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2017年6月1日のブックマーク (3件)

  • スティーヴ・エリクソン「アムニジアスコープ」 翻訳:柴田元幸 - 本棚のすき間でつかまえて

    タイトル「アムニジアスコープ」、アムニジアとは記憶喪失とか健忘を意味し、スコープは視野とか範囲とか……、あと他には銃器の照準器という意味にも使われる。どの組み合わせが著者の意図したニュアンスに近いのかは解らないけれども、僕個人としては「過ぎ去ってしまい真偽が定かではなくなっていく曖昧な記憶としてでしか過去を留めておくことの出来ない人間が、いざ自らを振り返り、その人生を覗きこもうとしたときに自分の歩んだ道のりの不確かさに愕然とする話」なのだと思った。時が経つにつれて何かが抜け落ちて記憶が曖昧となっていく様を「アムニジア」と表現し、それを今現在にて思い返して(覗きこんで)いる視線を「スコープ」と表現しているのかなぁと思った……。人間はもともとの設定からして記憶を喪失しながら生きているのかもしれない。むしろ雑多な世の中ではそうとしか生きられない存在なのかもしれないと思わされた。 過去、現在、未来

    スティーヴ・エリクソン「アムニジアスコープ」 翻訳:柴田元幸 - 本棚のすき間でつかまえて
  • うつ病に関与のタンパク質特定 岡山理大グループ、マウスで実験 (山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

    岡山理科大理学部の橋川直也講師(分子生物学)、橋川成美准教授(薬理学)らのグループは、うつ病に特殊なタンパク質「HSP105」が関与していることをマウスを使った実験で明らかにした。既存の胃薬を投与すると症状が抑えられることも分かり、新たなうつ病の予防や治療法の開発につながる成果と期待される。論文が31日付の米科学誌電子版に掲載された。 グループは、体内の至る所に存在し、傷付いたタンパク質を修復したり、細胞を保護したりするタンパク質群が、うつ病に関わっているとみて研究。熱などのストレスによって増える「熱ショックタンパク質(HSP)」と呼ばれるタンパク質群で、他のマウスから攻撃を受けストレスでうつ状態になったマウスを使って関連性を調べた。 その結果、うつ状態のマウスでは多くの種類があるHSPのうち「105」というタイプが脳内の一部で減少していた。HSPを増やす働きを持つ胃薬を経口投与すると

    うつ病に関与のタンパク質特定 岡山理大グループ、マウスで実験 (山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
    q52464
    q52464 2017/06/01
    Hashikawa et al. 2017 Science Advances. 聞いた事無い雑誌だけれどもScience Groupの新興open access journalか。今年初IFが付くのかな。
  • ウルトラ怪獣のような不思議な格好の人々『ハイン地の果ての祭典』 - HONZ

    人文書のコーナーを歩いていたら、いきなりウルトラマンにでてくる怪獣のような格好をした人の写真が目に飛び込んできた。を手に取ると中にさらにインパクトの大きいユニークな写真がたくさんあったので、つい書を衝動買いしてしまった。 書は写真集ではない。ハインという失われた祭典のことを書いた民俗学のである。ハインという行事のことも興味深いが、それだけでなく50点を超える写真を眺めているだけで、十分に楽しめる1冊だと思う。『ナチュラル・ファッション』や『WILDER MAN』が好きな人にはきっと気に入ってもらえるだろう。言葉で説明するよりも、写真を観てもらったほうがはやいので、まずは写真をみてもらいたい。(提供:新評論) どの写真もハインに登場する「精霊」の姿を模したものである。一部のWEBメディアでは、これが成人式をうける若者が思い思いに着飾る装束であるかのように紹介されている。しかしそれは誤

    ウルトラ怪獣のような不思議な格好の人々『ハイン地の果ての祭典』 - HONZ
    q52464
    q52464 2017/06/01
    これ凄いなー。まあ、日本のナマハゲも外から見れば相当異様に見えると思うけど。