ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (217)

  • 周庭(アグネス・チョウ)の無事を喜ぶ資格など私たちにあるのだろうか?

    <「香港の民主の女神」と呼ばれた周庭(アグネス・チョウ)さんの無事が確認され、現在はカナダに留学していることが分かった。安堵はするものの、かつての香港に手を差し伸べることができなかった私たちに、彼女の無事を喜ぶ資格などないのかもしれない> 香港の民主活動家をしていた周庭(アグネス・チョウ)さんが2年半ぶりにインスタグラムを更新し、自身の近況を報告した。現在はすでに香港を離れ、カナダに留学中だという。 周庭さんと言えば日メディアで「香港の民主の女神」とも称され、日人にとっては香港の民主化運動の象徴的存在だった。若い香港人女性が覚えたての日語を駆使しながら必死になって「香港の民主主義への支持」を訴える姿に、心打たれた人も少なくないだろう。 長らく消息不明となっていた彼女の無事が確認できて一安心......であるのは確かなのだが、近年の香港情勢を取材してきた私としては、現下の状況を素直に喜

    周庭(アグネス・チョウ)の無事を喜ぶ資格など私たちにあるのだろうか?
  • 警察すら動かない「日本の沈黙」が助長させた...「堕ちた帝国」の進むべき道とは?

    <業界、メディア、社会全体の長年にわたる沈黙がジャニー喜多川の犯罪を助長してきた。独立機関の設立や現体制の問題など、同じことが二度と繰り返されないための施策と覚悟について> 米音楽雑誌ビルボードの東京支局長を2020年まで12年余り務めていた私は、ジャニーズ事務所の亡霊が、ハゲワシか不吉な流星のように音楽業界に影を落とすのをつぶさに見てきた。 この国でなぜ一企業が音楽業界を、ひいてはエンターテインメント業界全体をこれほど強力に支配し得たのか。この問いを発するのが、外国人音楽ジャーナリストの務めだろう。そのためには業界全体の深部、そして1人の男の生の軌跡を見つめなければならない。 日音楽事情を知っている人なら誰でも、この国ではJポップがポップミュージックの主流で、その売り上げが圧倒的なシェアを占めることを知っている。 1950年代末に誕生し、80年代頃までに不動の地位を確立したこのジャン

    警察すら動かない「日本の沈黙」が助長させた...「堕ちた帝国」の進むべき道とは?
  • イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

    スターリンクが戦争の勝敗を決する可能性も(スペースX社のロケット「ファルコン9」、2020年)Orlando Sentinel/Getty Images <衛星通信サービス「スターリンク」は世界の命運を左右するポテンシャルを持つ画期的なもの。だけど、それが「特殊な一般人」イーロン・マスクの手に握られていていいの?> すみません、誰か10兆円貸してくれない? 買いたいものがあって、クレジットカードを切ってもいいんだけど、限度額を9兆9999億9950万円ほど超えてしまうんだ。 買いたいのは今話題の「スターリンク」。これは、小さなパラボラアンテナを設置し、ルーターにつなげるだけでインターネットへアクセスできる画期的な衛星通信システムだ。僕が買いたいのはアンテナとルーターのセットではない。それは(今半額セール中で!)3万6500円しかしない。自慢じゃないけど、限度額内の数字だ! そもそも、スター

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)
    qinmu
    qinmu 2023/09/10
    パックン氏。
  • 日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?

