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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (6)

  • 「百姓から見た戦国大名」 - H-Yamaguchi.net

    いわゆる「網野史観」というのがある。2004年に亡くなった歴史学者網野善彦氏らが提唱した、権力者よりむしろ民衆に注目する歴史のとらえ方、とでもいえばいいだろうか。歴史学者の間ではいろいろな見方があるらしいが、現存するさまざまな資料と整合的なところがたくさんあるし、少なくとも素人である私の目から見れば、「えらい人々」の歴史よりよほど面白く説得力がある。 このは、網野史観にも似た「民衆からの視点」をもって戦国時代を見たもの、といえる。戦国時代というと、私たち素人はつい、合従連衡とか下克上とか、天下統一へ向けた武将たちのドラマとかロマンとかみたいなものばかり思い浮かべてしまう。その「陰」で民衆は泣いていたのでは、なんて想像する人も多いだろう。戦乱の世にあって、家族との平和な日々を夢見ながらも横暴で権勢欲旺盛な君主に駆り出され泣く泣く戦場へ、なんて今ふうに考えてしまいがちだが、とんでもない。そん

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  • H-yamaguchi.net:これはやっぱりスジちがいだと思う

    ライブドアに投資した株主たちが損害をこうむったという話が多く報じられてる。「被害」金額からいえば、フジテレビがその筆頭なんだろうか。まあ大きな会社はともかくとして、個人株主で悲惨な例が新聞なんかで報じられてたりするのをみると、なんともお気の毒だと思う。 思うんだけどさ。 気になったのは、2006年3月14日付朝日新聞に出ていた記事。タイトルは「ライブドア上場廃止 老後資金も投資、株主の悲痛な声」とある。気になる部分を引用しておく。 東京都内の無職女性(79)は昨年暮れ、証券会社の勧めでLD株を買い、1週間で100万円の利益が出た。さらなる値上がりを期待し、7000株を買い増した。 東京地検の家宅捜索後、眠れない日が続いた。2月に売って500万円の差損が出ると、蓄えがほとんどなくなった。同居している息子家族のために自宅をリフォームするつもりだったが、できなくなった。 パソコンは持たない。情報

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  • 生活保護のために「移民」とか離婚とか - H-Yamaguchi.net

    とある地方の小さな市でのこと。どことはいわないが、「先生」を「しぇんしぇい」と発音するあたり、ということで。この市、どうも他に比べて生活保護を受ける世帯の比率が高い、という。平成17年度版厚生労働白書によると、全国では 2003(平成15)年度には生活保護受給世帯数941千世帯、生活保護受給者数1,344千人、保護率(人口に対する生活保護受給者数の割合)10.5‰。 だそうだ。その市のホームページをみると、やや古いデータだがどうも総世帯数の10%近くになるらしい。すごい率。で、それはなぜか、というのが題。 どうも、その市の生活保護の条件が緩いらしくて、周辺から人が流れ込んでくるらしい。なんで緩いのかは知らないが、おそらく構造不況業種に従事する人たちを多く抱えたところだったからだろうと思う。生活保護を認定されれば、月に十数万円が給付されるから、それを求めて人が集まる。生活保護「移民」という

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    qpq 2006/03/08
  • 世界各国をジニ係数順に並べてみた - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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    qpq 2006/01/25
  • 責任は「足して100%」ではない、と思う - H-Yamaguchi.net

    よくある議論の流れはこう。まず問題が起きる。たとえばAがBに損害を負わせたとする。するとほぼ同時に「責任」論が浮上する。それも何種類も。 ・「Aが悪い。Aに責任がある」 ・「いやAにはCという黒幕がいる」 ・「この問題を所管する○○省には監督責任がある」 ・「この問題は小泉政権の政策がもたらしたひずみだ」 ・「Aは○○党の幹部にコネがある。きっと何かある」 ・「この問題に関するマスコミの取り上げ方が悪い」 ・「そもそもBの自己責任ではないか」 ・「これはアメリカの陰謀だ」 ・「昔はよかったのに、今の若い者はなっとらん」 ・「教育のせいだ。最近の学校はろくなことを教えない」 ・「Aはもうけすぎだ。この機会にもっとこらしめるべきだ」 ・「世の中にはもっと厳しい状況の人がいる。それをさしおいてBを助けるのはおかしい」 他にもあるかもしれないが、まあこのへんで。よくこれだけあるものだ。何が起きても

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    qpq 2006/01/23
  • 「合理的な豚」を説明してみる - H-Yamaguchi.net

    知っている人は知っているだろうが、ゲーム理論に「合理的な豚」というモデルがある。McMillanの「Games, Strategies and Managers」というに出てくるもの。これを人に説明するための練習をここでやってみる。知ってるぞという方は、おかしな説明があったらご指摘いただければ。知らないぞという方は、これを読んでわかるかどうか試していただければ。わからない人に説明してわからせるのが目的なので、これを読んでわからなければ、私の「負け」ということ。 「合理的な豚」は、簡単にいえば2頭の豚がエサを争う競争ゲームだ。得をするためにどういう戦略をとればいいかが問題になる。 まずは以下の図をご覧いただきたい。別のところで使ったものの使い回しなので「見たことあるぞ」という方もいるかもしれないが。 まずはスライドの下にある豚の絵の説明。大きな檻の中に、大きい豚と小さい豚の2頭がいるとする

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    qpq 2006/01/09
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