米国で中国脅威論の著作が増加、中国がピークアウトして焦るので危険との見方浮上 「中国の国力はピークを迎えていない」と異論も 対立する対中分析や戦略論。「予測不能な時代」を読み解く3つの教訓 「中国共産党は長期戦略を追求している」とする、いわゆる中国脅威論を唱える専門家たちの著作が増えてきた。 日本語に翻訳されていないもので思いつくだけでも、バイデン政権に官僚として加わったラッシュ・ドシの『The Long Game』や、ワシントン・ポスト紙のコラムニストであるジョッシュ・ロギンの『Chaos Under Heaven』、そして経済戦略研究所所長で日本を含む長年アジア経済を研究してきたクライド・プレストウィッツの『The World Turned Upside Down』の3冊の本がある。 そのような中で、「中国の国力はピークアウトしたが、焦った北京は対外的に冒険的になるからむしろ気をつけろ