    <日には外国人観光客を楽しませる観光地は多い。だが超富裕層が「カネを落とせない」事態に陥っているのが現状だ> 日もついに「コロナ後」となったせいか、海外ミュージシャンのコンサートの波が押し寄せている。同時に仕事ではなく日に遊びに来る有名人も多く、京都や有名ラーメン店での写真などがSNSに載っている。有名外国人にとって日は、仕事の場としての経済大国だけでなく、遊びに来るのにも魅力的な国になってきたのかもしれない。 そんな様子を見ると皆さんは、日には外国人を楽しませる観光地や遊び場がたくさんあると思われるかもしれない。確かに神社仏閣は見どころが多いし、飲店のレベルも高く、ショッピングにも困らない。だが、私の知っている外国人観光客の多くは、観光地以外の遊び場が少ないと言う。特に大人が遊びに行く場所がない。 少し前まで日人の海外旅行はパッケージ旅行が中心で、朝から分単位で予定が詰め込

    日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?
    qinmu
    qinmu 2023/06/11
    石野シャハラン氏。《日本には外国人観光客を楽しませる観光地は多い。だが超富裕層が「カネを落とせない」事態に陥っているのが現状だ》
  • 「高い」「時代遅れ」 あれだけ騒がれた「メタバース」、早くもこんなに残念な状態に

    <三次元の仮想空間の中に入り込んだような感覚が味わえ、様々な活動が行えるメタバースに大きな可能性を見出した人や企業は多かったが......> 仮想空間で活動ができるメタバース。2021年にはフェイスブックが社名をメタに変えて大きな話題になったが、ここにきて失速している。 昨年11月から今年3月までの間に、メタ社は業績悪化で2万人以上をレイオフ(一時解雇)すると発表し、メタバース事業の現実を露呈した。メタバースに使うゴーグルのように仰々しいヘッドセットも売り上げが減少し、メタ社が提供するメタバース用アプリもユーザー数が伸びない。 さらにメタバース上で売買される土地の価格も90%ほど下落しているという。 米起業家らは、「アバターが時代遅れ」「ヘッドセットが高くて普及しない」と口をそろえ、メタバースを使う理由やビジネス化の道筋を見いだせないなどと語る。そもそもメタバースは独立した空間が点在してい

    「高い」「時代遅れ」 あれだけ騒がれた「メタバース」、早くもこんなに残念な状態に
  • 同じニューヨークで暮らした大江千里が、坂本龍一への追悼文を緊急寄稿「教授、また会う日まで」

    ニューヨークで演奏する坂(左、1998年2月)と大江(右、2016年7月)。80年代から縁が続いた PND RECORDS & MUSIC PUBLISHING INC., EBET ROBERTS/GETTY IMAGES <「教授」が愛車のボルボで迎えに来てくれた思い出から、3時間に及ぶLINEでの会話まで、大江千里が坂との思い出をつづった> インスタグラムを開くと、よく知っているアメリカのレコード会社の女性とヨーロッパのミュージシャンが哀悼の意を示していた。投稿には1952年1月17日―2023年3月28日とある。嫌な予感がして僕は画面を閉じた。ずっと心の隅で恐れていた。必死で目をそらそうとした。 この日、春の嵐の強い風が吹くニューヨーク・ブルックリンの屋外へスリッパのまま飛び出ると、少し日が長くなった空に白く丸い月が浮かぶ。目の縁がにわかに熱くなり、鼓動が激しくなる。 それは熱

    同じニューヨークで暮らした大江千里が、坂本龍一への追悼文を緊急寄稿「教授、また会う日まで」
    qinmu
    qinmu 2023/04/13
  • 「YMO第4の男」松武秀樹が語る、坂本龍一『千のナイフ』制作秘話

    機械と人が生み出すグルーブで世界が揺れた。写真中央奥が松武(1980年10月、ロンドンでのYMOのライブ) FIN COSTELLOーREDFERNS/GETTY IMAGES <YMO以前から親交のある松武秀樹が語った、伝説的バンドの音作りと若き坂龍一のテクノロジーへの洞察> 電子音楽の大家、冨田勲に師事して音作りを学び、坂龍一の初のソロアルバム『千のナイフ』(1978年)やイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の作品制作・ツアーに参加したシンセサイザープログラマー・作編曲家の松武秀樹。「第4のYMOメンバー」と呼ばれる松武に、坂との交流について誌・澤田知洋が聞いた。 ――坂さんとの初対面は? 格的に一緒に仕事を始めたのは『千のナイフ』だけど、初めて会ったのはその2~3年前。坂さんはスタジオミュージシャンとして歌手りりィさんのキーボーディストをやっていて、りりィさんのコ

