル経済学賞、実証分析が有力か Global Economics Trends 経済解説部 高橋元気 - 日本経済新聞
                                                          • 僕が噂で聞く一知半解な人 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                            いつも頂く『Voice』12月号。ありがとうございます。しかし今回の号も充実ですねえ。 ところでとりあえず山形浩生さんの「クルーグマンの景気回復策」。 「そしてインフレターゲット論を口を極めて罵っている一知半解な論者が、ブログで実質金利をマイナスにすべきだと得意げに主張したりする姿も見られる。クルーグマンは基本的に正しいのだ」 とあります。誰なんでしょうか、一知半解の論者って。まあ、それは山形さんにおまかせしましょう。 (補遺)つうかわざわざ実名だしてもせんないことだしねw Voice (ボイス) 2008年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: PHPソフトウェア・グループ発売日: 2008/11/10メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る ここでは僕が噂で聞いた一知半解の話をします。 いまの日本は自然利子率がマイナスである(貯蓄超過、過剰債務状態)。

                                                              僕が噂で聞く一知半解な人 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                            • 古い日銀に戻った方がいい人たちがそれなりに多いのはなぜか?:リーク(地ならし)問題異聞 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                              古い日銀のひとつのパターンは、リーク問題がある。これについて簡単にメモ書きをしよう。個人的にはこのリーク問題を重視してすでに20数年経過する。黒田日銀では、詳細な政策のなかみが事前に漏れることはほとんどなかった。だが植田日銀はそれを手段として利用しているし、また政府はそれを放任している。昔の日銀も金利とリークの二つの手段で、古い日銀なりの「物価安定」と「金融システムの安定」のふたつの目的を果たそうとしていた。その昔の状態に戻ったというわけだ。だが、古い日銀の「物価安定」とは、デフレ安定であり、「金融システムの安定」は金融市場で日銀に近い勢力を保護するということだった。そこには日本経済や日本で生活する人たちのことは発想外にあった。 さて植田日銀のリークは今回は、おはよう寺ちゃんでも時系列的に発言してきたが、だいたい2月29日(木)、3月1日(金)あたりで「日銀は三月の政策決定会合でマイナス金

                                                                古い日銀に戻った方がいい人たちがそれなりに多いのはなぜか?:リーク(地ならし)問題異聞 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                              • 感染期の“戦時”経済の政策基準と戦争経済との相違:メモ書き - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                twitterで書いたことをそのまままとめたもの。 政策効果の判定基準が、感染期は少し工夫する必要があると思ってます。 単純にGDPの落ち込みを防ぐことだけに注目するのではなく、1)感染被害の死者数、2)失業者数、3)倒産件数、4)躁うつ病、DV、児童虐待などの動向、の方が相対的に重要になると思ってます。 これらの方が生産・消費動向をみるよりも重要かと思います。感染期の経済政策の目的は、単純化すると、感染前とかわらない状況で生き抜くことです。経済学の従来の思考にはない発想ですね。仕事がなくとも職を失わない、お客がこなくても倒産しない、コロナ危機で心も肉体もできるだけ「死なない」こと。 これらの政策判断基準は、僕自身よくIMFの戦時経済ブログを引用してますが、本当の戦争経済とは違うと思ってます。まず戦争経済だと投資・生産が活発で(消費は抑制)GDP自体は当初上昇し、そして完全雇用が成立して、

                                                                  感染期の“戦時”経済の政策基準と戦争経済との相違:メモ書き - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                • 受験のシンデレラ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                  マッドサイエンティスト仲間(?)の和田秀樹監督による恵まれない境遇にある中卒少女に東大受験を導く、ガンで死を宣告されたカリスマ講師の二人三脚+浅田美代子の圧倒的にダメ母のほとんど三人芝居の映画。 なんとなく見る前から感じてたが、これは僕が10年前にいまの大学で、大学院受験を指導しはじめた頃にいってたり、やってたことをそのまま再現している。暗記+よけいな智恵を働かせるな=わからない問題はさっさと解答をみる、という「頭の悪い、だが確実性のあるやり方」が展開されていて僕には支持できる。 例えばある問題を与えて、ヒントだけを与えて(与えたつもりになって)答えを誘導するやり方は、頭のいい講師によく採用されるやり口だ。生徒に「自ら考えさせる」方法だという認識なんだろう。僕はこういうやり方をする講師や教員には生理的に拒否反応がある。 映画を見た人はわかると思うが、こういう講師・教員のやり口は『実録連合赤

                                                                    受験のシンデレラ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                  • 日本語の勉強ガイド - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                    掲示板やブログ、そして『ブルータス』などの発言や経済論を解釈する際に重要なのは、すでにブックガイドで指摘したように、論理的推論とちょっとした事実の分析力でした。もちろんその基礎には日本語の文章理解みたいな素養が必要でしょう。ちなみに文章理解と日本語をうまく書く能力は全然違いますし、また読書能力ともずれると思います。例えば小説を読んだり書いたりすることと、論説文を理解する能力とは異なるでしょう。これも10年前にいまの大学で中学2年生前後の英語レベルの学生さんたちを大学院進学指導(W大院に行った人や、あと最終的に税理士になった人もいた)したときに、「ああ、もう少し時間があれば日本語の勉強もしたのになあ」と思った際に、念頭においてたテキストを紹介。 仮に小学生4,5年生レベルの日本語能力であるならば(実際にそのレベルの人は大学生でもかなり多い。ためしに小学生の問題集をどれかやってみればすぐに自分

                                                                    • Quantitative Economics with Julia

                                                                      This website presents a set of lectures on quantitative economic modeling, designed and written by Jesse Perla, Thomas J. Sargent and John Stachurski. The language instruction is Julia. This is one of a series of lectures by QuantEcon. Last compiled: (view commits)

