アプトポッド組み込みエンジニアの久保田です。 近年、ロボットやモビリティを動作させるためのプラットフォームとしてROSを採用することが多くなってきています。 通常、ROSは特定のUbuntuバージョンに対応したディストリビューションとしてリリースされていますので、ROSのディストリビューションを変更したい場合は、ホストOSも変更する必要があります。この制約を回避する方法として、Dockerというコンテナ技術を使う方法があります。Dockerを使えば、ホストOSを変更せず様々なROSディストリビューションを動かすことができるようになります。 また、Dockerの利用はホストOSのアップデートが難しいプラットフォームでROSを利用する際にも効果的です。例えば、当社で販売している車載向けエッジコンピュータEDGEPLANT T1はNVIDIA Jetson TX2を搭載していますが、Jetson