    「YMO第4の男」松武秀樹が語る、坂本龍一『千のナイフ』制作秘話
    qinmu
    qinmu 2023/04/13
  • 「マスク着用社会」は非常にマズい...今すぐ外すべき、これだけの理由

    マスク着用がこのまま定着してしまったら、若者たちが担う未来の日社会は一体どうなってしまうのか> 日政府の新たな方針発表により、3月13日からついに正々堂々とマスクを着用せずに生活できる日々が戻ってきた。私は混み合った電車や病院など感染リスクの高い場所以外では、マスクをしないで過ごしている。 ところが、予想を上回る数の人々がマスク生活を続けている(13日の品川駅では約9割の人がマスクを着けていたという)。感染リスクのある場所だけでなく、周りに誰もいない道路を一人で歩いている人までマスクをしている。花粉症のせいかとも思ったが、どうやらそれだけが理由ではない。日で花粉症を持つ人は人口の約半分だし、花粉の飛ばない雨の日まで皆マスクをしているのだから。外国人の目には、日だけがコロナ感染の真っ最中のように見えるだろう。非常に奇異だ。一体どうしてまだマスクを着けているのか? 私は周囲の人々に、

    「マスク着用社会」は非常にマズい...今すぐ外すべき、これだけの理由
    qinmu
    qinmu 2023/04/07
  • 国産ロケットH3の打ち上げは「失敗」である

    固体ロケットブースターへの着火信号が出ず、打ち上げられなかったH3ロケット(JAXAのライブ中継動画から) <国産ロケットH3の打ち上げは「中止」か「失敗」か。共同通信記者が炎上しているが、同じことをアメリカ中国がやれば、どう表現するのか> 国産ロケット「H3」の打ち上げが、......と書き始めたところで、どのような言葉を続けるべきなのか、分からずにいる。というのも「中止」か「失敗」か、どちらの言葉で形容すべき事態なのか判然としないからだ。そう思って2月18日付の朝刊各紙の見出しを比べると、次のようになっていた。 <朝日新聞> 新型「H3」打ち上げ中止 <毎日新聞> H3発射直前で中止 <読売新聞> H3打ち上げ直前中止 <日経新聞> H3打ち上げ「中止」 <産経新聞> H3打ち上げ中止 <東京新聞> H3ロケット発射できず なるほど、世論の趨勢はすでに「中止」ということで片が付き始め

    国産ロケットH3の打ち上げは「失敗」である
    qinmu
    qinmu 2023/02/19
    フリーライター、西谷格氏。
  • ロシアはウクライナに全陸軍の97%を投入し、激しく損耗している──英国防相

    ロシア軍部隊は攻撃に失敗すると30両の装甲戦闘車両などを放棄して逃げた The Daily Unseen 2/YouTube <ロシアは陸軍を「ほぼ丸ごと」ウクライナに投入している。その人員と戦車が大幅に損耗しているとすればヨーロッパの安全保障に大きな影響がある、と英国防相は語った> イギリスのベン・ウォレス国防相は、ロシアウクライナに陸軍をほぼ丸ごと投入していると語った。 ウォレスは2月15日、NATO国防相会議に出席するため訪れていたベルギーのブリュッセルから、英BBCのラジオ番組「トゥデイ」に出演。「今やロシア陸軍の97%がウクライナに配備されていると推定している」と述べた。国防相会議にはNATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長も出席し、会議終了後に記者団に対して、ウクライナでの戦争によりNATOの軍事支出が増えており、加盟各国に国防費の増額を促したと語った。 ウォレスは「トゥ