                                                                        Quantitative Economics with Julia
                                                                      • 米国、マイナスの実質利子率へ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                        マンキュー先生のブログ経由。グラフは以下のセントルイス連銀のグラフ生成サイトから作成可能。 https://research.stlouisfed.org/fred2/fredgraph 日本が財金分離論なる政争用仮説+ゼロ金利は許せん という事実上のトンデモ日銀理論でウンコな議論を展開している中で、雇用統計も含めて米国経済の減速が一段とくっきりと。 日本銀行は金利上げに面子だけでこだわるあまりに数ヶ月前から判断停止状態。この組織の理屈でいえば、現状の政争は渡りに舟。なぜなら判断停止状態を政治の責任にできるから。

                                                                          米国、マイナスの実質利子率へ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                        •  官僚(もしくは出身者)とのネット論争作法:試行版 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                          以下、戯言すぎた、誤解を招くなど御批判多く頂戴しました。確かにそうですね、反省します。削除するとまた御批判もあるでしょうから携帯アクセスや機種によっては非表示でしょうけれども(そのときはこの文章が反省の直接の表明になります)、以下斜線を付して戯言いいすぎたことの反省の意を表します。本のエントリーにまで斜線が入るので本の紹介部分は削除し、また注にも斜線が及びませんがそれはご容赦ください。 高橋@暗黒卿、bewaad自称中央官僚さん、そのほか官僚出身者のへんなおっさんたちとネットで論争したときの経験から導きだしたいくつかの戯言に、読んだり実際に関係者から聞いたりした『道路の権力』関連のネタを踏まえ、世界フィギュアスケートをみながら書いてみましたとさ。ちなみに僕は以下を守っているとはいえません。 (補)あ、一番重要なことを書くの忘れてたw 暗黒卿も、bewaadさんもそのほかもふだんと違う粘着ぶ

                                                                             官僚(もしくは出身者)とのネット論争作法:試行版 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                          • A New Way to Learn Economics

                                                                            A new online introductory economics curriculum features video interviews with eminent living economists, such as Thomas Piketty.Photograph by Fred Dufour / AFP / Getty With the new school year starting, there is good news for incoming students of economics—and anybody else who wants to learn about issues like inequality, globalization, and the most efficient ways to tackle climate change. A group

                                                                              A New Way to Learn Economics
                                                                            • Economics Lovers Live:ノーベル経済学賞予想(続き)とアルバート・ハーシュマン

                                                                              考えてみるとノーベル経済学賞もいろいろ問題を抱えているのは明白で、経済学の歴史に主義主張を超えて影響を与えた人たちの多くをいままで無視してきているのも事実ではないでしょうか。 特に旧世代に属するような人たちで、日本のブログ世界でもなじみ深い、コルナイ、ハーシュマン、マランボーなどは現時点でも十分受賞してもおかしくないでしょう。特にハーシュマンの「離脱ー発言モデル」は、一時期のミルトン・フリードマンに代表される市場の競争メカニズム(一例としての教育ヴァウチャー制)に対抗する原理の位置から、ハーシュマン自身も認めているが「離脱ー発言モデル」は市場の競争メカニズムと相互補完的なものとして近年では捉えられてきているだけに重要性がより増しているように思える。 離脱・発言・忠誠―企業・組織・国家における衰退への反応 (MINERVA人文・社会科学叢書) 作者: A.O.ハーシュマン,Albert O.

                                                                                Economics Lovers Live:ノーベル経済学賞予想(続き)とアルバート・ハーシュマン
                                                                              • Economics 2.0 = Psychohistory? : 404 Blog Not Found

                                                                                2006年02月15日15:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 Economics 2.0 = Psychohistory? ぎく。 The Foundation Series Isaac Asimov [邦訳: 銀河帝国興亡史] 提督の野望 海軍広報: 2006/2/15 誰のものと異常者ぶっちゃけていえば、その個人なり集団なり社会なりのパラメーターを具体的に測り、方程式化することができれば、アシモフの書いた「ファウンデーションシリーズ」の心理歴史学を構築することができます。確かにValue 2.0を巡る議論は、心理歴史学(Psycohistory)を多いに意識してはいますが、ある意味より過激かも知れません。というのか、この段階で.... 提督の野望 海軍広報: 2006/2/15 誰のものと異常者 ちなみに、心理歴史学は異常な能力-この場合は価値観-をもった人間が周囲を引

                                                                                  Economics 2.0 = Psychohistory? : 404 Blog Not Found
                                                                                • 田中秀臣『デフレ不況 日本銀行の大罪』(朝日新聞社)半月後に登場予定 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                                  新刊のお知らせです。いままで考えてみれば日本銀行の政策を厳しく批判していたものの、日本銀行の政策だけを中心にした本は一冊も書いていませんでした。自分としても考えてみれば不思議なことでした。近い内容のものとしてはバーナンキの本がありましたが。いずれにせよ、デフレ不況、そして日本銀行の政策を戦前から現在までの歴史的視野、リーマンショック後の世界経済、そして政府と日本銀行の政策との関連など、いくつかの視点から、自分としては最大限の努力で、日本銀行の経済政策を批判的に検討したと思っています。 早ければ再来週の金曜には首都圏の大型書店に並び、そしてそれから数日以内には全国で皆さんのお目にとまることでしょう。自分でいうのも恥ずかしいのですが、あえていわせてほしいのですが、いままで書いた政策論争関連の書籍の中では、自身の最高作だと自負しています。いろいろな方々から情報を得、また文章や構成もここ数作の経験