    ロシアはウクライナに全陸軍の97%を投入し、激しく損耗している──英国防相
  • 「高齢者は集団自決」で爆笑するな

    <日人と日のメディアは、憎悪扇動がどんな恐ろしい効果をもたらすか、理解しているのか> 2023年1月11日ごろから、イェール大学アシスタント・プロフェッサーの成田悠輔氏が高齢化社会の解決のため「高齢者は集団自決すれば良い」という発言をしていたことが動画等で拡散され、SNS等で議論になっている。主に拡散されているのは2021年12月の『ABEMA Prime』の動画だが、その他YouTube番組や講演会でも複数回にわたって同様の発言をしていたことが分かっている。 「メタファー」では済まされない 「集団自決」という言葉を使ってはいるが、とりあえず多くの場合、成田氏は「世代交代」の文脈で、この言葉を過激な「メタファー」として用いている。一方、「自決」という言葉のイメージ通り社会福祉カットの文脈でも彼はこの言葉を用いることもあり、その境界は未分化だ。何年にもわたって高齢者の「集団自決」あるいは

    「高齢者は集団自決」で爆笑するな
  • 「声を上げずにはいられなかった」...コロナワクチンは安全か? 医師たちの本当の声

    <ワクチン接種に反対する声を「根拠なし」と切り捨ててよいのか。2つのニュースを受け、医師たちが語ったワクチンへの当の評価とは> 新型コロナの対策として、ワクチンの有効性が議論になっている。 新型コロナが蔓延して3年が過ぎたが、やっと昨年から徐々に経済活動や社会生活が再開されるようになった。そのきっかけはワクチン接種が社会の安寧をもたらしたという側面が大きい。一方で、日のウイルス学者や医師たちがワクチンの危険性に声を上げている。 現在繰り広げられるワクチンをめぐる議論は、推進派と否定派の間で平行線をたどり、ワクチンを打つべきかどうかの明確な答えを出せないでいる人は少なくないだろう。 日政府では、元ワクチン大臣の河野太郎デジタル相が「(新型コロナのワクチン接種に反対する)運動を行っている方々のほとんどは科学的に根拠のない話を繰り返している。デマを通じて接種を妨げるのは慎んでいただきたい」

    「声を上げずにはいられなかった」...コロナワクチンは安全か? 医師たちの本当の声
  • 「性別変更簡易化」スコットランドでレイプ犯が女性に性別変更

    女性をレイプした後に女性に性別変更し、女性刑務所に送られたアイラ・ブライソン(元アダム・グレアム、写真は性別変更前の姿) Police Scotland/Handout via REUTERS <トランスジェンダーの権利擁護のため性別変更を容易にする法案を進めるスコットランドで、2人の女性をレイプした男が裁判中に女性に性別変更するという珍事が> 時折、気味が悪いほどものごとが同じようなタイミングで起こることがある。たった今、イギリス政府はスコットランド自治政府による「性別変更手続き簡易化」法案と論争を繰り広げているところだ。 イギリス政府はスコットランド政府より「上位」におり、スコットランドのこの法案を阻害しているのだが、今のところイギリス政府がスコットランド人とスコットランド議会の意志を妨害していると捉えられ、論争は続いている。同時に、スコットランド政府は自身を思いやりある未来志向の政府

    「性別変更簡易化」スコットランドでレイプ犯が女性に性別変更
    qinmu
    qinmu 2023/02/10
  • もはや宮殿...ジェニファー・ロペスの4200万ドル豪邸、驚愕の内部映像が公開される

    <プライベートレイクに砂浜、12のバスルーム、30席が備えられた映像上映室まで。LAの高級住宅街ベルエアの豪邸が売りに出された> 昨年7月に俳優ベン・アフレックと結婚した歌手で女優のジェニファー・ロペスだが、彼女がロサンゼルスに所有する超豪邸が売りに出された。価格は4250万ドル。購入を検討している人は、まず公開された動画で、その贅を尽くした内部を確認してみてはいかがだろうか。 ■【動画】個人宅とは思えない豪華さと広大さ...ジェニファー・ロペス、4250万ドルの豪邸 この不動産が売りに出されたのは、ロペスが結婚してから6カ月後のこと。ウォールストリートジャーナルの報道によれば、ロサンゼルス有数の高級住宅街であるベルエアで売りに出されている不動産の中でも、最も高価な住宅の1つだという。 8エーカー(約3万平方メートル)の敷地に建つ建物の広さは約1万4000平方フィート(1300平方メートル

    もはや宮殿...ジェニファー・ロペスの4200万ドル豪邸、驚愕の内部映像が公開される
  • 逃げ道のない岩場でクマに襲われ、撃退した日本の登山者 衝撃映像が世界で話題に

    <埼玉県の山中で撮影された動画が世界中のネットユーザーに衝撃を与えている> 今月1日、埼玉県秩父郡小鹿野町の二子山西岳で下山中の男性がクマに襲われる事件が発生した。 岩稜帯を猛スピードで駆け降りてくるクマを目にした登山者の男性は悲鳴を上げ、パニック状態に陥ってしまう。噛み付こうとして飛び掛かってきたところを何とかかわすも、クマはすぐに体勢を立て直して再び岩をよじ登ってくる。大声で威嚇しながら何度か蹴落とすと、ようやくクマは茂みへと入っていった。 男性は、身につけていたアクションカメラ「GoPro HERO10」に記録された、手に汗握る死闘の一部始終をユーチューブチャンネル「Bear attacks climber - 登山者と熊」にアップロードした。5日に公開された動画は、19日の時点で200万を超す再生回数を記録。この映像は海外メディアやソーシャルメディア上でも広く拡散され、国内外問わず

    逃げ道のない岩場でクマに襲われ、撃退した日本の登山者 衝撃映像が世界で話題に
    qinmu
    qinmu 2022/10/20
  • 「地球平面説」が笑いごとではない理由

    <科学否定論の拡大を嘆く筆者が「地球平面説」信者の会議で試した科学を守るための方法とは> 科学関連の信じられないようなニュースが、連日メディアをにぎわせている。例えば、「全米22州で700人以上がはしかに感染」というニュース。予防接種は恩恵よりも害のほうが大きいと考える親が、子供に予防接種を受けさせないケースが増えているためだ。あるいは、一向に可決されない温暖化対策法案のニュース。これは気候と天気の違いも分からない政治家が大勢いることが一因となっている。 極め付きは、「地球は平面だ」と主張する「フラットアース論者」が増えていることだろう。 このように科学を軽視あるいは否定する風潮に危機感を覚えた科学者らが、2年前、世界600都市で「科学のための行進」を実施した。私の地元ボストンのデモでは、「冷静に批判的に考えろ」「科学がなければツイッターもなかった」「深刻な問題だからオタクも来た」など、ユ

    「地球平面説」が笑いごとではない理由
  • 死ぬために動員されるロシア新兵たち...「現場」は違法行為が溢れる無秩序状態に

    基地に出発するため、家族と別れを告げるロシア予備兵。彼を待つ運命は……(9月28日) REUTERS/Stringer <軍の人手不足を補うため部分動員に踏み切ったプーチンだが、秩序も装備も訓練も補給も失われ、新兵たちには「大砲の餌」になる「消耗品」としての運命が待つ> [ロンドン発]ウラジーミル・プーチン露大統領は30日、モスクワのクレムリンで上下両院議員らを前に演説し、占領するウクライナの東部ドネツク、ルハンスク、南部ザポリージャ、ヘルソン計4州(ウクライナ国土の約15%)の併合を宣言した。最大100万人を徴兵できる予備役動員を正当化し、エネルギー危機を悪化させ、米欧とウクライナを分断させる持久戦に持ち込む狙いがある。 ロシア国営通信社タス通信によると、4州で9月23~27日に行われたロシア編入を求める住民投票で「ドネツク人民共和国」は99.2%(投票率97.5%)、「ルハンスク人民

    死ぬために動員されるロシア新兵たち...「現場」は違法行為が溢れる無秩序状態に
  • ロシア警察、反戦詩人の肛門にダンベルで暴行

    <プーチン大統領の動員令に抗議する活動が各地で勢いを増すなか、活動家に対する警察の暴行は異常さを増すばかり> モスクワで開催された反戦を訴える詩の朗読会に参加したロシアの反体制活動家が、自宅で逮捕され、警官にレイプされ、殴られたと報じられた。 ロシアの独立系新聞ノバヤ・ガゼタ・ヨーロッパによると、警察は9月26日にモスクワのアパートを急襲し、詩人のアルテム・カマルディン(31)と恋人のアレクサンドラ・ポポワを逮捕した。 ある関係者は同紙に、警官は「カマルディンをひどく殴り、ダンベルを肛門に突き刺した」と語った。 カマルディンは警察に謝罪を強要され、その模様を撮影した動画が、ソーシャルメディアプラットフォーム「テレグラム」にアップされた。 ■動画を見る 動画の中で、カマルディンはこう語った。「昨日トリウムファルナヤ広場で言ったことについて、あらゆるロシア人の前で謝罪し、許しを請い、悔い改めま

    ロシア警察、反戦詩人の肛門にダンベルで暴行
    qinmu
    qinmu 2022/09/28
  • 治験中のがん新療法、18人全員の腫瘍が6ヶ月で消失 専門医「前代未聞」

    がん細胞が消えた...... 写真は、ヒト結腸がん細胞 NCI Center for Cancer Research/Urbain Weyemi, Christophe E. Redon, William M. Bonner <手術の必要もなく、薬の服用だけですべての患者が寛解に至った> アメリカで行われた小規模な臨床試験において、参加者全員のがんが消失する結果が確認された。研究に直接参加していないがん専門医も、「前代未聞」の効果だと述べ驚きをあらわにしている。 この臨床試験は、特定のタイプの直腸がんの患者を対象としたものだ。より多くの患者に適用するため現在も治験が続けられており、現在のところ18名に対して実施が完了している。治療薬のドスタリマブを従来よりも早い段階で投与したところ、これら18名において、投薬開始から6ヶ月後までに100%のケースで腫瘍が消失していることが確認された。 患者

    治験中のがん新療法、18人全員の腫瘍が6ヶ月で消失 専門医「前代未聞」
    qinmu
    qinmu 2022/06/16
  • 私は油断していた......「ずっと寝たきり」を警告された新型コロナ感染者の後遺症体験記

    今も重症化に苦しむ患者は世界中に多くいる(米オハイオ州、今年1月)Shannon Stapleton-REUTERS <ロシアウクライナ侵攻で新型コロナのパンデミックは忘れられ、「弱毒化」の情報から妙な安心感が広がっている。だが、この感染症は決して「ただの風邪」ではない。感染後2カ月経ってなお後遺症が残る記者の体験記> ウクライナ侵略や知床遊覧船の事故が紙面やタイムラインを埋めるようになってからというもの、すっかりコロナのニュースが霞んでしまった。別にウイルスが消えたわけでもないのに、コロナが収束しつつあるような錯覚すら覚える。実際、パンデミックが始まって以降、東京は3年ぶりに行動制限なしのゴールデンウィークを過ごすことになった。都内の感染者数は相変わらず数千人単位なのだが、それも見慣れてしまった。こうして世の中が「ウィズコロナ」へと舵を切りつつあるなか、私はコロナに感染した。感染から2

    私は油断していた......「ずっと寝たきり」を警告された新型コロナ感染者の後遺症体験記
    qinmu
    qinmu 2022/05/07